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無法者共といざ往かん

こんばんは。皆様はMTGライフを今日も楽しんでいるでしょうか?

新セットの「サンダー・ジャンクションの無法者」のプレビューがプレビューされましたね。ストーリーと連動したテキスト、西部劇の世界を表現したカード達が非常に高いレベルで公開され続けているのにはテンションが上がってきます。

そこで、今回私が注目しているカードをランキング形式で紹介できたら、と思います。

メインセット
第10位 乾燥地帯のアーチ道

新たなバウンスランド

アンコモンながら、スタンダード・パイオニアで唯一無二の働きをする一枚。「厳しい試験官」採用のデッキで活躍する可能性があります。将来性にも期待して注目カード10位としました。

第9位 泥沼の略奪

見れる枚数バグってる?

昨今、勢力を増している世界魂ランプ。大量の土地を展開できるこのデッキならば、このカードでフィニッシュ手段をほぼ確実に引き込む事ができます。中低速コンボデッキの安定感を引き上げる一枚となりそうですね。

第8位 厄介者、ギサ

暴力的な姉

多元宇宙屈指の姉弟の姉の方、ギサですが今回もゾンビの大群を率いています。新概念の「悪事を働く」とはざっくり言えば、対戦相手やそのパーマネント、墓地を対象に取る事です。これはマナを掛けずに行う事ができるので、5ターン目にして10打点を作ることも容易となります。トークンに「腐乱」等のデメリットが無いのは、彼女のグール呼びとしての技術が向上したという事なんでしょうか…?

第7位 首謀者、オーコ

今セットの主役

「エルドレインの王権」に登場した「王冠泥棒、オーコ」は多くのプレイヤーを魅了させ過ぎました。その名残を残しつつも、高過ぎる忠誠度・汎用性の高過ぎる能力はこのカードで是正されています。

常在型能力
戦闘の開始時に自軍のクリーチャーに化ける能力。しかも呪禁付き。カード名は対象のクリーチャーのものになるので、非伝説クリーチャーをコピーする事になります。相方が見つかれば一気に化けると思いますので、今後に期待したいですね。

+1能力
「航路の作成」。悪事達成で2ドロー。先述した通り、マナを使わずに悪事を達成する手段があるため、このカードを出して即2ドローという事も可能。どうあってもアドが取れているし、膠着した盤面もドロー数で打開できます。「硬化した屑鉄喰らい」と特に相性が良く、上手くすれば3ターン目にオーコ+1で2ドローを狙えます。

-1能力
鹿作成。オーコの代名詞ですね。ブロッカーを自前で用意でき、次のターンには鹿に変身して殴る事もできます。

-5能力
土地・自身以外のコピートークン生成。意外と近い奥義にしては強力だと思います。「三匹の盲目ネズミ」複製ルートに乗せる事もできる等、凄まじい盤面を構築出来そうですね。

第6位 精鋭射手団の目立ちたがり

令和の「竜装者」

果敢系アグロの期待の新人。熊野英雄譚から2ターン目に走らせても良し、「計画」で力を溜めて然るべきタイミングで解放するも良し。回避能力と、呪文を唱えた時の+2/0修正が大きいのは本家竜装者と変わりませんね。
このカードは「計画」でハンデスに強く、速攻でお相手のビッグアクションの裏に走れるのが魅力的です。

第5位 ケラン・ザ・キッド

頼もしいフレイバー

オーコの息子、ケランはここにランクインとなります。3マナ3/3飛行絆魂の時点で強力なウィニー要員なのですけど、手札以外から呪文を唱えた時のボーナスが非常に強いです。計画・当事者・発見・墓地からの呪文キャスト等から手札のパーマネントを踏み倒せるのは悪用しがいがありますね。5色ジョダーデッキで頼れる存在になりそうです。

第4位 密輸人の驚き

トロイの木馬?

「放題」メカニズムを持つインスタント。
・緑①→パワー4以上のクリーチャーに対する「英雄的介入」
・緑②→4枚切削しクリーチャー・土地最大2枚を手札に。3マナドローにしては高水準。
・緑緑④→クリーチャー踏み倒しのみの「歯と爪」。

これらのモードを組み合わせてより柔軟に動ける一枚。クリーチャーを手札から踏み倒す能力がインスタントとして使えるのは強力ですね。ドローしつつ大型クリーチャーを使うデッキで使われそうです。今回再録の「峰の恐怖」等、2枚コンボを形成するカードが多いセットなので各環境で活躍が期待できますね。

第3位 しっぺ返し

凄まじい汎用性

アンコモンながら燻し銀な働きをするであろう一枚。サイドカードとして、世界魂ランプに対して使ってみたい一枚となります。
今セットでは「計画」から呪文を踏み倒す場面が多いので、3マナでその呪文を倍化させたりできますね。片方の能力を持つカードはアンコモンで見かけますが、両方セットでアンコモンというのは驚きです。

第2位 エイヴンの阻む者

また白が…

「呪文捕らえ」に近い挙動をする一枚。「計画」されたカードを次に使えるのはどんなに早くても次のお相手のターンだから、バウンスによる打消しよりも延命性能は高めです。x呪文に対してはほぼ完璧な打消しになること、「打ち消されない」呪文も一旦塞いでくれるのは有り難いです。

もう一つの能力、墓地・追放領域からの呪文キャストに課税する能力は刺さるデッキにはとことん刺さります。衝動的ドローを阻害したり、計画を駆使して2アクション以上する事を妨害したり。

ならず者ですが、白信心の濃さが部族デッキの足枷となります。それを差し置いても白いアグロで重宝されそうですね。

第1位 再覚醒したジェイス

目を疑うテキスト

サンダー・ジャンクションで一番の無法者はこいつです。存在がズルです。

常在型能力
「セラの報復者」を彷彿とさせます。あちらは「霊気の薬瓶」等でデメリットを踏み倒せますが、PWということでそういう手段は限られます。しかしながら、4ターン目に土地4つ置いてジェイスをキャストしても2マナ残るので十分自衛できます。何のデメリットにもなっていません。
余談ですが、「サンダー・ジャンクションの無法者」はストーリーの「領界路編」の4章目に当たる内容です。その最後にジェイスが登場するという事を意識しての、この能力設定なのかなと思います。

+1能力①
カード1枚のルーティング。この部分だけ見れば「首謀者、オーコ」未満です。が、マナフラに陥ったなら土地を捨てる、次ターンに「犯行現場の再現」とコンボできる事を考えれば強い能力である事に変わりありません。

+1能力②
手札の3マナ以下のカードの「計画」。これが一番のズルです。使ったターンには手札1枚追放し何もしませんが、次ターンから呪文を踏み倒してきます。

モダン以下なら0マナ待機呪文を、パイオニアでは「嘘の神、ヴァルキー」を、スタンダードでは「木苺の使い魔」を計画する事でインチキが出来てしまいます。何で各環境にズルできる存在が居るんだよ、と頭を抱えたくなります。

更に言えば、3マナ以下のPW、つまり2枚目以降のこいつ等ですね。これを追放する事で折角PWに対処したのに、次のターンにまた展開されるなんて悲劇が起こります。強過ぎて空いた口が塞がりませんね。

-6能力
使用したターン内に唱えた呪文全てがコピーされます。これ、ターン1回でも無いですし、インスタント・ソーサリー限定でもありません。モードが決まった放題も、払った追加コストに応じたコピーになりますし決まったらほぼ勝ちです。

正直、このジェイスはモダホラ3で出る予定のカードだった、なんて言われても納得するしかない位の性能だと思います(実際は、後日noteに上げる予定の「アフターセット」収録予定とのこと)。


さて、本流セットのカード紹介が非常に長くなってしまったので今回はこれで区切りたいと思います。今回、noteにカード紹介を投稿するというのは初の試みとなります。共感出来た・参考になった・これは違うんじゃないか等感想がありましたら、遠慮なく意見を寄せていただきたく思います。今後の記事投稿の参考にさせていただきます。

これまでにないカードパワーのスタンダードセットの襲来を、皆さんと楽しんで行けたらと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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