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JBPOT合格のためのおすすめ対策本・サイト

JBPOTに効率よく合格するために、どの参考書がいいのか悩んでいる方におススメしたい対策本たちをまとめました。
医学書は値段も張るので、無料で役立つサイトも紹介しています。
ぜひ参考になればうれしいです。

JBPOTは過去問がありませんが、筆者が独自に復元しておりますので、「どんな問題がでるか知りたい!」「過去問で勉強したい!」という方はこちらもよかったらどうぞ。⇩

では早速紹介していきます。文章問題とビデオ問題で分けて紹介しています。
JBPOTの対策本はほとんどが似たような名前(経食道心エコー●●みたいな)になっているせいか、本の色で呼ぶ先生が多い気がします。本のタイトルの横の括弧書きはいわゆる通称になっています。

【文章問題対策】

①初心者から研修医のための経食道心エコー(通称;ピンク本)
全くTEEに触れたことのない先生、心臓麻酔デビューされる先生はまずこれで勉強しましょう。
フルカラー、図表も豊富で、語り口調で書かれているのでかなり読みやすい1冊です。

②初心者から研修医のための経食道心エコー2(通称;緑本)
ピンク本を一通り読んだらこちらを読むともう少し突っ込んだ知識をみにつけられます。
こちらもピンク本同様、とても読みやすいです。(重いけど…)

③Dr.SONOの公開講座
Cannonメディカルシステムが作成しているHPになります。無料で動画+クイズをしながら超音波の原理を学べます。JBPOTの文章問題では超音波の原理が結構出題されますが、なかなかとっつきにくい分野だと思いますが、こちらのサイトで勉強すればほぼ全範囲網羅できます。
超音波の原理の教科書もありますが、自分はDr.SONOだけで原理分野は得点率8割超でした。

④周術期経食道心エコー実践法(紫本)
周術期TEEの清書といったらコレ、という位置付けです。2021年に第4版が出版され、もはや紫色ではなくなりましたね。
なかなかの分量ですので読破は難しいかと思います。辞書的に使っていました。

⑤効率的に学ぶために(赤本)
文章問題集になっています。古いガイドラインを踏襲しているので答えが違う箇所も多々ありますが、
文章題になれる意味では必携の一冊かと思います。
ピンク本、緑本、Dr SONOをやったら赤本を解いて足りない知識を補っていくのが良いと思います。

【動画問題対策】

①解きながらレベルアップ
文章問題と動画問題両方あります。
動画問題は全体的に平易な問題が多いですので、TEE初心者の方が慣れるのにもってこいかと思います。文章題も練習にいいですが、時間がない人は赤本だけでも良いと思います。

②周術期経食道心エコー連問式問題集
こちらは動画問題が主体の問題集です。「解きながらレベルアップ」よりも難易度はやや高く、より実臨床に即した問題構成になっています。JBPOTも臨床に即した問題が多く出ますので、こちらの方が傾向としては似ています。普段からTEEを触っていて基本的なことが身についている先生は、「解きながらレベルアップ」よりこちらがおススメです。

③JBPOT講習会
講習会では基本的な内容から、最近のトレンドまで幅広いTEEの知識を教えてくれます。
特に先天性心疾患や、カテーテル治療などは前述の教科書だけだと手薄になってしまいますので、自施設で沢山経験を積まれている先生以外は試験対策として大切になってくるかと思います。
ちょっと悔しいですが、学会に課金しましょう。

④JBPOT直前講習会
直前講習では「ここでます!」みたいな宣言はしてはいけないルールになっているそうです。
しかしJBPOT試験において重要な分野をぎゅっと濃縮して講義してくれますので、受講をお勧めします。

⑤Echo-rounds
心臓血管麻酔学会の会員に無料で提供されている動画問題サイトです。
実臨床に即した割と優しめの問題になっています。動画なれにもってこいです。スマホで空き時間にできちゃいます。近年は更新が止まっているのがとても残念ですね。

⑥バーチャルTEE(超初心者向け)
TEEの基本断面から学びたいという初学者の先生にオススメのホームページです。断面ごとに3D模型とTEE動画を見られ、回転させたりすることができます。はじめのうちはTEEがなかなか3Dと結び付けられないと思います。頭の中で考えるよりスムーズかつ明快に理解できます。今のところ無料です。

【最後に】
いかがでしたか。
筆者は上記の参考書を使い、かなりの勉強時間を費やしましたが、1度目の受験は不合格でした。では合格の決め手は何だったのか?
次回のnoteで「JBPOT合格のための必勝勉強法」について紹介いたします


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