【種牡馬特徴編】ドゥラメンテ

「ドゥラメンテ」という競走馬

まずは、ドゥラメンテの現役時代についてお話したいと思います。
戦績：9戦5勝（2着4回）
馬主：サンデーレーシング
生産：ノーザンファーム
調教師：美浦　堀厩舎
父：キングカメハメハ
母：アドマイヤグルーヴ（母父サンデーサイレンス）

デビュー4戦を振り返ります☆

新馬戦2014/10/12：東京1800m（良）2着
超ドスローのペースを最後方から直線一気の追い込みを見せましたが、2着まで。前につけていた勝ち馬に届きませんでした。
未勝利2014/11/8：東京1800m（良）1着
道中からて4番手を追走して、直線になってムーア騎手に追い出されると鋭い反応で他馬を圧倒し6馬身差をつけての圧勝でした。
セントポーリア賞2015/2/1：東京1800m　1着
単騎の逃げ馬が作った淀みのない流れの中、道中をインで溜めて4コーナーから外に出すと次元の違う脚で5馬身差をつける勝利でした。
共同通信杯2015/2/15：東京1800m　2着
直線まで後ろで溜めて、長くいい脚を見せて上り最速。一時は先頭かと思われる走りでした。ぎりぎりまで溜めていたリアルスティールが内から差し返して惜しくも2着でした。

大事ポイントとして、
①足を溜める競馬を得意としていた
②中団後ろで競馬して直線で突き放す競馬
③デビューから同距離同舞台を徹底的に使われていた

この4戦以降は、皐月賞⇒ダービー（レコード）⇒菊花賞の3冠達成となるわけです。
やはり、血統背景としてもアドマイヤグルーヴを母にもち、キングカメハメハを父にもつ超良血にふさわしい戦績でしたが、レースの感触を見ていると、キングカメハメハというよりは、母アドマイヤグルーヴの血が色濃く継いでいたのかなという印象です。

2020年の産駒成績（中央）と買い時

出走回数：234
芝：195（28勝）　ダート：39（9勝）
面白いデータとして、
新馬戦（芝）：12勝
しており、芝の勝鞍の約40％が新馬戦ということで新馬戦のドゥラメンテ産駒は「単勝で買い」のデータが出ています。

ドゥラメンテ産駒のねらい目①

前述したとおり、「ドゥラメンテ産駒の新馬戦は単勝で買い」というデータを紹介しました。

では、どんなドゥラメンテ産駒が新馬戦（芝）を勝ったのでしょうか？

内訳はこちら）
阪神：ヴァリアメンテ、ダノンジェネラル、アトミックフレア、ダノンシュネラ、アスコルターレ
東京：ジャングルキング、アヴェラーレ、レインフロムヘブン
中山：タイトルホルダー
中京：ジュンブルースカイ
札幌：キングストンボーイ
小倉：アドマイヤザーゲ
新潟：ドゥラヴェルデ
福島：ドュラモンド
このうち、4番人気以下だったのは、ヴァリアメンテ、アトミックフレア、レインフロムヘブン　の3頭だけで他は3番人気以上でした。

今の段階で言えるデータ的なことは
「阪神芝新馬戦の3番人気以上のドュラメンテ産駒が買い」
ということになりますね！

ドゥラメンテ産駒のねらい目②

次は、新馬戦（芝）を勝てずに未勝利戦に回った産駒を見てみましょう。

ここでの大事なポイントとしては、
①前走の上り
②距離変更（特に延長）

①については、
「前走上り3位以内」かつ「前走が前残りの展開」

②については、
「前走中団より後ろで競馬」かつ「距離延長」

もちろん、ドゥラメンテ産駒に限らず買える条件なのですが
ドゥラメンテ産駒の場合は、ドゥラメンテ自身が「差す競馬」を中心として現役時代に大成しています。
そのため、この①②の条件を満たす馬は、
「父の血を色濃く継いでいる」
証拠なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか？
競馬予想は、様々な切り口ができるのが魅力ですよね。

今回は、2020年デビュー種牡馬「ドュラメンテ」のねらい目を紹介しました。
2021年の競馬ライフの助けになることを祈っております☆

Good By☆彡