その女性(ひと)の名は隅田和世

とのむらのりこさま

以前約束した、ソノムラリエコの件ですが、ちょっと込み入ってわかりにくいかも。
でも何とか説明してみましょう。



ソノムラリエコは私が友人と描いていた、交換漫画の登場人物だった



彼女との交換漫画の二作目で、一作目は、二人ともに大好きだった役者さんがほぼほぼ主役の特撮冒険物のパロディ。
自分の身代わり、アバターをチームに入れ、番組公式の紅一点を追い落とさんばかりに、大いに遊んだものでした。
それが中二。
中三になると、私はほぼほぼ人生初の彼氏ができ(たしかコイツが最初の彼のはず・・・)、彼女は彼女で西城秀樹に転びw、そうなると作品も変わってくるわけで・・・


スパイものにしよう。
秘密諜報員。
私の分身は超能力者のカップルで、彼女はあえてアバターを置かずに、木原敏江の漫画に出てきそうな美形科学者カップルと、謎の美青年を出しました。
初手からこんなふうですから、好きなキャラクターが変わるたびに登場キャラクターも増える。
自分のつくったキャラクターが勝手に動き出して話を進めたり。
そんな中で、ソノムラリエコも生まれてしまったのです。



ソノムラリエコの原型



隅田和世さんという女優さんでした。
人造人間キカイダーの続編である、キカイダー01(1973年・東映)という作品で、謎の少年アキラを守る謎の女性(謎だらけだw)・リエコを演じていた彼女は、24話で正体を明かして死んでしまいました。
超人気者になったわけでもない隅田さんですから、もう二度と出会えないだろうとあきらめていたのですが、ほとんど直後、光の戦士ダイヤモンド・アイという、レインボーマン的な作品(1974年・東宝。実際レインボーマンの、川内康範さんの原作作品でした)の後半に、悪の女幹部・蘭花という役で再びブラウン管に登場してくれたのです!

(そうなんです。この頃テレビはブラウン管入ってたんですよ!!)

悪のプリンセスであり、敵である主人公・雷光太郎に惹かれてしまう役。
リエコよりは大きな役になったのです。
でもそこまで。
古風な顔立ちの彼女は、その後時代劇作品のゲストをいくつか演って、業界を去ったのでした。



そんな彼女を作中に再現



最初は生身の女性として現れ、事件で命を落とすのですが、なぜか奇跡的に再登場、実は・・・みたいな展開となり、主人公の一人となった私の元カレモデルの男の子を守りまくってくれたのでした。


蘭花と名乗って現れた彼女の、本当の名がリエコ・ソノムラ。
かくして私はあなたのお名に、おおっとなった次第であります。
ちなみに私、自分にあたる女の子、なんだかめっちゃうざくなったので、早々に退場させてしまい、後でさらにちゃんと殺しました。
初手から自分のアバターを出さなかった友よ。
君が正解だったよ。

それでも地球は回っている