ティアーズとマムン/JャニーズとJ/そしてマスコミ/

今年も創作大賞、かすりもしなかったみたいだけど(苦笑)
今年のは、時代のテーゼを突きつけたつもりだった
ティアーズとJャニーズ、マムンとJ氏も微妙に違うだろうとおもう
でもっていま、私は困っている
レイン・悠斗(生き残った方)は相棒(故人。主として被害に遭っていた方)について、いまの社会状況の中では、世間に何をどう伝えたいだろうかって


悠斗は生きている
これからも生きて、食べていかなくてはならない
身も守らなくてはならないし、誰かが守ってくれるような場所も持ってない
そうなると、被害はなかったことにして、これからの日々も生きていくことになるのだろうか


対して、相棒はもうこの世にいない
辱められ続けてきた時間はとめどなく果てしなくあったけれど、いまや本人も加害者も故人だ
暴いたほうがいいのか
暴かないほうがいいのか
どうしたらいいのだろうか


マスコミは知りたいだろう(書く書かないは別として)
ファンは主として知りたくないだろう
憐憫も嫌悪も混乱も沸き返るだろう
それを故人は望むだろうか?


でも真実は『在る』(『在った』)・・・


そして彼の死にまつわる、もう一つの真実も、いつか暴かれてしまうかもしれない・・・・




いま作中では、

『何もされてない』自分たちだけでも生き残れないかと模索しているグループ

がいるが、それもどうやら難しそうだ
そしてマスコミはマスコミで、真実を伝えたい気持ちと、真実を嘲りたい気持ちに引き裂かれているんだろうと思う




スポットライトと周囲の闇の、コントラストはともすれば、失明すらも招くという
性被害を暴くか
殺人を暴くか
それともいっそもう何も
暴かないか???


故人はどうしたいだろう


そして悠斗


きみは


いったいどうするんだろう?





それでも地球は回っている