馬券を買わないという勝利への手段

あ、どうも漫田です。大変ご無沙汰をしております。

はじめに近況報告ですが、最近転職をしたため中国地方の某都市に引っ越してきました。大変温暖な街なので、今日も「春か!」というぐらいの陽気に眠気誘われています。

そんな僕の最近の悩みは「金がない」ことに尽きます。昨年は5年ぶりに馬券で年間収支マイナスを記録。しかもー100万ほど負けました…😅

これまでだったらその負け額でも「まあええか」ぐらいで済んだんですが、1人暮らしの初期費用で50万円ほど一気に吹き飛び、今までより月収も下がり、緊急時の蓄えも想定…などなど考えていたら、金の不安が尽きないわけです。月収については業務委託やライター業のお話をいただいているので、多少改善の見込みはありますが、プロジェクトベースだったり不定期なのであまりあてにしていません。

と、こういう現状ですから、生活の転換期にあたりキャッシュフローを見直さなければなりません。そういった課題において普通でしたら「馬券をやめる」が最大の改善策になると思いますが、もはや中毒であること、そして去年は爆負けしたもののトータルではプラス収支で、投資としての側面も持ち合わせていることを踏まえると、完全に馬券を切るという選択肢にはなりません。

とはいえ家賃や電話代などの固定費を削るわけにもいきませんし、食費や交際費は馬券代よりも大事なものなので、ここをカットするのは本末転倒。馬券をどうにかするしか改善への道は残されていないのです。まあ酒・たばこ代は減らせるか…(笑)

購入単価をどうするか問題

では馬券におけるお金の流れをどのように見直せばいいのか。まず考えるのは「1レースあたりの購入単価」ですよね。今までの購入単価は大体5,000~10,000円。多い時は20,000~30,000円という時もありました。

まあこれは減らせるでしょう。少なくとも20,000円以上賭けることは激レアケースにした方が良いと思います。20,000円がどれくらいの大金か考えると、車(移動費)で小旅行に出かけ、名所を観光し(娯楽費)、そこそこ美味しいものを食べつつ(食費)宿も取れる(宿泊費)ぐらいの金額なので、馬券に使ってしまうのは浪費であると断言できます。(※補足ですがこの記事においては、「馬券代=負け馬券代」です。払い戻される前提で考えていません。)

じゃあ「5,000~10,000円なら浪費ではないのか」という話になりますが、正直これより下げてしまうと、期待値も大幅に下がってしまうというのが僕の感覚です。

馬券購入時の心理として以下の2つに大別されると考えます。

A-予算範囲内でとにかく点数を買い的中する確率を上げる
B-点数をしぼり予算を分配することで的中時の払戻金額を上げる

僕は長い目で見ると後者が儲かると思っているので、長らく点数をしぼり買い目の期待値を最大限に引き上げるという方策をずっと取っています。このい2つは馬券をマクロorミクロで見るか違いにすぎませんが、購入金額が下がってしまえば期待値も下がってしまうというのは共通点かと思います。

購入機会をどうするか問題

AとBを1レースあたりの的中率と回収率で比較した時に、

的中率:A>>>B
回収率:B>>>A

となるのはお分かりいただけるかと思います。当然ですよね。どちらも購入金額が5,000円、Aの1点単価が100円、Bの1点単価が1,000円としましょう。仮にどちらも3連単200倍を的中した場合、もちろん当たる確率はたくさん点数を買えるAの方が高いですし、払戻はAが20,000円、Bが200,000円となるのでBの回収率が上回ります。

そうなった時に僕が選択したBは「一発がデカい分、的中する確率が低い」という明確なデメリットが見えてきます。的中率が低いということは一定の期間において流れるお金がAより多く、入ってくるお金がAより少ないとも言い換えられるので、キャッシュフローを改善したいという今回のテーマにおいては極めて不適正と言えるわけです。

僕はBでプラス収支を実現するために特定の条件のレースのみ買い続けるということをしていました。当たる確率が低いということはある程度の算段を立てるために確率を一定にしなければならないですよね。例えば「短距離で先行する人気馬が勝ちやすく穴は不人気の差し馬が来やすい」みたいな傾向を持つコース・クラスがあれば、それをひたすら買い続けていけばそのうち当たるという考え方です。

これを色んなレースに浮気してしまうと、自分の予算は決まっているのに確率は安定しないので破産しやすいというのが僕のイメージ。実は2021年の負けはこれがすべてで、得意の京都開催がない分、条件を絞り切れないまま色んなレースを買いまくってしまったのが敗因と分析しています。

馬券を買わない

もはや八方塞がりにも思える状況ですが、ここで導き出せる答えはただ1つ。

「馬券を購入しない」

結局かいみたいな声がどこからともなく聞こえてきますが、ここでいう「買わない」ものの対象は「負け馬券」です。いや、そんなことできるなら始めからやるわとの声も聞こえてきますが、負け馬券を買わないことが勝利への手段であることは、割と競馬において心理な気がします。

実際に勝ち馬券のみを選んで購入することは不可能です。しかし購入レースを選ぶ際に冒険するかしないかを選ぶことはできます。言い換えれば「不確定要素に飛びつくか飛びつかないか」と表現できるでしょう。

例に出すと、僕が岩田ジュニアを嫌っているのはここの相性がしこたま悪いことに起因しています。彼は平場ではまあまあ上手く乗ることが多いのですが、重賞では逆にしこたま下手に乗ることが多いです。しかも人気馬に乗っているので、馬自体は良さげに見えても鞍上が決定打にならない。ここでその人気馬を信頼するか否かが、「不確定要素に飛びつくか飛びつかないか」という話です。

つまり先述した「負け馬券を買わない」は、確定要素が多いかを見極めることが重要になります。よりレースを厳選することが重要で、ちょっと前の競馬流行語風に言えば「いかに田端するか」が腕の見せ所

今年はこれをテーマに馬券ライフを楽しんでいきたいと思います。

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