それを道草と呼ぶのでしょう。カフェMICHIKUSA店主のブログ

大人になるにつれて「帰る」ことが難しくなる。

答えっていうのは、いつも「始まりの地」にあって
でも、そんな簡単に答えなんか出るわけないって、わざわざ遠くまで歩いて行って、
遠くから始まりの地を眺めて、「なんだよ、もー」なんてふてくされながら、時折ニヤニヤしながら帰っていく。

でも、帰るのが難しい。大人になるに連れて一層難しくなるように感じる。単に素直になり切れない自分がいるだけなんだけど。


いつだって、わざわざ遠くまで行かなきゃ、それが答えだったなんてわからない。
ただ、歳を重ねれば重ねるほど、その「遠く」が果てしなく「遠い」ものになる。
きっと小さい頃は、遠くとはいえ、今よりもだいぶ近かっただろうな。
神様の意地悪かな。それとも昔より少しばかり背負っている荷物が増えてしまったせいかな。

わざわざ遠くまで行って、始まりの地の素晴らしさを確認する。その行為に名前をつけるならきっと「道草」なのでしょう。
遠くまで行って、宝物を見つけてきてください。その宝物はきっと最初から持っていたものだったのかもしれませんね。
いってらっしゃい。おかえりなさい。
どんな宝物、みつけてきたんですか？

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