【日記】2019/7/24(水)

◆江戸はネットワーク、号をいくつも持っていた
◆50歳までは自分が何者か分からない
◆創造性の充足、人が生きるとは何なのか
◆心の疲れを回復させるには6時間以上の睡眠が必要

本「江戸はネットワーク(平凡社ライブラリー、田中優子)」で、江戸時代の文化人は、生涯に20や30を超える「号(称号の略。本名とは別に使用する名称)」を持ち、様々な顔でクリエイティブなことをしていた。つまり、「一貫した自己などない」という前提に立ち、華麗に自分を変化・進化させていた。

50歳までは自分が何者か分からないとのこと。50歳ってだいぶ年をとっているイメージで、50歳に自分が何者か分かったとしてもう遅いんじゃないかと思ったが、人生100年て考えたら50歳ってまだ半分なんだ。あと半分はありのままの自分で生きることができるかもしれないということだ。だったら焦らなくていいんだと肩の荷が下りた。今はやってみたいことを全部やって色々な経験をしようと思った。


「創造性の充足」。人は創造性を発揮しているときが一番楽しい。

私も最近つくづくそう思う。破壊や消費も、破壊や消費した状態を創造しているということなのだろう。美味しい物を食べているときは、幸福感や満足感を創造していると考えられる。だた、創造したときの状態がいつも同じではつまらない、飽きてしまう。稼いだらもっと稼ぎたくなるし、面白い映画を見たらさらに面白い映画を見たくなる。なので、創造性は常に変化させていきたい。

映画『ワンダフル・ライフ』も、書籍『友がみな我よりえらく見える日は』も、「人が“生きる”とは何なのか?」をしみじみと体感させてくれる作品

睡眠は序盤・中盤・終盤で機能が違う。序盤は寝はじめから3時間で脳の疲労を回復。中盤は3時間から6時間で体の疲労を回復。心の疲労は6時間目以降。だから睡眠は6時間以上とらないと、ストレスは全然回復できない。7時間は目安で、日中眠くならないぐらいの時間が一番いい。

また、起きているときより寝ているときのほうが脳は活発に動いていて、色々な情報を処理してくれるので、頭のいい順、クリエイティビティが高い順に並べると、一番は寝ているとき。特に寝初めの3時間は遠いところの記憶どうしを結び付けてくれて、これが定着するのが6時間目以降の睡眠。寝ているときが一番クリエイティブで、次がボーッと歩いてるときやシャワーしてるとき。

ボーッとしているとき、お酒を飲んでいるときは、「デフォルトモードネットワーク」が活性化する。理性が働いているとクリエイティブモードは落ちる。お酒を飲むと理性が落ちる、ロジックが落ちるので、結果クリエイティビティが上がる。

衝撃的でした。まず心の疲労ってあるんですね。心にも気を配ろう。そして寝ているときが一番クリエイティブなんて、今日から寝るときにどんなアイデアが出るのかわくわくしますね。

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