小学校受験で案外できない大切なこと

最近、大手のお教室でも、個別指導でも家庭教師でも、これは最低限きちんとできていて欲しいと感じること。

一つ目は

挨拶

です。

右も左も分からないまま初めると、まずはお子様が挨拶できない、、ということに驚かれます。

きちんと目を合わせてしっかり身体を上品に折る。
大きな爽やかな声で笑顔でご挨拶できる。こんなに難しいことなのかと。

まずは挨拶から。

これは最近ご指導をさていただいていて、とても大切であり、きちんとできるお子様は全てができるお子様だなと思うことです。

幼稚舎のお尋ねに関する練習をいくらやっても、まず最初にどなたに会った時にでも、ご挨拶ができているかどうかです。

最初に家庭教師に入らせて頂いたご家庭は、家庭教育の鏡のようなお家でした。

お母様が最初と最後に玄関で必ずきっちりとご挨拶をすることを大切にされていました。

最初は全く何もわからないので、クネクネモジモジご挨拶の声も恥ずかしそうです。
とても恥ずかしがり屋さんでした。

幼児期は家庭と幼稚園や保育園、託児ルーム、ご近所と世界は限られています。

小学校受験を考えた時に一気に世界が広がります。
お子様方にとってはコロンブスが新大陸を発見といっても言い過ぎではない経験です。

お母様と離れてお勉強する。

センセーショナルな日々の始まりです。

しかしここで年少さんであってもにっこり笑顔で『こんにちは』ができるお子様もいらっしゃいます。
ここはもう持って生まれた物おじしない性格ということです。
しかしながら先天的なものに加えてご挨拶が自分からできるお子様の家庭は、どなたにお会いしてもきちんと笑顔でご挨拶できるお家が殆どです。　
以前にもお話しさせていただきましたが

子は親の鏡

です。

赤ちゃんが言葉を覚えることと同じです。

周りがしっかりできていれば段々とできるようになってきます。

小学校受験で初めてきちんとしたご挨拶に苦戦する我が子を

どうしてこんなこともできないの！

と叱る。

よく見る光景です。

まずはご両親からお子様に笑顔でおはよう、いってらっしゃいを心がけてください。
ご両親様、お互いもです。
お子様にだけやっていても、人によってきちんと挨拶する人と、しなくて良い人がいるということを学ぶことになりかねるません。

前述のご家庭は家庭教師が終わってレクチャーが長くなって、すでに待っている間にテレビや動画を見てくつろいでしまっていても、必ずお母様が玄関まで来てご挨拶しなさいと、お仕事も兄弟下のお子様もいらっしゃるのに本当に素晴らしい家庭教育と感服しました。

恥ずかしがり屋で、とても気の優しいお子様でしたので、最初のうちははに噛みながらご挨拶でしたが、すかさずお母様が

きちんとご挨拶しなさい

こちらがお声をおかけするまもなく大切だと思うことはすかさずご注意されます。

こうしてまずはご挨拶ができるようになると、面接練習も段々と表情、声、内面的なものを出せるようになっていきます。

学びと成長は一進一退のようで子供というのは必ず成長していくものです。

最後の最後のお授業まで最初と最後、一度と欠けることなく、しっかりとご挨拶をさせていただきました。

大抵は親御様だけ、お子様がいぶかるとまあ今日はいいかということも多いものですが、やはり育てたように子は育ちます。

小学校受験の合否とは関係なく、爽やかに挨拶ができるということは、幸福な人生というシュミレーションにおいて、必要不可欠な要素であると考えています。

幼児期にできるようになったことは三つ子の魂百までで一生を見据えられる資質になります。

ご挨拶が印象的なお子様の未来は、きっと幸せな家庭を築いて、素敵な子育てをされていらっしゃると想像してしまいます。
大げさと思われるかもしれませんが、小学校受験でできるようになった、挨拶は一生の宝物になると信じています。

勿論ご挨拶ができるようになってくると、相乗効果でペーパーや行動観察、体操もできるようになってきます。

小学校受験では大人になれば誰でもできることを前倒しでということが多いものです。

しかし挨拶というのは大人になっても残念ながらできていない方もいらっしゃいます。

社会人になってから会社が挨拶の仕方を学ばせるというのも企業研修の中に組み込まれると聞きます。
幼児教育に携わるものとしても、子供の前ではご挨拶をと仰っていても、実際は…
ということに遭遇することもあります。
まずは大人からです。


きちんと笑顔でご挨拶ができることをお受験で身につけるというのは、後悔しない学びであると思います。

小学校受験で大切なこと

挨拶

この他にもまだまだお伝えしたい、後悔しないお受験で大切なこと。

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