突発的な孤独に苛まれて、僕はいつも夜を空振る



そんな僕は一人、自宅から近いガストに来て、PCをポチポチしている。

お客さんは僕以外におらず、聞こえてくるのは厨房の奥から聞こえる談笑。


申し訳ない。
僕が来なければノーゲスで、締め作業も早く始められたであろうに。

自動で食べ物を運んでくれるロボットが僕の元へソフトクリームを運びにきて、「お食事を楽しんでにゃん!」などと吐き捨ててその場を去った。

夜を一人でどうやり過ごせば良いかもわからず、逃げるようにPCを持ってきたファミレスでも、人と触れ合うことなく時間が過ぎている。



最近頭の中がグルグルしまくっていてちっとも整理がつかない。

そのくせ一人の時間に何かできるわけでもなく、夕ご飯に何を作ろうか考えていたら、時計の針が7から9に変わっていたりする毎日。


9からどうするか。

平日に誰かと会って何かをしたいんだけれども、そうそう予定が合うこともなく、一人の時間をどう過ごすかというと、それはもうひどいもので、スマホを見て23時になり、布団に入ったら眠気は吹き飛び、またスマホを見て1時に寝る。

と言った、それはもう屍以下である。


頭に浮かぶことはたくさんあるのだけれど、いざそれを言葉に落とし込もうとすると、スルスルと忘れていって、結局PCとご対面する頃にはすっかり覚えておらず、何も書けない。

こんなことばっかりだ。じゃあ原付乗りながら書けってか。それは無理です。


初めて夜中に家を出て、ファミレスで駄文を書き散らかすという慣れないことをしているけれど、これがいつの日か何かにつながれば良いなと、吹いたら消えてしまいそうな期待を自分に込めている。



誰かに会おうにも、別に酒は好きじゃないし、同じことを同じ目線で楽しめる友人は仕事で遠くにいたり、そもそも別の場所で人生を送っていたり。

まるで自分だけがこの夜に取り残されたような感覚にいつも陥っては、寂しさを対処できずに空振りを積み重ねています。


平日夜の素敵な使い他が見つかれば良いな。




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