読書のすゝめ
「一体何を読めばいいのか」
子供の頃からなぜか文章を書くのは得意だったけど、読むことに関しては大の苦手で、
高校の時に友人から勧められるまで、読書とは無縁の人生を送ってきた。
小学校のころの夏休みの課題の読書感想文など、毎年担任の先生が変わるのをいいことに、
毎年「あしながおじさん」で書いて提出していたほどだ。
そんな読書初心者の僕が、自分の好きな本に出会える方法を発見した、という話を書こうと思う。
大学時代こそ熱心に本を読んだが、社会人になってからはめっきり減ってしまって、読書好きを名乗るのは憚られるほどた。
昨年コロナで家にいることが多くなったこともあって久しぶりに読書を始めたのだが、
そこで問題となるのが、
「一体何を読めばいいのか」
ということだ。
これは読書初心者にとって最初にして最大の難関だと思う。
本屋に行ったはいいものの、膨大な本の中から当たりを引くのは至難の業。
平積みにされたベストセラーから選んだところで、自分の好みに合うかどうかはわからない。
いわゆる「ジャケ買い」で当たりを引く楽しみなんてのもあるにはあるが、
できることなら効率よく自分の好みに合った本を選びたいものだ。
そこで去年見つけたのが
Twitterの
#名刺代わりの小説10選
というタグだ。
読書好きの方がプロフィールに固定するツイートなどでよく使用しているもので、
「このタグ+自分の好きな本のタイトル」でTwitter検索すれば、
自分の好きな本と同じ本を10選の中に選んでいる人の他の9選を見ることができる。
その9つの中に自分の好きなものといくつか被っているものがあれば、
それはもう、その人と本の好みが似ているということだ。
つまりその9つの中から、自分が読んだことのない作品を選んで読めば高確率で当たりを引けるというわけだ。
去年はこの作戦のおかげでわりといい本に出会えたので、
自分の好みに合った本をお探しの方はぜひ試してみてほしい。
そもそも自分の好みがわからない!
そもそも自分の好みがわからない!
という人は、まず好きなミュージシャン、芸人、漫画家なんでもいいので、
自分と感性が合う人がオススメする本を読んでみるのはどうだろう。
あとこの話を知り合いにしたところ、
読書感想文を書くときは「新潮文庫の100冊」から選んでいたという。
あー、そういえばそんなのあったなー。
大学生のころ帯についてる応募券を集めてパンダのキーホルダーとかもらったっけ。
なとど懐かしみながら調べてみると、
2021年版の100冊が紹介されていた。
恋愛ものからミステリーまでさまざまなカテゴリーからチョイスされていて、
プロの方がわかりやすく短評も書いてくれているので、
たしかにこれはオススメだ。
そしてその100冊の中になんと去年僕が読んだ本が3冊選ばれていた。
(「太陽の塔」、「何者」、「西の魔女が死んだ」)
これはいい本に巡り会えている証拠ではなかろうか。
と言っても100冊のうち読んだことあるのは3分の1程度。
本の世界はまだまだ広い。
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