記事代を受け取れなかった場所に書いてしまったもの④


二千円に満たないお金は払いません

と、そのサイトにはありました

1900円まで積み立てたところで、仕事の依頼はなくなりました

値切られて値切られての1900円でした

時間があいて私はそこで使っていたIDも、パスワードも忘れてしまいました

滞留金どうしますか、という問い合わせがあって、私はもはやどれが私の記事かもわからない、と正直に伝えました

先方からきたのは、

対応がなされないので全部編集部預かりとします

というお返事でした

どこかで見かけたら

あ、これKAがギャラもらい損なったやつだ

と内心思ってください

取材までした大切な記事ですが

今更どうにもなりませんww


◇◇ 保護猫さんと里子さん ◇◇


全然知らなかったけど、保護猫さんも、里子さんも、厳しい審査のもとで先方に引き渡されているようです。

どんなコもみんな幸せだといいんですけどね…


◇ 保護猫さん


■ 友人のところのMちゃん

横浜市の動物愛護センターから来ました。
友人が引き取らなかったらどうなっていたのでしょうか。
あまり考えたくないですね。


○ もらいたい


決めたとき、家族はすぐにいただけるものと思っていたようです。
そこのセンターの目的は「人と動物が共に快適に暮らせる環境づくり」。
動物愛護の精神や適正飼育の啓発を行うことが大切なので、いきなりホイとはくれません。
教育とアンケートがあったそうです。
アンケートでは、身体不自由な子を引き取るか、成猫を引き取るか、等、明確な質問があり、友人家族も正直に、元気な小さな子がほしいと伝えました。
そしてやってきたのがMちゃんです。


○ Mちゃんの役割


友達のお宅は複雑です。
旦那さんはいい人だけど口が悪いです。
そんな“旦那さんストレス”を癒やし、自らも、こどもたちも一息つけるように、Mちゃんはやってきました。
Mちゃんの存在(効果)は絶大でした。
旦那様もこどもたちも、勿論友達自身もMちゃんの大ファンになりました。
家族の会話が滞っても、Mちゃんがいればもちます。
さしもの旦那さんもMちゃんには目尻やに下がりっぱなしです。
家族の会話、家族の融和、猫さんはすべての潤滑油です。


◇ 里子さん


■ 別の友人のところのTくんです

つやつやした黒は取り立てて何もしてないのだそうです。
Tくんは千葉の人が、里親募集をしていたのだそうで。
美しい黒と、足先の白足袋に一目惚れして、友人はもう熱烈にモーションかけました。
里親にも資格審査があり、家庭環境、家族状況等、厳しく審査されたそうです。
ようやく審査が通って、Tくんは友人宅の家族になりました。


○ Tくんの役割


この友人のお宅は、夫婦と男の子の一人っ子だそうです。
弟だよ、と紹介して育てたので“兄弟”仲はいいのですが、ときどき“兄”は“弟”をチクるそうです。


○ 「見たらわかる」


ある日、目隠しで息子さんに、Tズルームに連れていかれた友人が、開いた眼(まなこ)で見たものは、部屋一面に舞い散ったトイレットペーパーのなれの果て。
ひと巻きだけ室内に置いておいたのを、Tくんは見逃すことなく、芯になるまでほどいてくれたのでした。
もちろん友人のリアクションは「こら」でした。
「こらっ!」ですらなかったようで(大笑)。



■ まとめ


猫たちの暮らしは実に様々です。
引き取られる家族の資質を厳しく問われるコもいる一方で、恐ろしい思いをして死んでゆくコもいる。
そして私たちの願いは常に、猫たちが愛されて暮らすこと。
MちゃんやTくんのように、みんなが愛されていてほしい。
心から願ってやみません。

それでも地球は回っている