推しが売れるとちょっとだけ悲しくなる話
実力はあるが今まであまり世間に知られていなかった推しがふとしたきっかけで急に売れ始め、メディアに引っ張りだこになったり、いろいろな人に認知されるようになるとちょっと悲しい気持ちになるのはわたしだけだろうか。
高校生のときにどハマリしたアニメの中で、わたしが1番好きなキャラクターの声を担当していた津田健次郎さんを好きになってからもう10年以上たつ。声も姿もこんなにかっこいい人がこの世の中にいるなんて!!!というのが最初の印象だった。(わたしが知らないだけでそんな人はきっと他にもたくさんいるが)声優として活躍しつつ今では俳優としてドラマにもたくさん出演しているし、(元々舞台俳優でもある)バラエティ番組でも見かけることが多くなってきた。津田さんの姿をテレビで見るのはとても嬉しいはずなのに、なぜかちょっとだけ悲しい気持ちになる。ブレイクしたら天狗になってフライデーされて幻滅(既婚者なので)しちゃうんじゃないかとか、売れすぎて急に人格が変わってわたしが好きだったお茶目でたまに天然で穏やかな津田さんが消えてしまうんじゃないかとか。推しはもちろん売れてほしい。でも、人気になればなるほど、知名度が上がれば上がるほど、だんだん雲の上の存在になっていくような気がして勝手に寂しさを感じてしまう。ナレーションしていた朝ドラ、今更だけど見ておけばよかったなあ。
上田と女が吠える夜というバラエティ番組で以前、推し活を楽しむ女達の特集をしていた。『推しは押せるときに推せ』である。毎回男性芸能人をゲストに迎えてトークする番組で、来週のゲストがまさかの津田さん。そしてトークテーマが天邪鬼な人、らしい。タイムリーすぎる。何だかんだ言い訳して見ないのはもったいないぞというお告げだろうか。よし。推しは推せるときに推そう。来週が楽しみだ。