それは突然やってきた⑥

ある日の夜だった。めずらしく12時過ぎになって布団に入った。もちろん、寝るつもりで、目を瞑った。『わぁぁ、なに?だれ?どういうこと?』矢継ぎ早に頭の中がぐるぐるぐるっと。腰の回転なんてもんじゃない。腰の回転は現実に見えて確認していたんだから、、、でも、これは目を瞑っているんだよ。どういうこと!ずーっと遠くからゆっくりと誰かが近づいてくる。近づいてきてるのをよーくみると、羽衣を纏ってる天女、空間をすべるように、いや、ふわっと飛んでいるようにも、いやいや、動く道路に立っているようにこちらへとゆっくり近づいてくる。よくみると、なんとなんとこの世の者とは思えないほどに美しい!こんな美しい人(天女なので人とは言わないかな?)がいるなんて、初めてお目にかかりました!と一瞬にして頭の中は思考回路がものすごい勢いで動き出した。と思ったら目の前で止まった。えっどうなるの?左向きの横顔の天女の頭がパカッと割れて『えっなんてこったー』と考える間もなくその頭の割れ目に龍神さまがやはり左向きにスポッと入っておさまった。天女の頭の上に龍神さまの頭があって、頭が二段構えになってるってこと。こんなことってあり?大体になんで龍神さまだとわかるのだ。そもそも私は龍神さまを知らないんだから、、、今までお目にかかったことはございません。どこかで聞いたことはあるかもしれませんが、、、どう考えたって頭の中に龍神さまがスッポリおさまるなんて意味わかんない(ちょっとブリッコして)とにかく、目を瞑っている時の出来事で、前回の観音さまだって意味わかんな〜いだったのに!まぁ、これには後日談かありまして、それを知った時には顔から火が出るほど恥ずかしかったのでありましたーー続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?