移動手段で見るFCmmの選手紹介(2023)
先日から関東2部の展望やレビューを開始したのですが、その中に「mmの選手紹介してください」と、mmの選手からリプが来てました。
FCmm。そう、私も所属する、関東フットサルリーグ2部のチーム。その選手紹介を依頼されたのです。
とは言え、普通の選手紹介をすると、どうにもその選手の特徴に触れざるを得ません。そうなると、優勝を目指すチームとして、自分たちから情報を公開してしまうことにもなってしまいます。それはちょっと賢くありません。
ただ、あまり当たり障りないことを書いても変わり映えしないな…とも思いつつ。この二律背反を解決する策を、一つ考えつきました。
突然ですが、みなさんは社会人フットサルで最も重要な要素はなんだと思いますか？戦術の豊富さ？ガタイの良さ？シュートの上手さ？確かに大事ですよね。
しかし、最も重要な要素は「いかにして会場に向かい、そして帰るか」です。
社会人フットサルは常に私生活との折り合いの付け方に迫られています。一方、関東2部は別名北関東リーグと呼ばれるほど移動の激しいリーグ。南は藤沢から北は栃木県まで、果てしない移動の果てにフットサルをします。その上、フットサルをした次の日には仕事。とてつもないタフガイが集まる魔境、それが関東リーグなのです。
そうなると、フットサル会場への移動をいかに円滑に、スムーズに行うかは重要です。フットサルと生活という異世界を繋ぐガリバートンネル、それが移動なのです。そこで今回は、この社会人フットサルのまさに生命線、移動手段から、選手を紹介するという新たな試みに挑戦していきたいと思います。
選手兼監督 #23冨田竜志(トミーさん)
手段:不明
始めといてあれなんですが、私はプレシーズンからチームを離れており、新加入選手については初っ端から不明です。これはもう、企画倒れと言っても過言ではありませんが、そんなことは気にしません。個人的には真っ黒なセダンとかで会場に乗り付けてほしいなと思っています。
今季、選手兼監督を務めるのが、こちらのトミーさんです。チーム内では「ジョナ」の愛称で親しまれています。理由は、この方、南米にルーツがある方なんですね。
ですから、ノリも非常に南米です。練習前は必ず全員と手を合わせ、心を通わせます。たまに誰にしたか忘れて2周するほど、心を通わせてくださるのです。
実はトミーさんは、mmに元々所属されていて、千葉県二連覇を知っている方でもあります。そういう方が加入してくださるのは、本当に心強いことです。今季はトミーさんの元で、mmは優勝を目指します。
どうぞよろしくお願いします。
主将 #95柳本瑛彦(やぎさん)
手段:自家用車
今季、主将を務めるのがこの方、柳本さんです。やぎもとと読むので、やぎさんと言われていますね。
移動には、ご自身の車を使われています。ただ、運転が非常に下手なことでも有名で、特にスピードの制御が全くできていません。ブレーキでガックンガックンなることもしばしば。ゴレイロなんですが、こんなのに任せていて大丈夫なのだろうか…と思わずにはいられない、ハラハラドキドキの状態で会場に来られます。
実は私と同じ東大さんぱち先生というチーム出身で、私も在学中から非常にお世話になった方でもあります。主将を務めるのは今年から。昇格して、いいシーズンにしてもらいたいところです。
#5吉田崇将(のぶ)
手段:不明
こちらも新加入選手。私はほぼ会ったことがなく、紹介できることが特にありません。ただ、個人的には原チャリとかで練習に来て欲しい顔をしています。
私と同級生ということで、お話するのをとても楽しみにしています。LINEを見る限り、お仕事も忙しそうで、お仕事とフットサルという社会人フットサルの醍醐味をぜひ味わい尽くしてほしいと思っています。
#6松本皇陽(こうようさん)
手段:自家用車
ここ数年のmmを象徴する選手で、mmとそれなりに対戦したことのある方なら知らない人はいないのではないでしょうか。とにかく構成する要素が全体的に理不尽から成り立っており、「常識外」「意味不明」「ほぼ動物」「前世は多分ヒグマか何か」などなど、言われようの酷いmmの主軸です。
彼を上手く活かせれば普通に優勝できると思うのですが、一方でそれは人類には早すぎた注文なようにも思えるほど、底の見えない選手。今季も爆発力に期待したいところです。
そんなこうようさんなのですが、mmでは数少ない優しい常識人として、よく私のようなスタッフを会場まで送迎してくださいます。運転も非常に上手くて、何度も助手席で寝てしまうレベル。やはりスポーツと生活を切り分けられる人間こそが、社会人アスリートとして手本となることを、こうようさんはmmに示し続けてくださっています。彼のためにも、今季はなんとか結果を出したいところです。
#8高野浩二(こうじさん)
手段:自家用車(大きいファミリーカー、または原チャリ)
mmの在籍年数が現役だとおそらく一番長い、mmを知り尽くした男です。あまり表に出ないので知る人ぞ知る、みたいな感じになってますが、本当にいい選手で、どこを切っても無理ができる存在として非常に重宝されています。
そんなこうじさんは試合だと、よく大きなファミリーカーに奥様とお子さん、そしてたくさんの選手やスタッフを送迎してくださいます。mmの応援は基本少ないのですが、こうじさんのご家族がいつも見に来てくださっていて、とても嬉しいです。また、ご自身が大学生から保有するという原チャリで練習に来ることもしばしば。こういう物持ちの良さからも、人柄が見えるところです。
一方で、マジでキレるところを見たことがなく、ちょっと見てみたいと思うところでもあります。今季はちょっとしたファールに大袈裟にリアクションしてカード、みたいなわけのわからんヤンチャさを見せてくださるような、そんな活躍を期待したいと思います。
#9小谷野倖弥(こうやさん)
手段:不明
東京都一部の不動前から今季関東リーグに来てくださった新加入選手。
実は私は大学リーグにある日体大エルゴラッソというチームにこうやさんがいた頃から一方的に知っていまして、当時「力とはパワー」みたいな印象だった当該チームにフットサルをもたらした主将としてかなり好きな選手でした。学生リーグもその年優勝してます。
やっぱりリーグで優勝することを知っているというのは、どのカテゴリーであれ素晴らしいと思いますし、ぜひ関東リーグでの活躍を期待したいです。
そんなこうやさんなのですが、新加入ということで何で現地に来るのか不明です。個人的には、ドゥンドゥン音の鳴る真っ黒な外車で来て欲しいです。薄い茶色のグラサンかけて窓とかも全開で来てくださるともうそれだけで何か贈答したくなっちゃいますね。
#11小松一樹(かずきさん)
手段:確か自家用車
千葉県一部のジンガさんからやってきた新加入選手です。
昨年のジンガは、千葉県一部でも優勝争いに絡み、選手権では関東大会で関東一部のアスレサテを吹き飛ばすなど、めちゃくちゃに好調。そこの主軸選手ということで、今季最も私が期待する選手です。選抜でもご一緒したのですが、割とmmの持つ筋書きのなさという文化を体現してくださりそうで楽しみなところ。活躍に期待です。
ちなみに、お仕事はフットサルにも使える千葉県の浜野のインドアコートの管理人ということで、結構遠いのですがあの辺りからお車で練習場の浦安に来られているんでしょうね。「プレーはヤンチャ系だけど意外と車の運転は丁寧だね」って言われてそうな顔をしているので、これは助手席に乗り込んでみたいと思っています。
#14湯島康太(イッソ)
手段:不明
今季加入のゴレイロです。
彼はフットサル界ではかなり名の知れている、FOOTCROWNさんのサポートプレーヤー。あのフットサルヒーローズにもゴレイロとして出たことのある、若さとバイタリティ溢れる選手です。mm、ユニフォームFOOTCROWNさんじゃないのですが、なぜ来てくれたかは不明。何かの陰謀でしょうか。ある日突然mmに高額の請求が来たりしないか、心配しています。
私はプレーをまだほぼ見たこともないのですが、活動中に叫ぶ声からニックネームがついているようですね。こういう選手は、大体スポーツバイクに乗って、東京都を横断して会場に来たりする印象があります。ぜひ、北関東の会場にもチャリでくる、そんな若さを見せてほしいところです。
#15児玉拓路(たくじさん)
手段:電車、軽自動車
こちらも見た目のインパクトのなさとそれを補って余りあるフットサルリテラシーの高さから、mmを象徴する選手の一人です。
名門ガジルで主将を務め、全国優勝も経験してる上今でも鍛錬と成長を欠かさないお手本の社会人フットサラー。同時に#6こうようさんと並び、mmで二人しかいない全面的に信頼できる常識人として内外で欠かせない存在となっています。基本大学リーグ出身者はアタマのネジがおかしかったりするんですが、本当にすごいと思います。ただ、割とおかしくないとやってられないリーグでもあるので、そのツケを払うことになったりと、報われないこともしばしば。今季はいいシーズンにしてほしいものです。
そんな拓路さんは試合会場に、軽自動車で来られます。私はよく乗っけてもらっていたのですが、昨季試合前に思いっきり車をぶつけられ、危うく遅刻しかけたことがありました。割と早朝にお相手の運転ミスからだったのですが、身をもって、早朝、深夜帯にまで食い込みうる関東リーグの移動が甘くないことを私たちに教えてくださいましたね。ほんと、今年はいいことがありますように。
#17根津卓巳(ねづさん)
手段:自家用車
まだトルエーラ柏だったころの現しながわに所属していたこともある、まごうことなき元Fリーガーです。
ただ、社会人フットサル第二の敵、仕事に忙殺され、大抵目がギョロキョロした状態で会場にやってきます。お車で来られるのですが、毎回事故ってないか不安になるものです。現に移動でのトラブルも多く、会場に着くことが最も重要という社会人フットサルの体現者とも言える存在です。
昨季は選手兼監督としてチームの先頭に立ってくださいました。色んなことが噛み合わず、私の能力も足りずでキツいチーム事情の中、最後までやり切ってくださり、頭が上がりません。今季は無事選手に専念できるとのことで、元柏のダイナモとしての実力を存分に発揮してほしいところです。
#20田野彰大(あきさん)
手段:自家用車
mmに在籍していらっしゃる年数は多分一番長い大ベテラン。今季は最年長ですかね。
あきさんは一言で言うと、めちゃくちゃ大人。普段はご自身の車でフットサルに最重要のボールを運んでくださいますし、チームの雑事もしっかりこなしてくださいます。昨季は若手を会場に送り届ける役も何度もこなしていただきました。
準備の段階でも練習中でも、コミュニケーションをはかってくださいますし、試合に出る機会が少なくても不平不満は言わず、出場すれば得点に絡む。やっぱりベテランが落ち着きを見せてくれると、非常に助かります。今季はそれに見合う活躍が舞降ってくることを祈っております。
ただ、あきさんに関しては比較的弄りの横行するmmにしては弄られてない方だと思いますので、今季はその辺の糸口も掴んでいきたいなと個人的には考えています。
#26濵田悠矢
手段:自転車、人の車
昨季大きく株を上げた、mmの弟分です。
性格はとてつもない陰の者なのですが、自分より陰っぽい人や弱ってる人にはめちゃくちゃ上からいきます。そういう意味で人としてどうなんってのはあるんですが、こういう性格、フットサルに関してはめちゃくちゃに活きるんですよ。加えて、自分のことはめちゃくちゃよくわかってるので、対峙するとめんどくさいことこの上ありません。
mmは浦安が練習場なのですが、ほぼ隣の葛西に住んでおり、練習にはチャリ、試合時は人の車に乗ってやってきます。会場にやってくるという点ではかなりの優等生で、昨季も1年間、計算できる全力であり続けました。今季はさらに、関東リーガーとしての活躍を期待したいところです。
#34縄田将平(なわさん)
手段:自転車、自家用車
今季関東1部に昇格したブラックショーツから、なぜかmmに来てくださった新加入ゴレイロ。2部優勝の経験者として、非常に個人的に期待感も高い選手です。
ブラックショーツと言えば、社会人離れした走力と統率の取れたプレーで昨季関東2部を席巻したチームなのですが、やっぱりmmに来てからの振る舞いが傍目で見ていても優勝チームのそれ。こういう選手から学ぶべきことは多いですよね。と同時に、mmの一員として第1節、オフィシャルのMCを盛り上げてくださったのも印象的でした。
実は浦安の近くに住んでいて、練習にはチャリで来られているとのこと。「練習にチャリで行く」の高校生感もまた素晴らしいですね。弄るところがありません。
#99吉村拓郎(よしさん)
手段:不明
完全に自分と入れ替わりで加入した方であり、かつ、フットサルは初めて。情報はこの見た目と、「股下が3メートル」というmmのインスタの情報しかありません。
股下が3メートルですよ、3メートル。身長どれだけあるんですか。とてつもないですよね。身長的にはフットサルあるある、スタンドに蹴り込んでしまったボールの回収をピッチ内から任せられる可能性もあります。
こうなってくると、移動手段もダイナミックなものを期待したいですよね。イギリスの有名なチャリ、ペニー・ファージングとか乗って、ハットを被って会場入りとかしてほしいです。
そして、これだけ弄っておいて、ラインを超えているかも判別不能です。初対面が今からドキドキの新加入選手ということで、本当に楽しみなところです。
#13？？？
手段:自家用車(真っ赤)
そしてもう一人、今季も「mmの顔」と言える方は在籍です。本人の意向でこういった場では出せないのですが、このチームで最もmmの色を色濃く受け継いでいる大エース。出鱈目な走力と生命力、筋書きのない物語を作る力、見た目のインパクト等々、特徴をあげるとキリのない有名人です。
変な人と思うかもしれませんが、一応この方なりに筋の通った生き方をしており、大体の行動にきちんと理由があります。本当に魅せられざるを得ないところです。今季もこの人についていくことが、このチームには必要なことになるのでしょう。一方で、ピッチ外の適当さだけ、なんとかしてくれませんかねとは言いたいところです。
スタッフ:山本沙知(さちさん)
手段:電車、乗り合わせ
mmのスタッフといえばこの方、さちさんは今季もお世話になります。
他チームにも非常に顔が広く、ともすれば悪い印象を与えそうなmmの株を裏で支えてくださっている優しい方。加えて、選手のこともよくわかっており、ベンチでチームの一員として盛り上げてくださいます。さちさんが元気な時は大抵mmの調子がいい時なので、この方の様子がmmの調子を反映しているといって差し支えありません。
大体#8こうじさんのお車で来られるのですが、こうじさんのお子さんの写真がインスタに上がるのが、試合前の恒例となっています。
スタッフ:田所史帆(しほさん)
手段:自転車、乗り合わせ
さちさんが精神面の支えの要とすれば、しほさんは実務の要としてmmを裏から支えてくださっています。コート予約から動画撮影、果ては類い稀なるボールコントロールを活かして、練習のお手伝いまで。まさに大車輪の活躍です。私も頭が上がりませんね。声をかけられるとちょっと背筋がピンとなります。
社会人フットサルでありながら、こうやって支えてもらえることは本当に嬉しいことです。今季もよろしくお願いします。
スタッフ:鶴田悠介
手段:電車、乗り合わせ
そして、今季もお世話になります、私鶴田です。
実はmmというのは、私が東大さんぱちでスタッフを始めてから、ずっと憧れていたチーム。そんなチームの一員になって2年目ということで、身の引き締まる思いです。昨季は本当に勝ちに貢献できず悔しい思いもしましたが、今季はもうちょい頑張りたいですね。
私は、フットサルに向き合う上で、「以和征技」「楽しみ、追求し、リスペクトする」ということを大切にしています。実はこれは、私がフットサルに出会い、そして心を鷲掴まれた東大さんぱち先生というチームのフィロソフィーそのもの。mmの一員でありながら、東大のフィロソフィーそのものを体現する、そんな存在としてフットサルに関わっていたいと思っています。
それと、今季は関係者の皆様とたくさんお話してみたいですね。非常に人と話すのが大好きなので、皆様お付き合いいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
長くなりましたが、以上となります！
今季もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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