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LitteratiJapanは3月末で休止させることに決めました。

みなさんこんばんは。
LitteratiJapan代表の二宮あみです。
突然のお知らせを失礼いたします。
そうなんです、現行の体制は一旦ストップさせることに決めました。

2020年、感染症が世界中で流行し出してからイベントが全くできなくなりました。
元々、LitteratiJapanではLitteratiを体験してもらう機会を創出するために「ゴミ拾い×〇〇」でイベントを作っていましたが、人を巻き込むとなるとやりたいこともできず。
まあこれは言い訳でしかないですね。

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ちゃんと本音を書きましょう。
世の中にゴミ拾いする人がとても増えていて、「Litteratiでやらなくてもいいじゃん!」と思ったのです。
近年。SDGsやサステイナブル、丁寧な暮らしを目指す人々が増えた&そういった暮らしを実践している人々がSNS(特にInstagram)で発信をするという流れがあります。LitteratiJapanとして”ごみ”に限った発信で流れを作るよりも、そういった”インフルエンサー”から影響を受ける人が増える方が遥かに社会的インパクトがあると思うのです。

LitteratiJapanを立ち上げたとき、私が目指していたのは「LitteratiJapanが必要のない社会」でした。LitteratiJapanの必要のない社会とはポイ捨てゴミのない世の中であると思っていましたが、そうではなかったのです。
ゴミをゴミ箱に捨てることはもちろん、ゴミを拾うことまで推奨してくれる人が何人も何人もいるのなら、我々は必要なかったのです。
というか、ゴミ拾いを主とするコミュニティもものすごく増えて、我々がイベントをしなくともどこかしらで誰かしらがイベントをやってくれているのです。

さて、ここまで書いていて、「なんかやさぐれたのかな?」と思いましたか?
そんなことないです。
私がLitterati Japanを通してステップアップした話を書きましょう。

Litteratiをしていく中で、ゴミ拾いはなんてめんどくさいし前に進まないんだ!!!!!!!!!!
と思っていました。
各地域に手続きをしたり、企業に協力を仰いだり、しかも一銭にもなりません。笑
一銭にもならないというのは嘘ですね。私たちの活動を応援したいと何社もの企業様が”お金”という形で協賛してくださいました。(本当にありがとうございました。おかげで身銭を切らずに、好き放題ゴミ拾いができました。)
でも利益にはならないから嘘じゃないか。

そう、ゴミ拾いイベントは持続可能ではないのです。
イベントとしてやる限り、これを生業にはできないのです。

そんな時に出会ったのが、”プロジェクトマナティ”でした。
マナティのPRをしてもしゃあないので、詳しくはHPをご覧ください。(https://www.manatii.org

まず、”会社”として仕事をすることがどれだけ社会的信用を生み出すのかを理解しました。
任意団体、学生という身分では会うことのなかったような大きな会社とも取引をしていますし、地域との信頼ベースの協力関係もたくさんできました。

さらに言うと、私がLitteratiJapanをどうにか収益化しようとして考えていた、”修学旅行生向けビーチクリーンワークショップ”をわずか2年で実施までこじつけたのです。
今も旅行会社からたくさんのオファーが来ます。(毎日のように電話が鳴るんです、ありがたいですね)

自分がディレクターを務める立場ではありますが、正直、めちゃくちゃに複雑な気持ちでした。
やりたかったこと、自分が挫折したことをすんなりと進められて実施までできた悔しさと、やりたかったことが本当にできてしまった喜びと、この仕組みをLitteratiでもできればよかったのにと言う反省と、これからたくさんの人をもっと巻き込んで発展していけるという希望と。
いろんな気持ちが混じりあって、達成感はありつつも心を整理整頓できなかったのです。

しかしながら、私はディレクター。
プロジェクトマナティは私と代表が二人三脚で進めています。もうこの流れに乗って、前に進むしか選択肢はないのです。と言うか、”プロジェクトマナティ”として進むことを、私は選択したのです。

ポイ捨てゴミ・海洋漂着ゴミ、ゴミをベースにした環境教育活動は今後も続けていきます。それと同時に、ゴミ拾いしやすい仕組みの普及も、もっと心地の良い生活ができるような商品開発も行っていきます。
私の生きるテーマ(一般的には志というのでしょうか)は、「自分と、地球に優しい選択肢・アクションを増やす」なので。

LitteratiJapanに関するすべてが大好きでした、本当に。
心の底から大好きな現行メンバーたちも、巣立っていった素敵なメンバーたちも、イベントに遊びに来てくれたみなさんも、陰ながら応援しているよといつも言ってくれた大人たちも。
全員に感謝の想いでいっぱいです。

そもそも、私がプロジェクトマナティ発案者&代表の金城由希乃さんに出会えたのはLitteratiJapanのおかげです。
環境大臣賞もいただいて、いろんな場所に呼ばれるようになって、ずっと目をかけてもらっていたのです。
それもこれも、LitteratiJapanとして一緒に活動したメンバーやいいねいいねと応援してくれた皆さんの力です。
全ての言葉と行動が、私を突き動かすエネルギーになっていたし、”進み続ける”を体現できたのだと思うのです。

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2017年春の夜、Litterati創設者JefのTEDトークを見て、衝撃を受けてベッドの上で飛び跳ねたのを覚えている。”自分がやる”と決めて本当によかった。何度も何度も綴りを間違えたけど、たくさんの人にLitteratiのことを伝えられて本当によかった。たくさんの素敵な仲間に出会えて本当によかった。

かけがえのない5年間を本当にありがとうございました。
あと少し、少しだけLitteratiJapanを見守っていてください。

2022年2月10日 LitteratiJapan代表 二宮あみ

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