出会いから2年の備忘録

【9月1日】
この日付はアミの皆さんにとっては黄金マンネのセンイルですね。
私にとっては、可愛い可愛い黄金マンネのセンイルであるとともに、
可愛い可愛い、時に最近眉間のシワを深くさせる原因ーーー
我が息子の誕生日でもあります。

そして、我が息子の誕生日ー それすなわち私がBTSと出会った日でもあります。
なので毎年この日、ジョングクと息子の健やかなる成長を祈りつつ、
私はBTSと出会った人生について振り返っています。

いつの9月1日に出会ったのか。
まだたった2年しか経っていません。
なんだろうこの違和感。デビューから8年の歴史を3ヶ月ほどで詰め込んだ弊害なのか。

私がバンタンに出会った時、逆算すれば明らかだが、ダイナマイト勢どころかButterもPTDもすでに終わっておりました。笑
なんなら全部が出揃ったところで初めましてでした。

なぜ出会ったのかというと、
我が家系は「くだらないことほど全力で取り組む」ということをモットーに生活しておりまして、私と同じ血を引いた妹がいるわけなんですが、
息子のセンイル前日(ここポイント 前日)にこう連絡してきたんです
「息子のパーティ明日じゃん。あいつダイナマイト好きじゃん。踊ったらびっくりすると思わん?練習してみようよ。こっから自主練で明日昼に合わせよう」

気軽に前日声かけてきてダンサーか?とお思いになるかもしれないが、
我々姉妹はダンスなどやったことないし、授業にダンスがあった世代でもないし、
なんなら私の運動神経は底辺中の底辺だ。

あの頃子供達の間では永遠のヒット曲のようにダイナマイトがあった。
保育園でもYouTubeでも色々なところで使われていたから、私だって曲は知っていた。
でも、「誰が歌っているか」はよく知らなかったのである。

失礼を承知でいうと、「BTS」と「防弾少年団」はイコールではなかったし、「防弾少年団」は「女子十二楽坊」的な中国の音楽団体だと思っていた。
あの頃の自分に平手打ちである。
ゆえに、歩いていける距離で彼らがライブしていたことも知らなかったし、
ハイタッチでお見送りしてくれるライブがすぐそこで開催されていたことも知らなかった。ただただ無念である。
でも、あの頃の自分に防弾少年団がささったかどうかはわからないからこれでいいんだ。(言い聞かせ)

妹が練習せよと送ってきた動画は「簡単に踊れるダイナマイト」という趣向のキッズダンサーの講師の方っぽい人が作った動画だった。

そして当たり前だが練習しても全然踊れるようにならなかった。
すまん 息子。
一応披露してみたが、全然喜んでもいなかった。

あまりにも思うように踊れないので、「そういえば大元のご本人は一体どんな踊りを踊っているんだい」 ここで防弾少年団との出会いである。

・・・・良さがわからん 大体にして顔も区別つかん。何人いるんだ。

だがしかし、ひと足さきに彼らの判別に取り組んでいた妹からセンイルパーティの後「子供が寝たら来て」と呼び出されバンタン判別講習会が開催された。
しかし講師はいない。
妹、私、母、叔母。4人の素人で取り組んだ講習会はご想像の通り難航を極めた。

①手元のアイフォンでメンバー一覧を出す。

拾い画だけどこんな感じだったと思う

②MVを見る


いや、画像と同じ顔いない。
せめて立ち位置変えないで。衣装も変えないで。

いや、まずこのMVの中でさえ行方不明。
髪が青い人が多分RM それしか自信がない。
V、ジョングク、ジン この3人は同じ顔だ。
講習会は混乱を極めた。
今となっては爪見ただけでもシルエットみただけでもわかるのに。

韓国語の名前も覚えにくかったので日本の芸能人を当てこんで判別した。
(本当にスライディング土下座案件なんだけれどもこれがないと覚えられなかった)

ナムさんのことはミッツマングローブさんからいただいで「ミッツ」
ジンくんのことは佐藤勝利くんからいただいて「勝利」
ユンギさんのことは松田龍平さんからいただいて「松田」
ホビたんのことはピーターさんからいただいて「ピーター」
ジミンのことはブルゾンちえみさんからいただいて「ちえみ」
テテのことは片岡愛之助さんからいただいて「愛之助」
グクのことは高岡早紀さんからいただいて「高岡」

こうして名前の認識を家族内で統一して再びダイナマイトに挑んだ。
繰り返しダイナマイトを見続け大写しで映るたびに「愛之助!」「ピーター!」「ちえみ!」と呼びかけ我々はついに7人の判別に成功した。

ーに、見えた。

「他にはどんな歌歌ってんのかな」

ここでYouTubeのAIが腰をあげる。

「・・・・あなた、だれ?」


もはやメンバーの入れ替えがあったのかとさえ思った。
髪色も変わってもう意味がわからない。
数曲見てみたがナムさん以外を瞬時に判別するのは難しくジミンなんて本当に
どこに行っちゃったんだろう。。。

深夜に我々は項垂れて解散した。

だがここからバンタンコンテンツby ARMYの猛攻撃に合う。
皆さんが辿った道だ。
紹介動画からタリョラの翻訳、ケミの紹介。。。怒涛の供給。
我々家族はお互いに自主練を重ね、優良講座についてはすぐさまシェアした。

そして、衝撃的なこのMVに出会った

なんという気迫なんというかっこよさ 何回繰り返してみたかわからない

そして次がこちら

実はこの動画は保存し忘れて、その時はMMAとかMAMAとかそんな授賞式の存在も知らなかったし、そういう時に長尺のパフォーマンスをするということも知らなかったのでこの後しばらくこの動画を探していて、てっきりこんな規模のものはライブと決めつけていたので「BTS LIVE 太鼓」「BTS LIVE IDOL 中国っぽい」「ジミン 扇子」とかで一生懸命発掘作業をしていた。

そうして彼らのパフォーマンスのかっこよさとタリョラでみせるありのままの姿(知らんけどもな?)にどんどん引き込まれていったわけだが、
私がどっっぷりこの沼に身を鎮めるきっかけとなったのは、やっぱり
「花様年華」という「仕掛け」だと思う。

話は逸れるが、私は前職で、馴染みのある言い方をすると「アーティストメイド」のような仕事をしてた。製造メーカーのデザイナーだった。
その仕事の中で規模は違えど、アーティストでもアニメキャラクターでも声優さんでも「ご本人」よりも「その後ろにいる会社」がどんなふうに彼らを売り出すかということにどれだけ尽くしているか多少知っている。
「ご本人」の意思を尊重しつつ、シビアに数字や世間の流れコラボレーションの損得・・・そんなことを操っている。

小さな芸能事務所が、まさに下剋上のように企画力と本人たちの努力で今日を迎えている、その起爆剤となった花様年華というコンテンツ。
エモすぎる。吐きそう。

花様年華を解説するYouTubeを見漁り、考察HPをはしごし、
今なお明確な答えは出ていないことにまた膝から崩れ落ち・・・
家族の中で私だけが暑苦しい系ARMYに変貌していった。

そして、今はなきTwitterに足を踏み入れる。
そこからは皆さんご存知の通りだ。
ご存知ではない方も。。。あなたと一緒です。えぇ。

そして「韓国」と言う国が所持している沼の多さたるや。。。
もう見ないようにして歩くというレベル。
良いに決まってんだもん。
見ようと思った時には首までどろっどろに浸かる覚悟なんだもん。
バンタンの上澄をすくって早々にトゥバちゃんの沼を見つけてきた妹
バンタン沼の住人かと思って久々に声かけたらスジュ沼の住人だった友
光の速さで増えていくドラマコンテンツ

MOAもいいい
エルプも優しい(この体験はマジで貴重だったのでお暇つぶしの方はスジュとの、
いや、エルプとの出会いを綴った「初めてK-POP ライブに行った話」をご覧ください。)
パクソジュンもかっこいいしヒョンシクもいいしチチャンウクもいいしIUちゃんも可愛いしペク先生だっていい人だしヨンジちゃんの番組も面白いしもう助演のモデルさんの果てまで好きになっちゃってるし死ぬまでに消化し切れるかもこうなってくると怪しい。
でもこうやって知らなかったことを知ること、知ろうとも思ってなかったことを知ることって大人になればなるほど難しいし、愛情はやっぱり平和の原点だと思う。

防弾少年団が私の人生にもたらしてくれたもの。
ときめき?活力?生きがい?
まぁ、どれもそうだけど

でも一番は「友達」だと思う。
大人になってから友達ができることって本当に少ない。
つい先日もそんなツイを見かけた。
でもな〜できるんだよな〜できたんだよな〜大量に。

顔も知らない、住んでる場所も知らない、年齢もわからない。
でも実際の友達よりずっと深く慈しみあっている気がする。
遠くの親戚より近くの他人 とはよく言うが、
近くの知り合いより遠くのARMY である。

おかげさまで全国に友達ができて、旅行に行きたい街が増えたし、
災害があると心配だし、子供や夫の事情など知りうる範囲で「他人事じゃない」ことが本当に増えた。
これは生きていく上で本当にすごい変化だ。
韓国のアイドルを通して、いったこともない土地の水害に思いを馳せて募金する
そんな図式誰が想像するよ?って思うけど、
ARMYはずっとしてるんだよね。募金とかを彼らの名前でするとか
なーんにも知らなかった。
世界の片隅でそんなことをして世界をより良くしようと動いている人がいるってことすら知らなかった(もちろんアミだけじゃなくてね)

まさにペイフォワードだよね。
とにかく私にとってはここで出会ったアミ友のみんなの存在がありがたすぎるし、
老後も死ぬまで退屈しなさそうっていう目処が立っててそれだけで万々歳だし、
それって生きてく上で最も幸せなことだと思うし。

いったことない場所から特産物が届くようになったのもめちゃくちゃ楽しいし、
例えば東京ドームにたくさんの人が集まって「はい、ここで友達作ってね!」と言われてもこんな友達はできないわけで。

それくらい「何か同じものを好き」っていう信頼感、
すなわち防弾少年団への信頼感だよね それ
あの人たちを好きっていう感覚が同じなら大丈夫っていう前提
(最近それが怪しい界隈もあるみたいでただただ残念だけど)の元
顔も見えないあなたたちとここでこんな毎日を過ごせて
私は本当に自分の人生に満足しています。

と、いうただの備忘録でした。

2023年9月1日 
ジョングクと息子のセンイルを記念して。
誕生日おめでとう 二人とも幸せに大きくなってね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?