繰り返される軋轢

それが門口まできても
扉を開けてはいけない
ちょっと近くまで来たからなんて言われても
気を許してはいけない
ちょっと近くまで来ることはない
すっかりその気で来てるのだ
扉を開けてはいけない

それが電話をかけてきても
電話に出てはいけない
どうしてるかなと思ってとか言われても
気を許してはいけない
どうしてるかななんて思ったこともなくても言える
SNSならなおさらである
相手は許される前提で話している

昔軋轢した相手がいた
壱年半経って連絡をくれた
最初は相手が連絡をくれたことだけでうれしかったけど
だんだん思い出してしまった
私に△ねと言っていた人に、いの一番に同調して
何人にも何役にもなって風評を流した人だった
結婚も潰えこどもも婚家に置いて出て終わったのだった
そうなって初めて、自分のしたことに気づいたというのだ

なべて人はそんなものだ


それでも地球は回っている