【初心者向け】8bit音楽の作り方【ファミコン/ゲームボーイ】

Xで紹介した手順を詳細に解説していきます。

まずはこの動画をご覧ください。

必要となる知識

  • ダイアトニックコードがある程度わかる

  • ボイシング、コードトーン、アルペジオがわかる

1.コード進行を決めてベタ打ちします

コード進行はなんでもいいです。ダイアトニックコードを使うと作りやすいです。ここでは4563進行を使っています。

ベースラインは1オクターブ下くらいで

2.ベースラインを動かしてみます(赤色)

コード進行が決まっているので、それを適当にアルペジオにするだけでいい感じになります。

3.メロディをつけてみます(青色)

基本、コード進行を定義したときに作った音は動かさなくてもいいです。
ベースラインが動いていないところでメロディを動かすようにすると良いです。逆に、ベースラインが動いているときはメロディはあまり動かなくても良いです。

メロディを作る段階で、2番目のコードのボイシングを変えています

4.ハモリパートを変えます(黄色)

メロディの時と同じく、出だしの音はコードトーンを保つことが大事だと個人的には思います。ただでさえ音数が少ないので、コード進行をわかりやすくしたほうが聞きやすいはず。
ハモリパートでは、メロディのフレーズを追いかけてみたり、3度下でハモってみたり、コードトーンをおかずとして入れてみたりすると、それっぽくなります。

5.ノイズ(リズム)を入れます(紫)

最初にリズムを刻んでおいても良いのですが、僕はわりと後でいれることが多い気がします。そこは自由です。
ノイズは主にハイハットやスネアとして入れてます。
キックは小さく刻まれている赤いノートがそれにあたります。

キックの音(ドゥン、ドゥンというバスドラムのような音)の原理

キックは、チップチューンの場合、矩形波(ピコー)や三角波(ポー)で作ることが多いと思います。急速にピッチを下げることによって、ドゥン・ドゥンといったドラムっぽい音になります。

ベースライン(赤)をよく見てください。キックのある箇所だけ、ベース音の出だしがわずかにズレています。これは、同時発音数が3音しかないのでベースラインの先端部分に無理やりキックを紛れ込ませるというテクニックです。これで音を増やさずにキックを足すことができますね!

最後に

いかがだったでしょうか。3音制限の作曲は、普通の作曲よりもクソ難しいので、挫けてしまっても全然仕方ないです。あなたの作曲技術が足りないのではありません。3音制限が悪いです。難しすぎるので、作曲が下手になったと感じて自分が嫌いになることもあります。僕は泣きながら作ってます。

今回紹介した内容や、チップチューンに関連する疑問点があれば、
https://x.com/amuru_chiptune  までDMなりリプライなりで質問してください。

それでは、良きピコピコライフを。



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