12月13日 聖ルチア祭

サンタランド


ピューロランドの準備に関わった数年後、北海道のサンタランドのストーリー盛りを頼まれた。
5人のサンタがいるテーマパーク。←その一人が聖ルチアだった。

いつ行っても何かもらえるランド

とか面白くない?
アイディアふんだんに出たけど、できること、できないこと、ストーリー盛り以降は現実が進めていく。
サンタランドは作られたのでしょうか。
しがない物書きはその後を存じません。
自分的にはルチアの為に創作したストーリーが一番気に入ってました。
美しい、楽しい人たちが抱えている悲しい過去……


12月13日 聖ルチア祭



眼・視覚障害者の守護聖女、「聖ルチア」の聖名祝日。
聖ルチアは下記のようなエピソードをもつため、眼・視覚障害者の守護聖女とされています。

ルチアは3世紀のイタリア・シチリアの貴族の娘。
彼女が聖アガタの墓前で祈りを捧げたことにより、母の病が全快。
その奇跡に報恩しようと終生貞潔を守り、神に仕えることを決意したが、彼女には異教徒の婚約者がいた。
彼女がキリスト教徒となったことに失意し、婚約者はルチアを国に密告。
改宗を拒んだルチアには、売春婦となる刑が言い渡された。←そんなのあるんだ!
ここでまた奇跡が起きる。
彼女の体はその場から動かなくなった。
そこで拷問として両目がえぐり出されたが、これまた奇跡で眼球ないのに見ることができたという……

奇跡に飾られてはいるけれど、ひどい話だよね。
男の論理に満ちている。

スウェーデンではクリスマスに、若い女性が「ルチアの花冠」を被ってパンとコーヒーを恵まれない人に配る風習があるのだそうよ。
スウェーデン以外の国でも、いろんな催しをするみたい。
スカンジナビアあたりのどの国でもルチアの祝祭はあって、12月13日に一家の最年長の少女が祝祭に参加するしきたりらしい。
少女は聖ルチアに扮してロウソクの冠を被り、ロウソクを手に持ち同じ扮装をした少女たちと一緒に行進する。
ロウソクは、生命を奪うことを拒む心の象徴。
少女たちはナポリ民謡「サンタルチア」~ ナポリの美しい港の情景を歌ったあの歌が、スカンディナヴィアの多くの国では“ルチアが闇の中から光と共に現れた”という内容に変わっているらしい~を歌いながら家々を回る。
スカンディナヴィア諸国それぞれの言語で歌われるサンタルチアのほか、行進ではクリスマス・キャロルや、ほかのルチアの歌も歌われるそうだ。
2000年には白人碧眼でないルチアも出、今は行列には少年もいるそう。
もちろん高校生あたりはバカ騒ぎの口実にも使っている。
まあ、日本よりはちょっと敬虔な、クリスマス風行事だね。

それでも地球は回っている