228
228といえば
第228代ローマ教皇ウルバヌス7世。
シクストゥス5世の後継者として、スペイン系枢機卿達の後押しで1590年9月15日に教皇に選出されたのだけど、選出されて間もなくマラリアに罹患。
高齢だったことも災いして、二週間もたず病没。
教皇着座式も行われていないという。
在位同年9月15日~27日。
わずか十三日間という在位期間は、歴代教皇の中で最短だという。(※)
※実は…
公式でない教皇が一人、在位三日間らしい。
その人は、752年に在任予定だったステファヌス2世。
752年3月23日に教皇に選出されたが、その三日後に脳卒中で死亡。
教皇冠を受けることなく死亡したので、正式な歴代ローマ教皇リストからは除かれているのだそうだ。
なので「2世」という、名称の代を示す数が、欧米では付されていないそうで。
「教皇選出者ステファヌス」
もしくは括弧付きで
「2世」
と表記されるらしい。
しかも日本では、
ステファヌス2世
というので、以降数がずれる。
日本での
ステファヌス3世
は、
欧米では
ステファヌス3世
と表記されるか、
ステファヌス2世(3世)
という形での括弧付きになる。
世界バージョンが()内とは、かえってややこしい気もするよね……
それでも地球は回っている