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息子のカミングアウト

実は1ヶ月前に書き出したこのページ。なかなか進まず、戸惑うわ、書いては消すわが続き結局1ヶ月かかってしまいました。

結論から言うと30歳の息子が去年の秋にカミングアウト。バイセクシャルだそう。息子が言うには、「今の彼女と結婚するのでバイセクシャルである事は知っててもらいたけで別に自分の人生を変えるような事ではない」らしい。

「人生を変えるカミングアウトがある」と言うので聞いてみると自分はノンバイナリーだと言う。
「よく分からない。それってなあに?」と、聞くと「男性でもない、女性でもない、でも男性でもある、女性でもあるって感じ」と返すので、「は?」
それって答えになってない。

結局その日のブランチを私と夫と息子で3時間。息子が必死に説明してくるのを私と夫は真面目に聞く。

カミングアウトすると言う事はリスクが大きいと息子は言う。人によって縁を切るなり。「親としての息子への愛は一生変わらないわよ」と説明すると微笑む。ホッとしたのが顔に現れたので心配していたのが分かる。可哀想に。そんな事心配しなくてもいいのに。

人生を変えるカミングアウトは息子によると代名詞を変えるから。これを日本語でどう説明するかが1ヶ月悩んだ一つの理由。

何方かノンバイナリーの日本語の代名詞について詳しい方いらっしゃれば連絡ください。
男であるのは変わらないけれども自分の中には女性的なものもある。前からマネキュアしていたのは確か。
男の代名詞、「彼」(英語ではhe)ではなく、theyと呼んでくれ、と言う。日本語のtheyは彼ら。男も彼ら。なら代名詞をジェンダーニュートラルには出来ない。さぁ、どうする。

夫の両親は他界。私の両親はよく分からないようだが代名詞については「頑張ってみる」と言ってくれたのは嬉しいがさすがに弟が「英語の使い方を甥っ子にお説教されたくない」と。ほぉ。

クリスマスに息子と家族でお祝いした時にはスカート姿。
正直慣れるのに時間かかるかも。
愛しているのは変わらない。

これが今の私の現状。


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