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東海王感想文

こんにちは、岐阜のMTGプレイヤー前知の人です。BMOチームモダンTop4に続き第十六期東海王獲得出来たため、嬉しさ溢れて初の作文書かせていただきます。本当は前みたいにベスト8プロフィールにデッキについて感想文を書くつもりだったのですが、時代の流れか無くなってしまったのでこちらで書かせていただきます。初なので読みにくくても勘弁してください。

使用デッキについて

今回使用したリストがこちら

※MTGBuilderを使用しています

 従来のUR系のデッキに対し、クリーチャーは媒介者4,帳簿裂き2,濁浪2とかなり少なめにしてあります。空いたスペースにはミンスクとブー、各種打ち消しを詰めました。特に対抗呪文と水蓮の花びらは多くの方の注目を集めたのではないでしょうか?
 サイドボードも見ていきましょう。緑を触っている関係で花の絨毯とant使いの友人への嫌がらせのために帳、名古屋はエルフが多く厳しい為静電術師と祭典壊し、檻をそれぞれ採用してあります。サイドは比較的まともだと思っています。

各種採用理由

  1. 媒介者4 コンボに対する圧力、デルバー偽装、ブーに行き着くための掘削要因

  2. 帳簿裂き2 サイドの血染めの月下で腐るブーの廃棄、青1で動けるフィニッシャー

  3. 濁浪2 強い。これは3にすべきだった

  4. 対抗呪文 前の週までbmoに向けモダンをプレイしており、感覚が抜けきらずwillがカンスペの下位互換に感じていたため

  5. 水蓮の花びら デルバー知ってる奴らの困惑する顔が見たかった

  6. ナーセット 花びら使って2t目にナーセットや!

  7. ミンスクとブー ブー!


 はい、わかりやすい。正直花びらと対抗呪文はジョーク枠だったんですが、これが強い強い。花びらは2マナで土地が詰まった振りからミンスクとブーまで跳んだり、プリズンに月を置かれても島1あれば1度だけですがデッキ内のすべての呪文が唱えられます。そしてこのマッチはその1枚を守ることで勝つことができるため、非常に有効でした。また、コントロール相手にフェッチフェッチペタルでにらめっこドローゴーを共用できたのも強かった。あとデルバーとわかったときの困惑の顔がとても良い!
 対抗呪文も、今までは中盤での目くらましケアされたクリーチャーはwillか除去でしか対応できず、後手を取らされていたところが、無理なく対応でき非常に強かったです。あとカンスペで勝つとギャラリーが沸きます。
ナーセットは完全不要牌でした。一度も唱えてませんが、ほしい場面が皆無。特段除去が多いわけでもないので、ただの手札交換になりそうでマナ倒すのが勿体無いなぁというところ。これ濁浪か帳簿裂きのがいいです。

ミンスクとブー

君もハムスターを投げよう

 こいつ規格外でした。urが求めていた紅蓮破にかからずアド元になり対処しにくいフィニッシャーカード(色は違うけどね)。urはお互いに濁浪を意識した戦いになるため、白ならソープロ、urなら紅蓮破やwill、緑なら忍耐による妨害をしていくと思いますが、こいつはwill以外のほぼ全てを避けられ、かつ4マナのため虹色の終焉にもほぼかかりません。また、トークンも速攻とトランプルを持つため奇襲性も抜群!クロックが3点ずつ上がっていく様はかつて環境を支配した半裸のおっさんを思い浮かべるようであります。あと地味にハムスターじゃなくても投げられるので、濁浪が跳んでいったりもします。プリズン系に無類の強さを発揮する為、今までより有利に立ち回ることもできます。

東海王戦績

ではこのクレイジーブーの戦績を見ていきましょう。
1,赤プリ2-1○(元東海王)
2,ジェスカイデルバー2-1○(元東海王)
3,urデルバー0-2☓
4,ジェスカイコン2-1○
5,白イニシアチブ2-1○
6,URデルバー2-1○
7,id
5位抜け
SE1 ジェスカイデルバー2-1○(元東海王)
SE2 ジェスカイコン2-0○(裏番長)
SE3 赤プリイニシアチブ2-0○(大阪の超強豪ストンピィ使い)

 おじさんのため細部の本数間違っているかもしれません。強い相手と当たりまくってんね!
 前項で述べた通り、今回のリストは既存のリストを知っている相手程戦いやすく、レガシー民に多い慎重派を倒しやすくなっています。また、信じられないことにこのリスト、普通のurデルバーにかなり弱くなっており、負けた1マッチも手も足も出ずにやられました。濁浪が2枚のため、紅蓮破をメインから2枚採っている相手には長い試合をしても不利になり、相手の濁浪に対する回答が紅蓮破1と濁浪2、あとはカウンターしかないためとても辛い。あと対抗呪文とナーセット邪魔。6戦目のurも名古屋屈指のUR使いの方。最後相手ライフ9こちら4の状態、相手は手札1場に帳簿裂きが3/4、こちらは濁浪が7/7の盤面で、稲妻匂わせパンチでチャンプさせることに成功し勝ち。これもリストバレておらず、神秘の聖域が無いのを知られていないのが強みになったかなぁと思います。
 ストンピィ系にはSE含め3回当たりましたが、ほぼすべての試合をブーが決めていました。負けた1本は月が通り、紙チャンドラの能力で浮マナ無しから虚空の盃X=0で完全にミンスクとブーを抑えられた形になります。また、白イニシアチブは目くらましをケアしたピッチ孤独等に対抗呪文が刺さり勝ち。
 ジェスカイデルバーを握るは元東海王。数々の大会で優勝されている名古屋屈指のデルバー使いの方です。今回はもみ消しとエスパーの歩哨でテンポを取るデルバーを使われていました。あちらは主体のクロックがデルバーと濁浪(媒介者見えず)の為、1本目でもみ消し貰ったあとはひたすらケア。あちらだいぶ土地基盤無理しているようで、サイド後に血染めの月からペタル、ミンスクとブーで勝ち。SEのマッチではこちらの大振りなアクションに対し冬の宝珠を置いてくるという悪魔の如き所業でしたが、クロック続かず花の絨毯着地から形勢が逆転し勝ち。
 白系コントロールに対してはテフェリー置かれようがナーセット置かれようがミンスクとブーが通るとそれだけで勝てるので、今までみたいにあいつらケアしなくても大丈夫!憎き3テフェをボコボコにしてやろう!あと長い試合するならカンスペ強いよねっていう。

構築の可能性

 このリストが生まれた理由が、「既存のリストあんまりワクワクしない」「クリーチャーどうせ除去されるから使いたくない」「コンバット考えたくない」という、カスみたいな理由から生まれているため、多くの人の意識の隙間を抜けて勝てたのだと思います。また、勝負事なので、自分のモチベーションが上がるデッキじゃないと勝つのは難しいのかなぁと。特に対抗呪文や花びらについてはやってみて気づいた強さが多くあり、これはまだまだ伸びるぞという手応えもありました。
 邪道でもいいから自分が楽しいリスト組むのが一番勝ちに近づける道だとつくづく感じました。あとミンスクとブーはめちゃくちゃ強いので100枚買おう。

 サイドプランとか希望の声があればまた書きますので、聞きたければ言ってください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。またどこかのテーブルで対面しましょう!

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