2023/4/8 クイーンエリザベスステークス(G1) - 高柳式+α分類
ランドウィック 芝2000m
枠順
ユニコーンライオンの13大外は少し試練ですね……
新味開拓なるか、スタートセンスで叩ききれるか。
コース
Google Earthの標高差は参考にまで。
ラスト直線は410mで、約300mは緩やかな登り(欧州比)。
スタートが1コーナー途中。中山1600mかな？
クルクルクルと3回回って直線っていうのもデカい中山1600m。
*過去結果・傾向 … 欧州要素は必要。ただ重ければいいわけではないぐらいの感覚。(アデイブみたいにPivotalだけどキングマンボだし母方はよく見る血だけど米国っちゃ米国みたいな。）
Sir Ivorとかの血が(豪州的な要素が)キーか。
又は父ガリレオ系ならノウンファクトとか持ってるとかそういう。
母父キングヘイロー連れて行ったら走ったりしそうな気もする。グッバイヘイローが血統のパーツとして効果ありそうに思いました。
過去ラップタイムなどの見方：下記から見たい日を選んでSectionalを選択。
*ラップ傾向…2000mだと勝ち馬＝上り使える傾向にはある感じ……(宝塚記念で上がり最速の無駄撃ちが少ないみたいな話だとは思いますが。使えないと話にならないタイプかと。粘りこみはどうなんだろう。2，3着？)
出走馬関連
出走予定（馬番順）
1(8) アナモー / ANAMOE
豪G1をたぶん8個ぐらい。1400m～2000m。22年コックスプレート勝ち馬。去年のクイーンエリザベスステークスは9着。君も悪くなりすぎるとダメなタイプかい？母方にニジンスキーのクロスがあるので確かにその通り。
母父がRedoute’sChoiceで、母母父がWhiskey Roadで豪州の血の組み合わせ。…どっちも良馬場の方が力は発揮できそうなタイプか。
牝系は昔に豪州に輸出された英国馬由来。
2(9) ドバイオナー / DUBAI HONOUR (IRE)
英国から遠征。前走オーストラリアでついにG1を勝った。宗主国の格の違いか。(これまで相手関係が付いてなかった所はあるので。)
アスコットっていうほどタフじゃないし、香港・ドバイ・ヨークじゃ速すぎるし要素も違うのは確かにそう。
母Mondelice経由でSpecialの5×6×7で、そこに組み合わせるのがストリートクライ(Pride of Dubai)にモンジューにキングマンボでは速度も重さも中途半端になってしまっている所があるか。
4代母父にアントレプレナー(Entrepreneur)
……うーん良馬場の方がどっちかというと良さそうでは
3(10) アレンカー / ALENQUER (FR)
22年タタソールズゴールドC(IRE)勝ち馬。凱旋門賞のあとに豪州移籍。
母はディープ母じゃない方のウインドインハーヘア。
父がAdlerflugでガリレオ以上に重いサドラーで、そこにドイツ産の母を付けたフランス馬。母父のAreion(ボールドルーラー系)といい、なんかチグハグなんですよね……
重い割には重さにも突き抜けてない。軽くはない。速くもない。
今のところ極悪馬場になってるのは良さそうなんですが、状態はどうなんでしょうか。(転厩して仕上げられてる？大丈夫？）
4(5) カスカディアン / CASCADIAN (GB)
豪G1を3勝。1400m～2000m。前走フレミントンの2000mG1勝ち。8歳だけど成績は安定して走っている。前走は11秒台が続くラップで最後まで止まらず勝った形か。去年は同レースでキレ負け。
ガリレオ・アホヌーラで悪い馬場は耐えるだろうし、母父ストリートクライで必要分のスピードも持っているものかと。ただ足りないよねぇ、良馬場で瞬発力勝負だと。
母方にDiesis(エタン)持っていて2000mぐらいの距離は普通に問題ないというか守備範囲のはず。上りをどれぐらい使えるか、どれぐらい前にいる馬や後ろが使えなくなるかはキーか。重馬場の方がチャンスはありそう。
5(4) モウンガ / MO’UNGA (NZ)
一昨年のランドウィックのウィンクスS(1400m)と、ローズヒルギニー (2000m)のG1を2勝している。去年はG1の2着が3回、3着3回。だいたいアナモーに負けてる。
父はZabeelの産駒(ロイヤルチャージャー系…Sir Tristram系)。母父はラストタイクーン系で南半球っぽい具合。母母父はトウルビヨン系(My Babu)で、牝系は南半球の牝系(コロニアルナンバー)で軽いと見ていいと思う。
(逆に振り切れてないところが善戦マン化している背景でもあるか…？)
勝ち目はともかくこの馬なりに実力は出せるんじゃないかと。
6(3) ニューメリアン / NUMERIAN (IRE)
前走カスカディアンの2着。過去実績はG2勝ちまでのはず。
Northern Dancerの同系配合（(4×4)×(4×5))。
父Holy Roman Emperorの軽さ内包は悪くなさそうも、なんか決めてには欠く血統構成なような。今更成長の伸びしろも期待できないとは思いますし。
7(13) ユニコーンライオン / UNICORN LION (IRE)
50万×400口のライオンらしさ満点の馬。いい馬だけど迷走期長かったね…
Northern Dancerの同系配合(父母父はGone West系だけど)でストームキャット系だけど、欧州対応しているNo Nay Never産駒で母父がHigh Chaparralと要素盛りだくさんの馬。ただ母方に入るセクレタリアトと、父のGone West経由でセクレタリアトの4×6クロスを内包していることに注意が必要。
良馬場が良かったよね。(どれだけ乾いてくれるものか……）
8(12) ゼイレック / ZEYREK (FR)
プロタゴニストが勝ったG3の2着。その後同じコースのG3を勝ってる。
21年に豪州移籍してその後はL勝ちの後、今年3月まで勝ちが無かった。
Sea The StarsとDalakhaniでMiswakiのクロスが発生するのは面白いけどそれぐらいか。あんまり特筆する事項が無い気もする……
9(7) プロタゴニスト / PROTAGONIST (FR)
2000mのG3勝ち。馬主は豪州だが遠征扱い(英国調教馬)。
前走はドンカスターマイルで12着。連闘で出てくるようです。
父ウートンバセットに母父Shamardal。豪州でもやれそうだけど豪州的なパーツは欠く印象。もうちょっと重くてもいいんじゃないかという感じは。
Gone West系で芝走れるぐらいの場所じゃないかという気持ち。
10(6) ギアアップ / GEAR UP (IRE)
前走から豪州移籍。2歳時にサンクルーの2000mG1でボタニクに勝ってる。
前走はゼイレックの3着。移籍2戦目で上積みは果たして。
Teofiloはガリレオ系。母父Toccetがデピュティミニスター系でAwesome Againの産駒。コジーンとか持ってる。米国牝系の馬で、父がA.P.Indy系なら普通にダート走ってそうな字面。
前走外から差し込まれて3着も止まったわけではないので馬場が悪ければゼイレックより上に取ってもいいのかもしれない……？
11(1) ヘザショッカ / HEZASHOCKA (NZ)
前走はカスカディアンの5着。過去に橋詰騎手でG2を勝ってる。
マッキノンステークス(1着ザーキ、2着モウンガ)でいい勝負はしている。
ミスプロ×ミスプロではあるものの、父はストリートクライにデインヒルで、Pride of Dubaiとはロベルトが入ったりする違いがある。母父はサンダーガルチ系でまた少し趣が違うタイプ。母父のAL Akbar(セントサイモン系)がいい味出していると思う。人気ないだろうしちょっと足してみたいかも。
12(11) モンテフィリア / MONTEFILIA
豪州G1を4勝。1600ｍ～2400m。前走はドバイオナーにちぎられた。
ただ父はガリレオ系で母父はShirocco(Monsun)で母方はエタン持ってると考えるとそれはそう(重い……戦うには馬場の負荷か速さが足りない…)。
父KermadecはTeofilo(ガリレオ×デインヒル)に、×フジキセキ牝馬。高速馬場だとまだ重いけど、少し重たくなるとちょうどいいかも。母父Shiroccoはドイツ血統×The Minstrel。ドイツ馬屋さん君らThe Minstrel入れてスピード対応させるの好きですね。
父がガリレオとはいえフジキセキ入っているので、母父はShiroccoでちょうどいい塩梅ではないかと。ただ超重い牝系とかではないのである程度悪いぐらいまでだと思いました。個人的に2000mで今回恵まれないだろうかと思ってます。上り使えるし。
13() エルパトロネス / EL PATRONESS
前走はオーストラリアンCでカスカディアンの7着。
去年のオーストラリアンオークス勝ち馬。
父デインヒル系に母父ラストタイクーン系で南半球っぽさ。母母父はThe Minstrelの産駒でニジンスキー系みたいなもん。Best In Showを母母父が持っているので一定の仕上がり早のタイプではある。
(なので、その点で嫌ってしまうのが手かもしれない？)
出走しなかった馬
アリゲーターブラッド / ALLIGATOR BLOOD
豪G1をたぶん5勝ぐらいしてる。1400ｍ～1800m。
父はダンチヒ同系を重ねたデインヒル系。豪州種牡馬。
母父はフェアリーキングが豪州で供用されていた時の産駒。Rollsというミスプロ産駒・母父Sir Ivorの牝馬のクロスを4×4で持っている。
3代母Tracys Elementから豪州持ち込みかな？それ以前は英・愛の古めの配合が付いている。
4/1のランドウィック・ドンカスターマイルG1で重馬場苦にタコ負けしたから出てこないような気もする。確かに良馬場の方がいいよね。
(耐えれるかもしれないけど、重で推せる要素は特に感じませんでした。)
デュークデセッサ / DUKE DE SESSA (IRE)
愛G3パディパワーS(2400m)勝ち馬。豪州移籍してドンカスターマイル8着。
いきなりマイルは忙しかったか。
父Lope de Vegaを魅力的に感じるけど、母父Cape Crossに母母父High Chaparralと考えるとちょっと重いよね。要素的にはSir Ivorの5×5クロスとかあるけど、ちょっと欧州すぎるような……極悪馬場はチャンスあるか？
(馬券内のお席がご用意されるかは実力的には何とも。)
ファンガール / FANGIRL
豪ニューカッスルの1800mG1勝ち馬。その後1400m、1500m、1600mのG1でアナモーの2着が3回ある。後ろからは届かず、先行しては差し切られ…
前走はドンカスターマイル7着なので出て来るかは不明。
アリゲーターブラッドと同じくRolls(ミスプロ・Sir Ivor)のクロスを4×4で持ってる。父はMore Than Ready産駒の豪州馬(ヘイルトゥリーズン系)。母父はフェアリーキングが豪州で供用されていた時の産駒でアリゲーターブラッドと同じ。牝系は80年代にイギリスから輸入されてきたもの。
2000mは今回初出走。こなせていいとは思うが能力はどうか。
(良だとアナモーでいいのでは？という可能性はある。)
重馬場だとあまり加点要素は無いと思う。
ゴールドトリップ / GOLD TRIP (FR)
去年のメルボルンC(3200m)勝ち馬。凱旋門賞でソットサスの4着。
近走は後方からキレず届かないレースが続いている。1800mとかの好走歴はあるが、そんなキレるタイプではないので上り掛かる方がいいか。血統的にはどちらかというと平坦だとは思う(ステイヤーとは違うはず)。
⇒ステイヤー血脈は入ってはいるんだけど……キングマンボにシアトルスルーなんですよね…… 平坦の長い所がいいとは思います…（2000mだとじわじわで届かないとは思うものの…… まあ出ない馬なんですが…)
父OutstripがSir Ivorの5×5クロスになる。母父はDubai DestinationなのでキングマンボにAllegedとシアトルスルー。アグネスワールドの甥。
そう考えるとここではないのでは…？と思いました。
ヒンジド / HINGED
ランドウィックの1400mG1勝ちがある。前走はドバイオナーの4着。
ランドウィックで数走っているが勝てていない状況。
父デインヒル系・母母父デインヒル系で、デインヒルの4×4がある。
仏→米(ここでスルーオゴールドを付けてる)→豪導入牝馬。
特筆することは特にないとは思います。
マッチャラテ / MATCHA LATTE
豪州でモーリスが頑張って作った産駒。
ハンデキャップ競争1勝。G3で2着が3回ある。4/1にランドウィックで2着。
同日のG1が1:38.76。そこから+1.5秒ほど(1:40.30)。
ニジンスキークロスを母が持っているわりに道悪耐えてるのはモーリスか。メジロボサツでしょうねぇ。
ミスターブライトサイド / MR BRIGHTSIDE (NZ)
4/1土曜のG1ドンカスターマイル(ランドウィック)を勝ってここへ連闘。
父BullbarsはGone West系。それ以外もちょっとずつ重いところからズレてる。急坂じゃない一定の負荷は確かに得意か。(2000mに伸びてどうかとかはありますが。)
Gone Westが効いていて、かつサドラークロスがある。セクレタリアトをSpecialクロスで強調する感じ。耐えるタイプなるほど。
2022年、2023年とともに上り3Fは36秒台かつ上位ではない。
どっちかというと極悪馬場引いて前で戦いたいか。
シャープンスマート / SHARP ’N’ SMART (NZ)
2000m～2400mでG1を3勝(馬齢)。前走はランドウィックのオーストラリアンダービー(4/1)で4着に敗れている。前に行った馬をとらえられなかった。
父のRedwoodはHigh ChaparralにWoodman・Lyphard。重いけど中和か。母父のSwiss Aceはシーキングザゴールド系だがミスプロ同系配合。Carson Cityと組み合わさっていて、これが母父に入ると考えると少し道悪適正下げているというのも納得感。母方にBeringを持っている(Dan Cupid…レイズアネイティヴじゃないネイティヴダンサー系)。
天気とオッズでご相談じゃないでしょうか。
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