紙切れ

保育園やクリニックやオフィスでいろんな子どもたちと関わってきた。いろんな子供が私の名前を書いてくれた。まだひらがなが書けないのに私に教わって書いてくれる子もいた。机の上を片付けていると時々彼らが書いてくれた名札のようなものが出てくる。本当に小さな紙切れだったりもする。彼らにとってはそれはただの紙切れじゃなくて自分が書いていたノートや紙の一部は彼らにとってただの紙切れじゃなくてとても大切な自分の一部だから。さっきもそれを見つけた。青い紙に「あみ」マジックで上手に書いてあった。身内が書いてくれたものが一番たくさんあるけどどれもこれも私にはつながっていて一つを見つければ別の子のを思い出しそこには障害や病気を抱えている子たちもいて彼らの本当に数少ないコミュニケーションの方法の一つだったりしてどうしようもなく泣けてしまうことがある。今がそうだった。涙が止まらないので書いてみた。