いまの彼氏くんへ

かわいい とか
すきだよ

その言葉を言われたところで
またまた。と思っていた
可愛くはない、と自負してるし
そんな私をあなたが好きなわけがない
そう思いながら、笑ってた

わたしにプラスの言葉なんて似合わないって
褒められるのは苦手だった

でも、君に、そんなに何回も言われたら
さすがに信じたくなっちゃったよ。

こんなに心が暖かくて落ち着いてるのは
いつぶりだろう

ずっとこのままでいてほしいな
そんな君がとなりにいてくれたら

君と、初めて出会った時みたいな私にならなくても、生きていける気がする
あの時の私は...といっても先週までの、
ここ数ヶ月間の私
まいにちお酒、お酒、お酒、で体中にあざと切傷をつくりながら、大泣きしながら帰路につく私

朝まで飲んで、知らない人とはしゃぐ私
朝、二日酔いの頭で絶望感に満ちたまま帰る私

10杯飲んで、テキーラを飲んでも、
クラブに行って、音で世界をぼやかしても、
何人の人と、浅い人間関係を築いても。
私は何も満たされなかったから、
ずっとずっとやめられなかったのに

たったひとり、君が私を愛そうとしてくれたことで、世界がぐるっとかわった
もうなにも、暗い世界で枯渇しなくてもいい気持ちになってるよ

君に出会えたこと
君に今出会えたこと

私を救ってくれたこと
きみは私の命の恩人かもしれない

きみにこんな重いこと言えないので、
昨日は私、きみとの電話で、
今までで一番好きになった
とだけお伝えしました。

これからも、よろしくね
恥ずかしすぎて言えないから、ここに残しておくね。

私の欠点をたくさん知って、
もし、きみの気持ちが変わる日が来ても、
きみは私を救ってくれたひと。

#彼氏へ