介護脱毛。メンズ脱毛屋が実際に介護された話。
初めての排泄介助。介護脱毛していて感じた事
今までは介護される事は完全なイメージでしかありませんでした。
VIO脱毛の施術をしていたらそりゃ絶対的に毛が無い、毛があったとしたって長さが短ければまだ清潔に保ちやすい事はわかってはいましたが実際に介護を受けた経験はなく、介助者のお客様のお話と想像のイメージだけでした。
初めての全身麻酔
意識が戻った15時間。絶対安静。今回の手術は肩。整形外科。絶対安静を甘く見ていました。だって意識戻った後の話ですよね？足は両足使えるし。まさか絶対安静って。ぐらいにしか感じていませんでした。入院時のおむつ代だってピンとこない。自分で行けるでしょトイレ。こんな具合。本当に身動きしてはいけない15時間。初めての排泄介助を受ける事になりました。
おむつは蒸れます
ぬるめのスチームサウナの熱気くらいの環境。
毛の無い状態のお尻だって蒸れます。粉、はたきたかった。粉。もしもしっかり密度と長さがある毛が生えていたら。湿度の高いおむつ、排泄前だってかなりの不快感間違いありません。早く脱がないと肌がやられる。
出来るならば自分で何とかしたい気持ち
おむつを替えてもらう、肌を清潔にしてもらう。意識があるだけに本当に申し訳ないなんだかイタタマレナイ気持ち。介助者の方の手間をできるだけ最小限に、の介護脱毛。拭きやすければ拭かれている自分だって楽。実体験してみて気持ちが本当によくわかりました。
術前から感じたムダ毛の色々。
心電図。結構ぱっしぱっしパットをはがされます。思った以上の粘着。この勢いと粘着、胸毛の長さが2センチ以上ある人、毛、抜けますよね。
前腕の点滴。管が外れない様にしっかりフィルムを張られます。いろいろなダメージでボロッボロの肌でもかなり密着。前腕だってしっかり毛が生えている男性はそもそもフィルムが止まるのか？剥がすときはこれも絶対に毛は引っ張られます。座薬。意識が戻り目の前でよく頑張ったと励ましている看護師さんにかぶせ気味に伝えたのが痛み止めをお願いしたい。今すぐ。すぐに。肛門周辺にムダ毛が無い方がこんな時だって差し出しやすいはず。ムダ毛に邪魔されることなくロックオン。
勿論看護師の方からすればムダ毛なんて物はあってもなくても何の問題もないと言うかそれどころじゃない。肌表面云々ではなくカラダの中をどうにかこうにかするのが病院。
入院前って忙しい。
今回は計画入院でしたがケガからあまり日を開けず手術はしたい。色々な調整で想像以上に忙しい。その中でネイルは外してね、治療中の歯はない？治しておいてね。つまらない入院、便利グッツも欲しい。退院後の不便を考えると家の中も整えておきたい。しばしの引きこもり。色々準備しておきたい。そんな中でムダ毛がいかに邪魔なのか知らなければそこから脱毛しておくなんて発想は絶対に生まれないし、知ってても日常的に脱毛している方じゃなければ優先順位は相当に低いのだろうと思いました。
以前にカテーテル前にワックス脱毛でご来店下さった男性は、やはりかなりのやり手。気の回し方がすごい。
介護を実際に受けてみる？
いやいやいやいやハードル高すぎる。
1度毛の無い状態の自分のお肌の状態を体感してみる？
こう比べると脱毛のハードルってひざが曲がれば簡単に超えられそう。
脱毛やスキンケアは自分の気持ちの問題が大部分を秘めているのだろうが情報で知っているのと実体験で知っているのとは全く意味が違う。実体験で知ればいかに日常生活の中でも効率の良いスキンケアなのか理解して頂けるはず。日常の延長のもしもの介護生活。
①ムダ毛を処理した状態を知らないまま皆こんなものだろうとお尻を差し出す。
②ムダ毛を処理した状態を知った上で、これも仕事でしょ？お手入れせずナチュラルな状態で差し出す。
③いつ何があるかわからないからせめて一番厄介そうな肛門周辺だけでもムダ毛の無い状態、少ない状態を保っておきたい。
②③の方はぜひ一度ワックス脱毛。その日から1か月ほどムダ毛の目立たない状態で生活を実体験できます。そのうえで生えてこない方がいい！と感じたらフラッシュ脱毛を継続。
サロンにご来店される男性の方は皆さん最初からつるつるのお肌を手に入れたい！と意気込んでいるわけではなく脱毛して初めて毛の無い状態を体感してその清潔感に気が付きます。
いくつになっても想像だけじゃわからない事はわからない。
はじめた方から快適な日常が始まっています。
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