人工股関節置換手術のあとさき③あれほど嫌がっていた手術を受けることになって変わったこと

右脚人工股関節置換手術まであと数日となった。
少しずつ病院に持っていくものなどをそろえているが、性格なのかなかなか進まない。

7か月前に夫が心臓弁膜症の弁形成手術をしたときにも、いっしょに入院準備をしたのだが、男と女ではだいぶ違う。
化粧品はどれどどれを持っていくのか?
(基礎化粧品はもちろん持っていくけど、病室にいてもアイブローとリップくらいはつけたいよねと思ったり)
病院で契約できるアメニティセットというのがあるのだが、シャンプーとコンディショナーもいつも使っているお気に入りを持っていきたい。なんならボディソープも、だ。
(夫のときは、その辺のスーパーで買えるリンスインシャンプーでいいじゃん、と言っていたのに、自分のことになるとこのこだわりよう 笑)

それから、
今回の手術は内臓ではないので、手術後は順調に回復していくと、あとはリハビリの毎日になる。
おそらく時間が余ると思う。わたしはあまりテレビを見ないので、空いた時間用にわたしのお遊びグッズも持って行こう。

まずは、友だちが「病院で読んでね」とくださった植物の本、
一度は読んだから難解なのでもう一度読もうと思っていたエドガーケイシーの本。(家にいると家事に紛れて落ち着いて向き合えない)。
それから、大好きな編み物道具。レース編みでカフェカーテンを編みかけているのを仕上げたいので、それ用の糸も買ってきた。

テレビは見ないが、スマホでYouTubeは見たいので、それ用のイヤホン。などなど。

ずいぶん前に募集しておいた「お誕生日のレポート」もまだ出来上がってないので、できたらそれもやりたい。(デスク仕事になるけど、集中できてちょうどいい)←うーむ。これは今からできる気がしないが笑

それからそれから、
入院中の食事はあまり期待できないので、日ごろ使用しているお塩や調味料もこっそり忍ばせていきたい。お友だちがくださったハチミツも持っていこう!

そんなことを思いながら準備をしていると、けっこうな大荷物になってきた!

それとともに、あれほど嫌がっていた手術のための入院準備が、なんだかロングステイの旅行にいくかのように楽しい気分になってきたではないか。
あれ?なんだかおかしい。
ちょっと前まであんなに不安でいっぱいだったのに。
全身麻酔から目覚めなかったらどうしよう?とか、
ほんとに痛みはなくなるのかな?とか、
ちゃんと歩けるようになるかしら?、とか、
そんなことばかり考えて気分も沈みがちだったのに。

思い当たることがあって、それは
お友だちを始めとするたくさんの皆さんのあたたかいお気持ちがわたしに伝わってきたからだと思う。
お仕事のお客さまの中にも心からわたしの手術の成功を祈ってくださるあたたかいメッセージを下さる方がたくさんいらっしゃる。
お友だちやお客さまから、メッセージのほかにもおいしいお菓子やコーヒー、タオルなどのお品物までいただいた。
これらのお品物には、贈ってくださった皆さまのあたたかなエネルギーが込められている。
お菓子をいただきながら、わたしは、贈ってくださった方のやさしいエネルギー、言い換えれば愛を受け取っているのだ!とハッキリわかった。

それで、いま、わたしは愛いっぱいで満たされているんだ!
だから、楽しい気分でいられるんだ!と思う。
本当にそう思う。


わたしは、弱音を吐いたり、自分の弱いところを見せるのがとても苦手な人だ。だから、しらずしらずがんばって生きてきたのだと、今回わかった。
わたしはいつも元気じゃないといけない。
弱いところを見せると愛されない。
そんな風に思っていたのだ、と気づかされた。

けど、それはわたしの思い込みに過ぎないし、思い違いだった。
言い換えれば、いつも元気な人だと見られたいというわたしのエゴだった。

今回、そんなわたしのちっぼけなエゴもどこかに行ってしまった。

弱いわたしも、強いわたしも、
元気なわたしも、元気じゃないわたしも、全部わたし。
これからは、そのままのわたしで生きていける。
そして、なんならその方がうんと愛される。
(不幸自慢をするということじゃないよ)

そんなことが腑に落ちた今回の入院だった。

あ、まだ入院もしてないんだけどね。

でも、入院前の気持ちを今ここに記しておきますよ。

みんなみんなありがとう〜♡


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