オタクのモチベ

今年のライブは全て終わってしまいましたが、来て下さった方には感謝の一言に尽きます

先日、アイドルさんのライブに約1年ぶりに行って来たんですが、オタクの熱気が凄まじかったんですよ。ふとサークル時代の先輩のことを思い出したので

ある時先輩に「アイドル興味ない?」とライブのお誘いがあったのでお邪魔することに。聞くと、先輩はとあるメンバーのTO(トップオタ)であるとの事。最初は笑いながら見ていたけれど、次第に熱の入りように圧倒された

人生を賭けているなと感じた。先輩はすでに社会人でありながら、毎日の様に仕事終わりにライブハウスに通い、毎日の様にチェキを撮る。土日も当たり前のように参加する。ライブが終わればオタク仲間とグループの話で盛り上がる。

趣味とは違う、、そう感じさせる何か

僕が「大丈夫なんですか?」と色んなものを含めて聞くと、「好きだから。仕事も頑張れるし」とあっさり返してくる。

いつかは辞めてしまうかもしれないし、自分がその子の彼氏になれるわけでもないのにどうしてこんなに尽くせるのだろうと考えても分からない

何も知らない人から見れば、アイドルにハマってバカじゃないのかと言われたりもするのだろうけど、自分が大事にできる物を持っていた

生誕ライブがあれば、生誕委員としてケーキの準備や会場の準備や、あれこれとやり、終われば心の底から泣く。

でも寿命は確実なもので、その子も卒業することが決まった。

先輩はそれを聞いても落ち込んだりせず、最後の最後までTOとしての務めを果たし、メンバーの卒業と同時にオタクを辞めた。

「人生で彼女より好きな子は絶対にいないから」と

あれだけの時間とお金を費やして、色んなものを犠牲にしているはずなのに好きだからという理由だけでここまで出来るのかと。

先輩にとっては人生を費やすだけの存在であった事は明白で、その子にとってもTOの存在は大きな支えに違いない。というか、そうでなきゃ報われないな

今になって、自分にはそんな存在はいないなと悔しくなる

自分に人生を賭けてくれる人もいないし、人の人生を貰えるほどの人間でないことに。

色んな理由があれど、それだけの事をできるモチベーションが単純に「好きだから」と思ってもらえる人になりたい

会いに行ったアイドルさんはとってもキラキラしていて、本人もオタクもこのキラキラを求めて頑張ってると思うと、自分も早くキラキラを一緒に見たい



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