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雨の音

君や来し我や行きけむおもほえず
夢か現かねてかさめてか

□歌の意味□
あなたが来たのか私がうかがったのか、
はっきり覚えていません。
夢か現実か寝て夢の中のこと
か目覚めて現実に経験したことなのか。

という歌が伊勢物語にあります。これは恐らく恋の歌だけれど、明け方の私はまさにこの状態でした。

とても小さなミドルエイジな殿方が狩衣を纏ってくつろいでいらっしゃる。髪はとても長くて、後ろに軽く結ってはいるけれど、前髪部分は長く右側に垂らしていらっしゃいました。

カーテン越しに聞こえてくる葉や屋根に落ちる雨音も心地よく、鉢の植え替えには良さそうだと思いながら狩衣の殿方を眺めていました。

ん?綺麗な白髪…もしやツキヨミ様?

ちっこいし、前夜に少彦名さんのことを話していたので少彦名さんだと思っていました(笑)。ちっこいし(←)。

「ちっこい=スクナヒコナ様」でインプットされている私…まずはそこを改めることにしよう。

あ、あと「綺麗な長い白髪=ツキヨミ様」になっているのも(←)。

起床して、THE TIMEの気象予報士さんの話を聞いて驚く…雨が降っていない…だと?!?!

慌ててカーテンを開け、外を確認するも地面や草木に雨の痕跡が…ない。降ってないってことですね。あれ?!?!私が聴いていた雨音って…。

君や来し我や行きけむおもほえず
夢か現かねてかさめてか

うん。そういうものだと思いましょう。
そういう日もあるし、そいう事もある。

隣家のシャワーの音だと思いたい。

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