美術で楽しく知る西洋占星術 土星サトゥルヌス
🖼️今回の作品
「我が子を食らうサトゥルヌス」ピーテル・パウル・ルーベンス作
1636-1638年/油彩、キャンバス/180× 87cm/プラド美術館蔵
衝撃的なのはゴヤの作品で有名ですが、ちょっとマシな方を今回は選びました。
神話では、食らうというより飲み込んだみたいで、後に助け出されています。
画面上部にはサトゥルヌスを象徴する土星を2つの衛星とともに三連星の形で描かれています。
右手に持つ鎌もサトゥルヌスを象徴する持ち物。またいつかの時に。
土星は英語ではサターン(Saturn) 、ローマ名ではサトゥルヌス、ギリシャ名ではクロノス(Kronos)と呼ばれます。
ギリシャの神様の名前です。絵画の名前はサトゥルヌスとなっています。
惑星はそれぞれ神話の神の名前が当てはめられているんです。
オウィディウス『祭暦』の詩では、彼は妻レアとの間に6人もの子供を作るのですが、いつか自分が子どもに倒される日が来るという予言を怖れて子どもを飲み込んでしまいます。
結局飲み込まれずにすんだゼウスに倒されます。飲み込まれていた子供達も助け出されます。
飲み込まれていたのは、ヘスティア、デメテル、ヘラ、ハーデス、ポセイドン。聞いたことある名前ばかりですね。
そう、ゼウスを含んで子の6人はギリシャオリュンポスの神々です。
素晴らしい子供達を作ったんですが、残念な父親ですね。
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