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第73回日本ハンドボール選手権(女子の部)決勝マッチレポート

前半はイズミが主導権を握った。
秋山静香は北國銀行の1・2枚目に対しミドルでアタックしたのが功を奏す。
北國は中山が23分あまりスコアレス、そして相澤の半ば無理矢理にねじ込む場面が増えてきてどうしてもブレイクスルーが決めきれない
その中でDFでは主軸のTOKYO2020組の塩田・角南が体を張るもイズミは23分過ぎからの4分間で4-0と走る。
一進一退の攻防で前半を14-14の同点で折り返す。

後半立ち上がりも緊迫した。
そこから抜け出したのは北國銀行だった
41分過ぎから中山のブレイクスルーをきっかけにおよそ5分で3-0と走った。相澤はこの試合8点。中山の分をカバーし、51分に相澤と秋山なつみの速攻で突き放した。イズミはおよそ4分のパワープレーを生かしきれずも秋山8得点もチームを引っ張ったが及ばず。

GKの馬場・板野は安定してキーピングで要所で速攻を阻止しゲーム自体が締まった展開となった。

そして佐原の2回の退場を塩田の献身的なディフェンスで振り切った北國銀行が28-27で振り切り3大会連続6回目の日本選手権制覇を果たした。

MVPはトップスコアラーの北國銀行 #7相澤菜月が受賞した

《コメント》
北國銀行
 角南唯主将
自分たちはエースがいないけどチームで成し遂げた
昨季より試合時間は短くオンザコートで鼓舞できるように
今大会での課題を今後のリーグへ向けて戦いたい。
コロナ禍が続いている中でも応援いただいた皆さんのおかげで勝てた

イズミ 中山剛監督
1点差、2点差の負けは自分の責任。その中で選手たちはよくやってくれた。最後の際の部分で追いかける形となったところをクリアできれば勝てた。
いまの北國だと25失点前後が目安だった。
その中で今日は60分間走り切ろうと伝え、
交代やプレーの部分で提案ができればもっといいチームになると思う。
大会を通じて初戦の2回戦と準々決勝はよくなかったが
準決勝と決勝は持ち味を出せたと思う。
ミスもあったが果敢に攻めて行ったミスなのでそれは仕方ない。
しかし決勝に勝ち上がれたことは自信になったはず。その中で気持ちの入った試合だったと思う。

イズミ 秋山静香
きのうの勝ちでもスタートダッシュを個人的には決めたかった
ラスト10分の戦い方が結果となって表れたと思う。
前半から全体を見る視野が狭かったのが
ラスト10分でもう少し広げられると変わった展開になったかもしれない。リーグ戦後半戦やプレーオフに向けて挑戦し続けることが課題だと思う。

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