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動物通信2号:ウサギより〜受け取りの通路と幸せ恐怖症、おそれという名のギフト


 ウサギはいろいろな物語に登場するので、さまざまなイメージがあるかと思います。かわいく愛らしいイメージ、ずる賢く飄々としたイメージ、反対に、賢くて正義感の強いイメージ、健気さや、儚いイメージをもつひともいるかもしれません。

 象徴としてもさまざまで、日本では昔話や説話から「月」が最も多いかと思いますが、欧米では繁殖力が強いという実際の性質から、多産や豊穣、繁栄、セクシャルなシンボルとされてもいます。幸運のお守りとして、ウサギの足を身につけたりもしますよね。

 わたしは動物が大好きですが、実はウサギは特にかわいいと思ったことがなくて、幼稚園や学校でのウサギ当番のときはちゃんと世話をしましたけど、なんとなくこわいというか、あまり好きじゃないんです。フラワーエッセンス(※1)に詳しい方はご存知の通り、選び方のひとつに、嫌いな花や植物のエッセンスをとるという方法があって、これは潜在的に、その植物の性質や、象徴するエネルギーを受け容れることに対する恐れや抵抗のあらわれ、癒す必要のある部分などを意味したりするのですが、これにあてはめて自分とウサギとをみてみると、なるほど、と思うところがあります。

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