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21世紀の犬は、お犬様 #2

こんにちは。今日もワンコの話。

なんたって、いまは、格差社会。
犬の世界も、格差社会。
殺処分される野良犬や、放置されたネグレクトのワンコや公園の野犬。
一方で、毎週のように美容院にいき、外出をし、服を着て、愛してもらえるワンコ。

さて、
今回は、餌の話。

ブリーダーさんの仰せに従ったドッグフードをショップで購入して、ふやかして提供したものの、なかなか食べない。
ブリーダーさんに電話で聞くと、「この子は、食べるのが好きではないみたいで、ずっとおいておけば、気が向くとたべます」と返事をいただいた。
育児書ならぬ、犬の飼い方本には、『時間を決めて餌をやり、食べなかったり残したりしたものは、さっさと処分すること』と書いてある。
はてはて、と思いながらも、ブリーダーさんの言うとおり、食べない餌をおいて、仕事に出る。

動物病院のパピー教室で教わった、
「犬の胃袋の大きさは、頭の大きさと同じです。だから、小型犬は、餌の量を少なめに、一日2回与えます」
というとおりにしなければ、と焦るのだが、食べない。食べない。食べない。
パピー教室で、ご褒美にくださるフード一粒は、おいしそうに食べるのに。看護師さんが、ご褒美におやつはいけない、フードにするようにと釘を刺された。でも、そのフードを食べないのよね。
もしかして、病院のフードはおいしいのかもしれない。
早速、看護師さんが与えていた『動物病院取り扱い品』なるフードを買って帰った。

おお!食べた!ワンコが食べた!
しかも、完食。うれしくなった。今までのフードを少し混ぜて、与える。安心安心。
しかし、安心もつかの間。また、二ヶ月たつと食べない。

次に試したのは、病院にある違う会社の『動物病院取り扱い』のフード。こっちは、国産、無添加とある。
なるほど。今までのフードは、よく見ると添加物が入っている。保存料も入っている。pHまでコントールされているらしい。これならきっと食べるだろうと思い、購入。
はい。もって一ヶ月。このフードは粒が少し多くて、お気に召さないみたい。

そうこうするうちに、三日も絶食状態が続く。
これは、おかしい。もしかして病気なのではないか。きっとそうだ。消化器系がおかしいのか。スマホの犬の健康相談アプリ(時代が変わったねえ。)に打ち込んだら、『病院に連れて行きましょう』と表示。
お犬様の扱いに慣れてない私はあわてて獣医さんに駆け込む。

獣医さんは、体重を量って、「痩せてるね。でも、どこも悪くないようよ。試しに食べさせてみようか」といって、病院のドッグフードに缶詰のドッグフードをトッピングしたのを持ってきてくれた。
診察台の上で、いかにも体調悪そうに伏せてたワンコが、餌をみた途端、立ち上がって、尻尾フリフリ。
餌に飛びついて、お皿までなめなめ。なんなんだ!
お医者さんも、「食べるじゃない。心配ないよ。フードに飽きただけじゃないかな。こんな時は、ウェットフードを混ぜるといいよ」と言われる。
だけど、トリミングの方は、ウェットを食べると虫歯になるから、食べさせない方がいいといってた。しかし、背に腹は代えられぬ。
早速病院の缶詰フード購入。高いのね。これが。コスパ高過ぎ。
おかげで、しばらくは問題なく過ぎたけど、そのうち、ウェットだけ食べるようになった。

フィラリア検査に行った折、看護師さんにこのことを話すと、「病院のフードおいしくないものね。そりゃ、市販のフードの方がおいしい」と。

そこから、餌を求めてジプシー生活。

ネットでググった『プレミアムドッグフード』。
そこに書いてあるコメントがすごい。
フードをSSからEまでランクわけ。しかもEを与えると健康被害があると脅し言葉まで書いてある。
だけど、SSフードは高い。高すぎる。オーナーのふところ具合に合わない。
でも、SSなら食べてくれるか。悩みどころ。

結局、口コミ一番のフード市お試し品購入。

食べない。

口コミ二番のフードお試し品購入。

食べない。

口コミ三番のフードお試し品購入。

やっと食べた。 そこで定期購入。

何でも、プレミアムドッグフードは、ヒューマングレード。人間が食べても大丈夫と書いてある。これなら安心。
でも、ちょっと変だよね。
昭和のワンコは、味噌汁かけご飯、魚の骨。これって、人間の食べ残し。つまり、ヒューマングレードじゃん。
と思うのだが、本によると、人間の食べ物は味付けが濃いのでワンコの腎臓に負担がかかり、長生きしないとででいる。ほんまでっか。

いままで試したフード
10種類。

ああ、今度は福沢さんがピラピラ飛んでいく。


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