相撲部の私がアメリカへ行った理由。part.10
はい！あみたです！
ハワイから帰ってきてからも、イベントは続いていて、ベトナム人との交流会は、英語の交流会になったりと、形を変えながら続いていきました。そのイベントには、当時私の住んでいた、日大相撲部寮のある阿佐谷駅の地名をとり、『ASAGAYA NETWORK』という名前をつけました。そのTシャツを作ったのですが、私の卒業後はTシャツだけが部員に受け継がれていたそうです。
この頃には闇雲に無料のセミナーなどにも参加していました。日本経済新聞などにの掲載されているセミナーなどを見つけては、1人で乗り込みます。当時は相撲をしているだけのただの大学生だったので、大人たちの多いセミナーでは見向きもされませんでしたが。。。それでもセミナーに行っては人に話しかけまくり、名刺を渡しまくるということも繰り返していました。周りから見れば意識高い系の痛いデブだったかもしれません。。大人ばかりの場所に明らかに場違いな奴が飛び込むのは、中々勇気が必要だったので、いい経験にはなったはずです。
相撲の秋のシーズンもスタート。
大学４年の秋には、東日本リーグ戦、そしてインカレの個人戦に出場しました。東日本リーグ戦では、団体戦の3人目、115kg以下での出場でした。最後に交代になりましたが、チームとしてはこの大会では優勝。この2014年、私は宇佐大会、金沢大会、そして東日本リーグ戦と,３つの団体戦に出場したのですが、なんと全てで団体優勝する事ができていました。私が優勝に貢献したかと言われると、そんなことはないのですが、やはりとても嬉しかったのを覚えています。因みにこの年の日大相撲部は1年間で10大会ある全国大会の団体戦のうち、宇和島、宇佐、金沢、東日本リーグ戦、刈谷の5大会の団体戦で優勝しています。
そして大学最後のインカレ。
初日の個人戦だけの出場となりましたが、大学最後ということで気合も入っていました。結果の詳細はあまり覚えていないのですが、３か４回戦で、明治大学から大相撲に進み現在『元亀』の四股名で活躍中の武政くんに、変化気味の立ち合いから負けた記憶はあります。負けた時は悔しかったのもありますが、終わる時はこんなもんかと、案外あっさりした感情もありました。ただそれまで真剣に打ち込んできた相撲を、もうすることはないのかと思うとなんとも言えない寂しさも心の中にはありました。
次の日のインカレ団体戦は応援に回っていました。ただただ仲間の勝利を祈り、またサポートに徹していました。先ほど述べたようにインカレの前に既に5大会で優勝していたとはいえ、その年の団体戦は混戦模様で、蓋を開けてみないとわからないといった様子でした。日大相撲部は個々の力は高く、個人戦でも入賞は多いとはいえ、個人戦の優勝者はゼロ。2014年の大学相撲の個人戦では、御嶽海関こと大道くんと、北勝富士関こと中村くんが圧倒的リードといった状況。つまり圧倒的なポイントゲッターがいない中で、総合力で優勝を重ねていました。
日大の団体戦メンバーは、先鋒から、佐々木君(現在鳥取県庁)、木崎君(十両美ノ海)、沢田君(和歌山県庁)、岩崎君(十両翔猿)、坂元君(幕内大奄美)でした。そして控えにトゥルボルド君(十両水戸龍)、中島君(日大職員)という感じでした。中々強そうですよね。
予選は危なげなく突破、そして準々決勝も勝利し、次の準決勝は北勝富士と千代の海を擁する日体大との対戦でした。
結果は、、
なんと先鋒から３連敗し。あっさりと勝負は決まったのです。結局副将の岩崎君が勝利したのみで、１−４の負け。インカレは3位という結果に終わってしまいました。
敗因として思いつく事はたくさんあります。私も自分たちのチームの欠点に気づいていながら、それでもそれなりに結果も出ていたので見過ごしていました。もっとやっておけば、、そう思うこともなくはないですが、今言ってもしょうがない事。
ただまだチャンスのある学生たちは、その時できる事、やった方が良いと思った事、チームメイトに対して多少きついことでも言ったほうがいい事は、しっかりというようにして欲しいです。私はそのことに全て終わってから気づきました。
私はこの事を、その後の生活には活かすようにしています。つまりやらない後悔より、やった後悔という事。やらずに後悔する事は、どうしようもできない上に、心に残るので立ちが悪いのです。
こうして私の大学相撲は幕を閉じ、もうこれでマワシを巻くこともないだろう、当時はそう思っていました。
そしてこの頃には私の卒業後の選択肢は２つに絞られていました。長くなってしまったので、それはまた次回に。
あみた！
こちらもよろしくお願い致します
AMITA SUMO DOJO
Youtube
皆様のサポートは、今後の相撲活動に当てさせていただきます！