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あみおノートVol.4「雪と童心と気持ちの乱高下と現実」

関東首都圏でも降りましたね、雪!
昨日は思い切って長男次男を自宅保育することに決め、集合住宅の裏庭で雪遊びしました。一昨日の保育園の帰り道ですでに雪は積りはじめていて、長靴を履いて傘を差した長男と次男は寒いのなんてなんのその、にっこにこのサクサクルンルンで雪を踏みしめながら帰宅。その姿を見て私の中の童心が目を覚ましたのか、「あ~明日はもう休みにしちゃって遊んじゃおうかな」と思ったのだ。ここ数週間仕事や事務手続きに追われ、なんか長男次男と落ち着いて遊んであげられていない気がする…と思っていたのもお休みの理由の一つ。本当は漫画も描き進めたいけど急ぎの締め切りがある訳でもないし、明日には雪がなくなるかもしれないし…明日の自分にすべてをぶん投げて保育園に1日のお休みを申請した。(全然関係ないけどここ数年で我が家が通っている保育園では連絡帳はすべてアプリ経由になった。切り替えるにあたって先生方は大変だったに違いないが、お休み申請や諸々のコミュニケーションは格段に楽になった)

そんなこともあり子どもたちはいつもよりゆっくり起きて朝ごはんを食べ、ルンバを回す準備をして気合を入れて外に出た。三男は在宅勤務の夫と共にお留守番。スマホのベビーモニターアプリで様子はすぐに確認できるし、家の階段を下りてすぐのところなので何かあったらすぐに帰れば良い。砂場セットも忘れずに。私もすっかり雪で遊ぶモードなのでそこのところは抜かりない。役に立つこと間違いなしだ。余談だが私は雪遊びが好きだ。雪深いところでの生活を経験したことがないというのが大きいが、今回みたいにちょっと遊べるくらいの雪が降ると気持ちがそわそわして、彫刻みたいな雪だるまを作りたくなるのだ。まだ結婚もしていなかった頃に友人とスキーに行った時も、私はスキーにいい思い出がなかったから(痛いし怖いし)コテージに一人残ってみんながスキーしている間に大きなクジラを作って待っていたことがある。

そんなことを思い出しながら裏庭に出ると、恐らく同じ事を考えている親子が先に雪遊びをしていた。管理人さんも軽く雪掻きをしている。子どもたちは早速ショベルカーやダンプカーのおもちゃで雪を集め始めた。私も負けじと大きなバケツを使って雪を一か所に集めていく。「ママ、どうぞ!」子どもたちは手のひらにも満たないサイズの雪を何回も何回も運んでくれて一緒に山を大きくしていく。最終的に山は次男の背の高さと同じくらいになった。本当であれば雪玉を作ってコロコロ転がして大きな雪だるまにしたかったのだが、積もったのが数センチ程度だったので思うように大きくならなかったのと、中腰で転がすのがしんどかったのだ。「わあでっかーい!」子どもたちも嬉しそう。私も楽しい!

雪だるま、どんな顔にしようかと相談してみると「にんじんのお鼻にしよう!」と長男。残念ながらちょうどいい人参はなさそうだったので秋に拾ってあったどんぐりを使うことになった。大きい葉っぱを耳に見立て、手をくっつけてコップの帽子をかぶせて…大きな二足歩行ウサギの完成だ。急いで作った割になかなかいい感じ~!大雪が降るというニュースを見れば、電車が止まる、路面が凍結するなど心配事だらけだが雪遊びそのものは大人をも夢中にさせる何かがある。途中、長男が力強く目(どんぐり)を押し込んだことで頭が落ちるというアクシデントもあったけれど、どうにか満足のいく雪だるまを作ることが出来た。時間にして1時間くらいだろうか。かわいい写真も撮って、さ~楽しかったね!じゃあ寒いし家に帰ろうかと思った矢先…次男が葉っぱの耳のポジションを手直ししようとしたところ「落ちちゃうからダメだよ!」と長男。もうそこからが地獄だ。

叱られた次男は集合住宅全体に響き渡るくらいの大きな声でギャン泣きし、雪だるまを守りたい長男は必死だし、私は寒いから正直そろそろ帰りたい。何とか家に帰ってきたがちょうど三男を寝かしつけてくれていた夫に「しずかに」と言われたことで焼石に水の状態に。楽しかったと思った次の瞬間に子どもが大泣きしてグチャっとなるのはもうお約束の展開過ぎて…。結局次男の腹の虫の居所が悪かった原因は空腹にあったのでおやつをあげて暖かいお部屋でまったりタイム。このまったりタイムにたどり着くまでほんの15分とかなのだけど一生懸命大きな雪だるまを作った1時間よりもこの15分でどっと疲れるというのもあるあるなのです。

普段は家ではお昼寝をしない長男も今日はさすがに疲れたのか昼食後に自らお布団に入っていったので雪遊びのおかげで元気いっぱいの年子兄弟を抱えて自宅保育も何とか乗り越えられそう。(夫は会議があるので午後から出社)と思いきや…昼寝明けの次男の機嫌は最悪。遊び疲れた?寒くて昼寝からなかなか覚醒できなかったから?先に起きてクレヨンで絵を描いていた長男のやることなすことが全て気に入らなかったのか、目の前に次男分のクレヨン1セットあるのに「クレヨンない~」と泣き、次男リクエストの長男が描いたペンギンに対して「コレジャナイ~」と泣き、長男が一生懸命書いたクマを「コワイ~」と泣き…。長男は調子が良かったので次男に何とか合わせてくれようとしてくれたけど何をやっても巻き込み事故にあうっていう…。結局クレヨンで遊ぶのを切り上げ、もう一度布団にくるまり大好きな枕カバーをさわさわしてるうちに気持ちが回復したのかクレヨン遊びを終えた長男に合流し、ようやく我が家に平和が訪れたのでした。

そして私はというと…そんな長男次男の様子を眺めながら夕食を作っていると腰と腕に異変が…。しかも立っているのがしんどいぞ…?結局夕食を何とか作り終えみんなで食べた後、もう無理!心底立ちたくない!となったので色んなことを夫にお願いして早めの就寝となったのでした…。え~…!雪遊びをしたからってこんな風になる?30代半ば。さすがに体力がなさすぎでは。もしも雪遊びを楽しんだことでこうなったのだとしたら、いよいよ体質改善に力を入れなくては…。
久しぶりの雪遊びはとっても楽しかった。子どもたちと何も考えずにひたすら遊べたのが良かった。朝見たら雪だるまは昨日のうちにだいぶ溶けていたので、やっぱり雪遊びは昨日のうちにしておいて良かった。けれど同時に自分の体力低下を思い知らされたのでした。我ながら情けない結末だなあ。

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