短編連作『倉』完UP終えまして。〔R18文含む〕
今回やっとオリジナル自作の中でもちょっと異質な?「短編連作 倉」を完UPし終えまして、ちょっと☕タイムしております。
ついては蛇足ではありますが、
この作品は何なのか
というお話を、茶菓子代わりにしたいと思います。
もともとの発想は
今まさにヤられそうになってる女の子
よりも、男が、
ヤられてる男の子に目を奪われたら
ここでした。
凌辱される男の子
というのが、私の長年の萌えポイントだったので(ごめんなさい(>_<))、
その一点突き詰めて走ったらどうなるか
走ってみたかったのです。
でもって走り抜けました。
バカの一念です。
なぜ麟と鈴、二人主人公がいるのか
私は
“無原罪”の主人公が悲惨な人生を歩む
という話を書きたかったので、その点で、麟には初手から瑕疵がありました。
秀臣への感情です。
だからそうしたもののない、全くノンケの男の子が必要だった。
そこで鈴のご生誕です。
そして始まる生々流転。
鈴は運命に流されていきます。
一つを闇を抜けると、
より深い闇が待ち受ける日々。
こんな作品が果たして必要なんでしょうか?
こんなことがもし現実に起きたら、耽美なんて言っていられませんし、実行されたら困ってしまいます。
でも耽美指向は自分の中に確実にあって…
書きたい気持ちが止められませんでした。
プロの編集の方々の意見では
「こんなに都合よく男色家に出会うのはよくない」
というのと、
「生理的に受け付けない」
というのが出色でした。
あと、恩人の、
「稚拙すぎる」
これもかなりきました(^_^;)
でも自分に正直にはなれたかなと。
そういう点では悔いはありません。
もし続きを書くとしたら
島井と本川の話かな、とも思います。
星田は根っからの?ワルですが、島井たちは島井たちで、いちおう被害者なんですよね。
大人のエゴに呑み込まれた被害者。
その辺、いつか書きたいです。