ワディさんへのお礼作


※ ワディはあすから新社会人(再)なので、ちいと優先に書かせていただきます

エントリーXX1

→ みなさんは自分の精神年齢を何歳だと思ってますか
  僕はちゃんと一年に一歳分ぶん、精神的に成長してる気がしないです(^_^;)


『きみ待てども』(XX1へのお礼作)

形は大きくなってしまった大人から、現役のこどもらへの質問。
年齢が上がったら、自動的に大人になる訳ではないものね。
だからワディはその日、公園で、現役のこどもたちを待っていたの。
果たして今時のこどもたちの、精神年齢はどれほどのものだろう。
大滑り台のてっぺんで、ワディはいつまでもいつまでも待っていた。
でもこどもはたった一人も現れなかったの。
なぜって?
当時はコルローネっていう大病が、世界に蔓延しててね。
人々はそれを恐れておうちにひきこもっていたの。
公園なんかで遊ぶ子は、もう、ただの一人もいなかったのよ。

みんな俺より大人かぁ。

そうつぶやいて、ワディは滑り台をおりたの。
さあ。
どこへ行ったかは、誰も知らないわ。


エントリーA3


→ 本当はビビリのくせに変なとこ度胸ある娘
  ついこの間までよちよち歩きだったのに、今日公園に連れてったら一人ですべり台に登ってすべっておりてました

  本人から見ると山くらいの高さのはずなのに

  成長の速さにパパ困惑&はらはら

(動き出し期の大胆ってやつですね。覚えある。ムボーともいうw)


『あの日のちっちゃいちゃんはいま。』(A3へのお礼作)

パパもママももういない。
政府に処刑されてしまった。
2033年にできた、あの悪法のせいだ。
青少年を危険な魔の手から守るための緊急法令。
通称・顔出し禁止法。
どんな理由があっても、少年少女の顔を、スチールや動画にしてはならないのである。


家族が見るだけならいいでしょう?

的な曖昧な部分が一切そぎ落とされた緊急法令だったため、必要以上に運用が厳格化され、親という親が投獄されてしまった。
しかも私のパパ、ママは、人一倍私を愛していたため、写真も映像も人一倍多かった。
でもって見せしめ処刑されたのだ。

ところがところがところが。

皮肉なことに、写真や映像を録られまくったこどもほど、親に愛された記憶も持つので、芯が強くタフなのだ。
私たちは志願して、レジスタンスに加わり、自分らの自由を取り戻すために戦っている。
見ててねパパ、ママ!


それでも地球は回っている