電子契約とユーザーコミュニティ
こんにちは&はじめまして。朝日インタラクティブ株式会社の雨森(あまもり)です。1月13日に俳優の小澤征悦さんがハンコ姿で登場するCMで全国的に有名になった(?)電子契約サービス「クラウドサイン」のユーザーコミュニティ「Re: Change」のオンライン新年会に参加してきました。その会で発表した当社での電子契約(と電子署名)の活用状況をまとめてみましたのでお付き合いください。
「Re: Change」参加から発表へ
「どんな方がいるのかな?」「クラウドサインのどんな使い方があるのかな?」と昨年9月のRe: Changeオープニングイベントに半ば興味本位で参加したところ、ほどなくランチ会のお誘いがあり(初回から本音トーク連発!とても楽しい)、slackの交流ワークスペースが開設され、運営のみなさんの熱心な呼びかけにあれよあれよと引き込まれてしまいました。昨年末には「新年会のお知らせ」があり、新年会の響きに誘われ参加申し込みをしたところ、いつの間にやら新年の抱負LT(ライトニングトーク)の発表者にエントリーする運びになりました。
新年の抱負は?
発表する事だけが決まってネタは後から考えるというアバウトな状況で「寅年だよな(私は未)」「運動しなくっちゃ」とどうでもいいことで頭をグルグルさせてひねり出した新年の抱負が「親会社(※)に電子契約を導入してもらう」でした。当社がクラウドサインを導入したのが2020年8月。その少し前に親会社の一部で利用が開始されていましたが、その後いわゆる横展開されている様子がなく気になっていました。当社が2021年の12カ月で扱った契約の方式のうちクラウドサインを含む電子契約は約94%で、約6%が紙による契約、その7割強が当社の親会社ならびにグループ企業と締結したものでした。つまり親会社とそのグループ企業が電子契約を導入することで、当社目線ながら、ほとんどの契約を電子契約に置きかえることができるということが見えてきました(実際には抱負を先に決めて検証したところこのような結論に至った)。
※朝日インタラクティブ株式会社は株式会社朝日新聞社の100%子会社
電子契約は浸透したか
次に社内の電子契約普及状況も調べてみました。多少のばらつきはあるものの、導入1年で全社に浸透していることが数値上も示されました。「経営」が約7%と少ないですが、こちらはこの4月から始めた取締役会議事録と商業登記に関する書類の電子化です。日頃顔を合わせることが少ない非常勤役員の押印を電子署名に置きかえたもので、十分な効果が得られました。一般的な契約書以外では、発注書、検収書、各種同意書、労働契約書、各種誓約書など、相手が法人、個人問わず、幅広く活用が進んでいます。これらの書類に関する正本作成、押印、印紙貼付、郵送などの事務作業が大幅に軽減されたのは当初の期待通りでした。
親会社「攻略」なるか
以上が発表の主だった内容ですが、お互いの発表を通じて、会社の規模や業種、取引先に応じて電子契約導入の難易度や課題の違いを知ることができました。やはり異業種交流はするものです。発表前は当社の実績をひっさげて力技で親会社を巻き込めるのではと簡単に考えていましたが、「難攻不落」の4文字がちらつき始めました。まぁやってみないと分からないということで、Re: Change参加のみなさんの熱量を推進力に、やれるところまでやってみようと思います。
次回はその経過報告でお会いしましょう(攻略できていたらほめてください)。
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