【肋骨骨折事件 外伝最終回】

2019のこと 
【府中消防署に行くの巻】

 昨日に続き、私の救急搬送のお礼に。
 府中消防署に粗品を持って行ってみた。
 受け取ってもらえるとは思っていなかったけど、まずはお礼の言葉を伝えたくて。

 建物に入ると、一台の救急車が戻って来たとこ。
 受付に行って置いて来るだけと思ったら、
 ご丁寧に三階の受付にと案内され。
 詳しくお礼伝えて。渡して来た。

 丁重に係の人がすごく恐縮してくださって、見送ってくれた。
 前に、テレビの救急24時に出てた人が、そういうこと言われるの嬉しいって言ってたから。

 その間ずっと署内には隣の国立市から救急要請がアナウンスされてて。
 来た時に帰って来た救急車、私が出るタイミングでそのまま休む間も無く出動ってこと。回転早っ。

 そういえば直前に府中市民球場でも見たばかり。

「ちょっとお父さん、お茶くらい飲んでから行きなさいよ」的な気持ちになった。
 ほぼ出払ってる救急車たち。
 あゝ東京消防庁大忙しの夏。

 呼べば来る救急車、当たり前だけど、この暑い中、暑い場所でしっかり閉じてる制服とマスク。
どんだけ大変か。ありがたい。

 この方達、淡々と無言で仕事してるの。無駄口きかず、笑いもせず、意外に励ましや大丈夫ですよは一切言わず。
 ひたすら淡々と事務的に確認して、書類書いて、確認して、走って、止めて、降りて、運んで、乗せて、って。

 身分証明のカードをスキャン一発で終えられたらいいのにね。
 駅で一通り、救急車で一通り、病院で一通り、3回語ったわ。身分。
 意識失うヒマもなく。

 ご意見申し上げたいことはたくさんある。合理化のために。
でも、きかれてないから言わない。

 そう言えばね、
8年前の8月に父が倒れた時、慌てふためく母に落ち着いていろいろしてくれたのは千葉市の消防ね。家に鍵をかけてね、ということも。

 去年母が介護過労で自分で救急車呼んで、誰も同乗できなかった時も。

 去年新潟義母のとき、大雪の中、受け入れ拒否でも探して探して搬送してくれた新潟市の救急車。

 その全てにどこにもお礼言ってなかった。
😭

 あ、さっきの粗品のグレード、上げればよかったか。
 とりあえずまた三方向お礼の気持ちで拝む。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?