自由な人生が始まった⑧

いろいろありながら、大人へと成長していくもの。あれこれ不満やら納得できないやら、そんな気持ちを吐き出す友人もいなく、、、なんとかして一人であれもこれも頭の中を整理しながら、なんとか〜これでいいのだ〜♪と自分の腹に収めようと頑張った!幸いなことに父がよく図書館に連れて行ってくれたおかげで読書に逃げ道を見つけ、まだ中学生だったけど、太宰治やトルストイにハマった。本屋さんで立ち読みしたこともあったっけ。本を読んでいる時は夢中なのでいろんな事を忘れさせてくれる。話はあちこち飛ぶけれど高校の入学式のこと、姉や兄はトップの高校だったので、母は意気揚々、鼻高々と入学式に出席。ところが、私の時は、そのトップの高校は女子の募集人数を半分にした。おかげで母は確実なところじゃないどダメと言って私は新設女子高生となり、その入学式は父と一緒に行った。父が大好きなのでいいんだけど、、、何故母じゃないのか?トップの高校じゃないからか!とかなり卑屈になってもちろん、気持ちが伴わないので全く勉強もせずに遊び呆けた。幸いなことに、その後の就職は金融機関だったので、またまたでしゃばり母が、いきたかだかと最初の出勤日には付いてくるという、その後も支店長、課長のお宅に挨拶に行くという。なんとも、突っ走る母だった。後に母曰く「私があなたをあそこに入れてあげたのよ」『いえいえ、私の意思で面接をうけたのですから』と言っても聞こえないらしい(笑)なかなか母から自立できないワタシです。社会人になりすぐに冬のコートが欲しいので地元デパートに頼みたいと母に言ったが、何故か?父と一緒に生地を選び、デザインを決め頼んだ記憶がある。この時も???だった。どうも母とは相性が悪いのか!勝手に僻んだり、卑屈になったり、悲劇のヒロインになってしまっていたようだ。

そんなこんなで母の言いなりになっている弱いワタシ!いよいよお年頃になり、結婚を迫られるハメになった。いつまでも嫁にいかないなんて世間体が悪いから、いかず後家になってしまう、隣のお嬢さん結婚したよ。(そんな時代でもあり、都会じゃないということもあり)だから何?と思いつつもお見合いさせられて。全くうるさい親だよ、私の人生は自分で決めるのだ!けれど、この煩さから逃れたいと強く思って職場結婚してしまったのさ!結局は流された人生を歩み始めたわけでした。一人で自由に生きたかったのにね!


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