再挑戦

おひさしぶりです。
長らく書いてなかったので改めて軽く自己紹介します。
私は言葉が詰まったり出なかったりする障害、吃音症を持っている高校生です。


先週、学校祭の団の部門長に立候補し、今日無事なることができました。

部門というのは、3学年1クラスずつの120人の団を、4部門に分けて団活動をする集団です。私はそのうちの制作部門で、でっかいマスコットを作るところです。つまり、基本は30人の前で、たまに120人の前で話したりすることになります。普段人前で話すことから逃げてるので、既に緊張してます…。


もともとこういう人前に立って計画をしたり人を動かしたりする仕事が好きで、小中学校のときは生徒会や委員長をやってたりしました。当時も吃音はあったけれど、今より軽かったし、吃音で恥ずかしい気持ちよりも仕事が楽しいという気持ちが大きくてやってました。

 でも中学2年生の頃から吃音が悪化してきました。そのとき応援団長をやっていたけど、本番で団長の台詞が声に出なくなってしまいました。恥ずかしかったのと、自分のせいで負けたという悔しさでかなり落ち込んでたのを覚えてます。そのときから今まで人前に立つ仕事をほとんどやらなくなりました。でもずっとやりたいなあって思ってはいました。

 けれど最近吃音の調子が少し良くなってきていて、今ならできるかもって思って立候補しました。最初は友達に半分冗談でやってみようかなって言ってたのが、根拠の無い自信と挑戦したいという気持ちが湧いてきました。
 
正直今でも本当になってよかったのか自信がないです。同じ団の団長や他の部門長はリーダーシップのある人ばかりだし、なによりもし私がまた声が出なくなったら、昔みたいに恥ずかしい思いして、自分のせいで団が負けるかもしれない。仮に吃音の調子が良くても、長年人前に立つ仕事をやってなかったから、要領よく指示を出したり上手く人を動かしたりできないかもしれない。不安要素なんて挙げ出したらキリがないけど、今回は中学の応援団のリベンジなんです。団の人に同じ中学の人なんて数人いるかいないかくらいだけれど、あのとき迷惑かけたぶんを、今回で取り戻したいです。それに、もし今回問題なく仕事できたら、また人前に立つ仕事にチャレンジしたいと思ってます。団のみんなには申し訳ないけれど、今回は私の私情しかない挑戦だし、自分のことしか考えてなくて団の勝利とか全然考えれてないです。(もちろん、やるからには最優秀賞を目指すし、1年生から3年生まで楽しめる場を作っていきたいです。)


そんなわけで、不安しかないけれど、学校祭までの2ヶ月間楽しんで、がんばっていきたいです。