2022/05/29 東京11R 東京優駿(日本ダービー)(G1) 特別号 - JRA 高柳式+α分類
5/29 東京11R 東京優駿(ダービー)(G1) 芝2400m
枠順
過去の結果
血統個別分析
書きたい所だけ…できるだけ中立に…
アスクワイルドモア
キズナ×母父ロブロイ×母母父Candy Stripesで、アルゼンチン牝系。
どちらかというと非根幹距離っぽい字面。ただ結構軽い南米牝系で、一定のスピードの能力はあるか。意外と東京2400mは良かったりして。
最内。最内スルスルか、それとも外に出そうとするのか。
セイウンハーデス
シルバーステート×母父カフェ×母母父エリシオ。
字面の感じは結構面白いような。牝系もトサモアー＝プロリースカツプでダービー馬が出る血統(スペシャルウィーク、ウオッカ、メイショウサムソン)。とは言え、父シルバーステートか……。距離長くない？という懸念。
ここの所の馬場にはそこそこ悪くなさそう。特にフロリースカツプ系という点は内枠を引けた点も面白いかもしれない。
アスクビクターモア
ディープ×母父レインボウクエスト×母母父Night Shift。
結構欧州色が強いディープ産駒。スピードの血は少し少ないか？
荒れ馬場や洋芝は気にしないはず。今の馬場には悪くなさそう。
マテンロウレオ
ハーツクライ×母父ブライアンズタイム×母母父ダンチヒ。
4代母にGreat Lady M.がいて、サークルオブライフや、ビリーヴ、ジャンダルムとかと同じ牝系。サークルオブライフと比べると×ダンチヒ、×ブライアンズタイムという点で距離はまだ持つ方か。スピードはハーツクライのMy Bupersとダンチヒ頼みなところがある。
ピースオブエイト
スクリーンヒーロー×母父Oasis Dream×母母父サドラーズウェルズ。
軽くはないよね。ダンチヒの4×4は効くだろうけど東京がダンチヒ馬場かって言うとはたしてどうか。しかしながらフォーティナイナーなりで下支えしている分で……どこまで戦うことができるか。
プラダリア
ディープ×母父クロフネ×母母父フォーティナイナー。
ここに来て正統派ディープインパクト産駒が出てきた感。ダービー特化型ではないが、クロフネのスピード×フォーティナイナーからのミスプロ。母方からはグルームダンサー等とボールドルーラー系は結構薄い。
しかしながら、ディープ×クロフネであれば、ヴァイスリージェント系かつフレンチデピュティ経由でボールドルーラを持つので、今回のダービーのメンバーならそこそこ正統派ディープインパクト産駒って言っていいのでは。
スピードの保証はクロフネとフォーティナイナーが、瞬発力をクロフネの母父Classic Go Goにグルームダンサーから持ってくる形だろうか。
青葉賞組。はたしてどこまで通用するか。
オニャンコポン
エイシンフラッシュ×母父ヴィクトワールピサ×母母父Sahm。
いやフラッシュ×ピサはその時点で薄い本なんですよ。とはさておき。
珍馬名と話題になりますがどちらかというと血統表の方が面白い。冗談のようでかなり考えられた配合なんじゃないかという気がしています。
エイシンフラッシュがミスプロ系の種牡馬でありながら、なかなか活躍馬が出せていない背景がスピード性能の不足(King's Bestも重いし、フラッシュもムーンレディから来るドイツの血も重い。フラッシュは重い。おっとガイドライン……)と考えて良さそうで、それをミスプロの4×4+5で支える。
一方でヴィクトワールピサは父ネオユニヴァースで重いサンデー。母父はミスプロ系だがマキャヴェリアンでこれもまた欧州風味。そして母母はサプレザで、欧州で走って、日本でもマイルCSで3着等日本に適応している牝系。その父のSahmはミスプロ直子だが母父にサドラーズウェルズを持つなどなど色々詰まっている血統表。
ピックアップしたいクロスをまとめると、
・Mr. Prospector 4×4+5
・Kris(エタン系) 5×5
・Busted 7×6
といったところ。ワクワクする。社台ファームの宝箱血統。
とは言ったものの、人気先行型の馬ではあるので、ダービーに合うかというと、ここ近年の日本ダービーとは傾向が違うよねという印象。
好位ないし中団前目から一気に差し切って耐えきれるかのイメージ。父同様にスローからの決定打の勝負は合うはず(相手関係自体はともかく)。
ビーアストニッシド
アメリカンペイトリオット×母父ネオユニ×母母父キンカメ。しかも牝系は小岩井のアストニシメント。メジロマックイーンとかの牝系。
一瞬ダートレースかと目を疑う血統かもしれないが、実はアメリカンペイトリオットは芝馬なんですよ。日本の芝にどれぐらい合っているかは置いといて。
しかしそれにしても重い。キンカメでネオユニヴァース(エタン系が効いて重い)、ブライアンズタイム(軽くは無いと思う)なりを強調していった所にアメリカンペイトリオット。もしTiznow経由のインリアリティや、War Frontが持っているファピアノなどが効いてくれれば良いんですが……。
共同通信杯は稍重の向いた馬場とは言え3着。スプリングSは先手を取って前に行ったダンチヒ系お得意の押し切り勝ち。ダービーの舞台でどうかはともかく、ここまで逃げた時の走りは秀逸。アレだけ馬場入りイレ込むのに走りだしたらなぜかしっかり走っている。調教拒否もするのに。
後、鞍上和田竜二騎手はこの馬には合います。
ジャスティンパレス
ディープ×母父Royal Anthem×母母父Red Ransom。
半兄にアイアンバローズがいる。
母父のRoyal AnthemがTheatricalの子でこれが結構動きが重いタイプなんですよね……。スピード能力はSkywalker等で補充している。キレるタイプではないので立ち回りでどうか。
マテンロウオリオン
ダイワメジャー×母父キンカメ×母母父トニービン。
母母レディパステルはオークス馬。東京2400mへの適性は一応あるとは思う。一応。とは言えこれが出てきてさあこまった枠。
スピード能力はDr.Fagerに加えて、母母母のピンクタートルがBull Dogの5×5というクロスを持っていて強調している感じ。なので課題は父ダイワメジャー(これがわからない)と、距離ではないかと……。正直わからない。
ジャスティンロック
リオンディーズ×母父アッミラーレ×母母父デインヒル。何とホクトベガの牝系。なのでこれまた血統が渋い……。
正直あんまり正確につかみ切れていない血統なのでこれぐらいで。
(リオンディーズぐらいしかわからないので……)
ダノンベルーガ
ハーツ×母父Tizway×母母父マリブムーン。
字面だとダートに強そうな字面が並ぶが……実は悪い馬場の適性がある。
共同通信杯で地力系ファミリーナンバーで、TiznowでもTizway経由、A.P.Indyでもマリブムーン経由という点から注目していた一頭。
無事にダービーに出てきてくれて嬉しい。こんな血統なのに稍重の共同通信杯をしっかり勝ってる点の考察は、四条紅羽さんのFanboxにパスだ！
個人的にこの馬のキーポイントは、TiznowではなくTizwayでダンチヒ追加＆ノーザンダンサー系多重クロス化＆リボー追加という点、A.P.Indyではなくマリブムーンで1代薄めている点(シアトルスルーの6×5に薄めている)。
要素的には、父がハーツクライという点以外はダービーにドンピシャ。
(一方で、父ディープでこの血統だと固くなってしまってあんまり走らないんじゃないかという気もする。3歳春まで持つかどうか……)。
依然のダービーの馬場でも、今の東京の馬場も合うとは思います。
ドウデュース
ハーツ×母父Vindication×母母父Gone West。
ダンシングブレーヴと同じ牝系で、母母母のDarling Dameが3/4同血。その先はGone WestにVindication(シアトルスルー系)と米国色強い。
ボールドルーラーの6×6でいい体しているんですよね……。
ダービーと考えると要素はOKか。父ハーツという点が絶妙なバランスにつながっているのかもしれない。スピード能力は恐らくOK。後は距離か。
デシエルト
ドレフォン×母父キンカメ×母母父サンデーで、エアグルーヴの方。
ドレフォンって面白い種牡馬だねサンプルその②(①はジオグリフ)。
詳しい話は四条紅羽さんのFanboxにパス！
血統的には、ドレフォン産駒が芝で走る条件を満たしている。
もしダービーの舞台でストームキャット系の特性と、エアグルーヴ経由のトニービン＋ノーザンテーストを引き出してくるようなら面白い。
ジオグリフ
ドレフォン×母父キンカメ×母母父サンデーで、エアグルーヴじゃない方。
ドレフォンって面白い種牡馬だねサンプルその①。
詳しい話は四条紅羽さんのFanboxにパス！(2回目)
ドレフォン産駒が芝で走るための条件を満たしている1頭(というか、皐月賞勝ってきっちりと証明したというか)。ある条件＋一定の日本の芝に対する適正を母方から補充してくることがドレフォン産駒が芝で走るための条件のはず。ジオグリフの場合、サンデーは言うまでもなく現代日本競馬のキーパーツで、アンデスレディーから来る血が非常に重要なはず。ノーザンテーストの瞬発力に、古い日本の牝系(レデイチヤツターで十分OK)の組み合わせ。
それを母父キンカメで強調しつつ引き出していくイメージか。
NHKマイルで18人気3着で世間を阿鼻叫喚に叩き込んだカワキタレブリー。これもドレフォン産駒×古い日本の牝系の組み合わせ。この馬も恐らくは条件は満たしているはず(流石に社台系と新冠産の差があるので重賞に手が届くかはともかく)。カワキタレブリーの場合は母父ディープが瞬発力で、母母タッソーニーからテンビー経由でニジンスキーのスピードとグレイソヴリン系の要素なり、サクラユタカオー経由でスピードにスターロツチなりダンディルートなりヒンドスタンなり…その上でプロポンチス牝系で小岩井の基礎輸入牝系だったりすると日本の要素が詰め込まれている。
☆プロポンチス牝系：平成のはじめにアイネスフウジン、ハクタイセイ、レガシーワールドとG1馬3頭出したが、そこまで活躍馬が頻繁には出ていない。ドレフォンはもしかするとこういう血統を活躍させる種牡馬かもしれない。社台さんお値段下がりませんかね。日高とかに眠ってる血統が輝いたりしないかな。(オルフェはパターンが見えてきたがそのパターンが厳しい。ドレフォンは博打感あるけど大爆発を期待できるかもしれない。)
＊とはいえ、滅茶苦茶芝を走る産駒が出そうなのはノーザンが持ってるエアグルーヴの牝系だとは思いますが……。ガーサントを血統表に持つレベルで古くて、かつノーザンテーストを持ち、そこまで癖が強い血が入っていない牝馬。そういうのは社台系が持ってるんですよ。用意出来たら苦労しない。
キラーアビリティ
ディープ×母父Congaree×母母父Old Trieste。始めて見るような字面のようで、ディープ×ブラッシンググルーム×シアトルスルーといった形。
米G1勝ちのキラーグレイシスを買ってきたのに5番仔までディープを付けていなかったのは意外。
ダービー志向のディープ産駒のようで、母父がCongareeでブラッシンググルーム系と少しズラした感じ。シアトルスルー・Skywalkerと入っているがストームキャットはミスタープロスペクターは持っていない。持っているもの的には王道根幹血統っぽいが母父が違う分がどのように効いてくるのか。
ロードレゼル
ディープ×母父キンカメ×母母父Tejano Run。王道っぽいようでそうでもないのかもしれない。母母のワンフォーローズはケイアイファームが仕入れてきた牝馬。父Tejano RunがCaro経由のグレイソヴリン系で、ここが少しズレる部分か。一方でワンフォーローズの母の血統はLord Gaylord(サーゲイロード系で短距離要素かな)等を持っていてほどほどのバランス感。
ここまでの走り的には粘りこみが鍵か。Caro経由でしぶとく耐えるか……。
先週のオークスがルメールからレーンで万馬券でしたね(誘導)。
イクイノックス
キタサンブラック×母父キングヘイロー×母母父トニービン。
字面だけ見ると重そう。ただキタサンブラックからはサクラバクシンオー＝プリンスリーギフトと、ジャッジアンジェルーチからの豊富なスピードが供給されるはず。ここまでのキタサンブラック産駒の傾向的に距離延長は◎。
ダービーと考えるとトニービンがどれぐらい効いてくるかは鍵か。馬場は合うし、コース自体も合うとは思う。決定打がどうか。
ジャッジアンジェルーチはスピードを期待されて日本に輸入された種牡馬。しかしながら、産駒は体が固く活躍馬は少なかった。ただ母父としてはオレハマッテルゼ(父サンデー)、アジュディミツオー(父ダンチヒ)、グレープブランデー(父マンハッタンカフェ)などが出た。
☆ジャッジアンジェルーチはボールドルーラー系。さすがに当時の繁殖との組み合わせだとまだダートを走れる組み合わせにはならず、母父としてサンデーが付いたりして活躍するようになったという所でしょうか。
父サンデー×母父ボールドルーラー系という組み合わせはアグネスフライト・タキオンの例がある。この組み合わせは簡単に言うと、ディープ産駒ダービー志向の王道パターンのような物。
「アグネスタキオンはあのセーターの下にムキムキの腹筋を隠しているっていう事だけ覚えて帰ってください。」(4回目ぐらい)
コマンドライン ⇒JDD予定。ルメールさん乗れますね。
抽選1/2。ディープ×母父Tiz Wonderful×母母父General Meeting。
ルメールさん乗らないんっすか。POG指名ランキング1位。
ディープ産駒で、Tiznow、Storm Catを持つ代表馬といえばコントレイルがいる。コントレイルとの違いはコマンドラインは母父の系譜に持っていて、更にコマンドラインはStorm Catをヘネシー経由で持つ。
また、ミスタープロスペクター系の血が非常に薄い。
クロス的にはシアトルスルーの母方クロスで4+6+6が大きい。
東京では2戦2勝。ここで巻き返しは果たしてあるのか。
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