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手相のこと


  先日、横浜中華街で手相をみてもらいました。

おそらくほとんどの人がいつかはみてもらおうかな…と思っている人は多いと思います。私も例にもれず、です。

別件で昼過ぎまで石川町での用があり、せっかくなら中華を食べて帰ろうかな、と思いぶらついていたところ、元気な呼び込みに引き込まれました。

以前は占いや易者って暗い、路地裏でひっそりやってるイメージでしたが、TVでのブーム以降…というかここ最近、ほんと元気な感じです。
訪れたお店もメイン通りの入り口付近で、壁の仕切りはないオープンスペースタイプ。
各々テーブルに丸椅子を並べて結構密着して話し合っていました。(アクリル板あり、です)
入口でいちご飴売ってる、あのお店です。

「あら、手相見てもらう?そうよね、1回は見てもらったほうがいいわ〜」

ベテラン呼び込みのご婦人。元気。
(軽いな、ノリ)
賑やかな店舗の前に並べられた丸椅子に座る私。

「学生さんだと、サービスしちゃって少し長めになっちゃうことが多いのだけど、前の人もうすぐ終わりそうだから、ちょっとお待ちになってね!」

(おばさんにもサービスお願いします、是非)

とにかく賑やかな雰囲気。
しかし何を言っているかは全然聞こえない。

大通りに面してるからかな。
それとも聞き取れない店内BGM?流れてる?
音響効果きになる。

本来会話の内容はプライベートなものになると思うのだけど、"他人の耳にはいりにくい"ていうのを、
過去の暗いイメージとは真逆ながらもきちんとキープしてるんだな、と勝手に感心。

人間観察としても面白い現場です。

ほとんど背中しか見えないけれど、熱が入ったお客さんは前のめり気味。
グループは、おそらく始めは好奇心強めの1人がやってもらって、面白いので結局グループ全員見てもらってるんだろうなぁ、ていう感じ。
子供の手相をみてもらってるお父さん、たまに
「だから…勉強が……やっぱり…」と納得と困惑の混じった様子の肩。

(勉強は、自分で頑張るしかないだろうなぁ…)
(学力も、わかるの…???(ゴクリ))
私の背中は、どんなふうにみえるのかな。
…見てもらう前からそんな事を考えていました。


ほどなく呼ばれて、これまたベテランそうなマダム鑑定士のもとへ。

下中央をくり抜いたアクリル板の下から手を出してみてもらいました。

始めは右手…と、特に言われたわけでなく勝手に右手をだしてました。そのまま右手で鑑定。

ふむふむ。
ほー…

あ、あたってる…

ですよね、うん

次は左手。

面白いな、もうちょい聞いてみたいな、で追加料金発生。

生年月日から星の名前とか?性質みたいなのを分厚い占い本、何冊かをペラペラ…ふむふむ

あとカードも見れるわよ、と。
割とポップなデザインのカードをズラララと並べ、まずは3枚選ぶ、

2種類目のズラララ、からは4枚。

それぞれの組み合わせから読みといて、
過去、現在、未来、なんかを教えてもらいました。

鑑定の内容は超絶プライベートなので割愛しますね。

手相と、
生年月日からの占星術的なのと、
カード2種。20分位かな。
料金3000円、でした。
PayPay払いも出来る、てほんと現代は面白い。

自分の道とか、迷いとか、具体的な事を、全く知らない人にポロッと話してしまう不思議な体験でした。

占いそのものに惹き込まれる人の気持ちも、少しわかった気がします。
小さな雷みたいなのが走ったような、そんな気持ち。
"占ってみたい"が、"占ってもらおう"と、自分の意思で踏み出したことそのものが、体験として残るんですね。

あー占い師、楽しいそう!
そして、も、儲かりそう!!!!
(…結果を活かさなきゃだね)

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