719

719といえば

アルベルト。
アルベルトは、アモール群の小惑星。

アモール群、またはアモール型小惑星とは、
地球近傍小惑星を分類したグループの一つ
で、このグループの代表的な小惑星

(1221) アモール

由来で

アモール群

と呼ばれているらしい。
アモールは1932年、ウジェーヌ・デルポルトによって発見されたが、アルベルトはバークレーと同じヨハン・パリサの発見。
ちなみに命名の“アルベルト”は、アルベルト・シュバイツアーとかからでなく、
発見者ヨハン・パリサの恩人で、八ヶ月前に死去したアルベルト・ザーロモン・フォン・ロートシルト(1844年 - 1911年)から命名されたのだそうだが、その後長期間、アルベルトは行方不明になっていたのだという。
2000年にスペースウォッチのプロジェクトで発見され、2000JW8という仮符号を付けられた天体がアルベルトと同定され、再発見されたのだという。

1991年に (878)ミルドレッドが再発見されて以降、アルベルトは、
小惑星番号を登録された小惑星の中で
最後の“迷子”小惑星だったそうだ。

アルベルトは地球の公転軌道に外接しているけれど、交差することはないのだという。
ただ多くのアモール群の小惑星の軌道は火星の軌道を横断している。
火星の衛星フォボスとダイモスは、

アモール群の小惑星が火星の重力に捉えられたもの

と考えられているらしい。
この群の最も有名な小惑星は(433)エロス。このエロスは宇宙探査機(NEARシューメーカー)が軌道を周回し、着陸した最初の小惑星。
(719)アルベルトは、(433)エロスに次いで二番目に発見されたものだという。

火星横断小惑星

の一つでもあるそうだ。

にしてもパリサはほんとにたくさんの小惑星を発見しているみたい。
1874年から1923年までの間に、なんと122個も発見してる。
一晩で小惑星を三つ新発見した日もあるという。
すごすぎ。


それでも地球は回っている