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暴太郎戦隊ドンブラザーズのソノニちゃんが好きというお話


わたしは仮面ライダー龍騎の神崎士郎が好きなのですが、えっ、そこから入るんだ?このタイトルで?
そうわたし仮面ライダー龍騎の神崎士郎が好きで、神崎士郎の事が知りたくて、神崎士郎の話をもっと聞きたくて、演じた人が1番神崎士郎の話をしているのでは!?と、当時のインタビュー雑誌を買って神崎士郎を演じた人のインタビュー記事を読み、神崎士郎からは到底想像つかないそのお茶目な可愛らしさだとか、独特の言葉選びのセンスだとか、その人のやさしさが滲み出るちょうどいい暖かさのエピソードだとか、柔らかい笑い顔だとか、そういうものでその人を好きになって、それからおなじくらいの熱量でだれかを好きになることのできないまんま、6年ぐらいこの所謂特撮と呼ばれる物語に手当り次第に手を出している。という前提で語らせていただきたいのですが、そう、わたし、6年ほど前に生まれて初めて演者さんをすきになり、そこからおなじ熱量ですきだと思えるひとに新たなに出会うことがなく、ただただ特撮の物語を楽しんでいた時に、1年前の5年目にして一等好きで嫌いで敬愛している脚本家、井上敏樹先生の新作、しかも丸々1年やる戦隊、暴太郎戦隊ドンブラザーズが発表され、泣くほど大喜びをし、本当にワクワクとしながら毎日新情報を楽しみに生きて、とうとう制作発表でメインキャラクター情報が解禁され、みんなが各々癖に刺さりそうなキャラクターにはしゃぐ中、わたしが真っ先に目をつけたのが、【ソノニちゃん】でした。

ソノニちゃん。

ソノニちゃんね。

ソノニ、名前がいいよな……。

これは志田こはくさんの名前を褒めた時の井上敏樹のマネなのですが、脳人で2番目だからソノニ。直球すぎるし、人外感があり、良すぎる。もうね、井上敏樹のこういうセンスがさあ、いい、いいんだよ。それから愛に興味がある、感情を知らないという人外設定、いい、良すぎ。
もつこの設定を見た時に、【見えた】もん。ソノニちゃんがドンブラザーズの誰かに恋をして、でもその恋叶わず、けれども愛とか恋とかずっと知りたかったそういう感情を生まれて初めて理解して、さみしさといとしさの中で命を落とす姿がーーーー というようなことを、わたしはドンブラザーズがはじまる前に散々ツイートしておりました。
そう、薄々気づいたかもしれませんが、わたしはこの時点で「ソノニちゃんが好き」なのではなくて、「井上敏樹のオンナが好き」なだけだったんですね。「すげえ好きな井上敏樹のオンナきた!!!!!!!!よっしゃ!!!!!!演者さんもすげえかわいい!!!!!!!!勝ち確!!!!!!!!!」みたいなテンションで、ソノニちゃんの【後ろ側】を一切わたしは見えていなかった。

ー彼女こそがわたしのファム・ファタールとも知らないでー

や、いや、演者さんかわいい!は思ってたんです、ずっと、初めて見た時から。でも、特撮に限らずこの世界にはかわいい女の子って、星の数ほど居るんですよ。
薔薇園の薔薇が何本あるかご存知ですか?わたしは把握していませんが、1本1本美しくて魅力的で、でもわたしはその1本1本の区別はパッとつかない。女の子ってそういうものだとわたしは長年思ってきて、でもちがう、と生まれて初めて気付かされたのが、【劇場版暴太郎戦隊ドンブラザーズ 新☆初恋ヒーロー】でした。

嫌だ、こんなこと新☆初恋ヒーローで気づきたくなかったーーーーーーーー

これが正直な本音でした。ほんと、あの、わたしは仮面ライダーリバイスのこともかなり好きで、まあこんな記事読みに来るひとはほぼご存知だと思いますが、仮面ライダーリバイスと暴太郎戦隊ドンブラザーズの映画はひとまとめに上映されており、ドンブラザーズの方が短いぐらい。
わたしは井上敏樹のことを本当に敬愛しておりますが、感想としては「井上敏樹の悪い癖全部でたなあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(だいすき)」でした。あと「これ、リバイス目当てで見に来てこれ見せられたリバイスのオタク、ほんまかわいそう。」っておもいました。ほんまかわいそう。
いや、細かい感想はこの記事の趣旨では無いので省くんですけど、結果的にどちらも好きでかなり面白く、語るべき箇所はかなりおおかったのですが、すみませんここで省くと言いながら実際リアルタイムで見終わった後のわたしのツイートはほぼ「ソノニちゃん、かわいかったなあ……」に9割支配されていました。
マジで、あの、映画の話しようとすると「ソノニちゃん、すごいかわいかった」「ソノニちゃん、キレイだった」「え?ソノニちゃん……え?ソノニちゃん……かわいかった、え?もしかして世界一美少女だったりしますか?」「いや本当にソノニちゃん可愛かったとしかツイート出来ない、ほかにもたくさん言いたいことあるのに」と、映画の余韻に浸れば浸るほど「ソノニちゃん、可愛かったなあ……」って気づいたらツイートしてて自分で自分が怖かったし、もしかして……とその日初めてフォローはしていたものの、そもそもアプリ自体を開くことが少ないインスタを開き、ソノニちゃん役の宮崎あみささんのインスタのホームに行き、
誇張表現抜きに全部見た。

世界一美少女がそこに居た。


先程も前述したが、わたしは特撮に限らずこの世界にはかわいい女の子って、星の数ほど居ることを知っているつもりだし
ひとりひとりか美しくて魅力的なことを知っているつもりだった。
けれども、銀幕に映る彼女の横顔が、正面から見た瞳が、瞳を縁取る睫毛が、細長い手足が、周りの共演者に囲まれると意外とちいさな背丈が、あんまりにも可愛らしく、そしてうつくしく、キレイで、わたしの星にはいままでたった一輪の妙齢の薔薇が咲いていたのだけど、ここにきてまたうら若く、瑞瑞しい、薔薇の花が突然咲いた。初めてそんなきもちになった。
世界には可愛い女の子なんてたくさんいるけれど、わたしが世界一可愛い女の子だとおもったのは、この子だから、世界でこの子がいっとう可愛い。
それから毎週日曜日日だけでなく、ほとんど毎日「宮崎あみささん今日も世界一美少女」という旨の内容のツイートするようになった。
脳人のアクスタを手に入れて、脳人のぬいぐるみを手に入れてからはもうすごい、どこに行くにも連れていき、家にいても普段パッケージからそのまま直食いしていた食べ物を丁寧にお皿に移し、一緒に写真を撮った。見るだけだったインスタも、いまはソノニちゃんのアクスタやぬいとの写真を投稿するアカウントもある。暴太郎戦隊ドンブラザーズが終わってからの3ヶ月間はほぼ毎日投稿している。というか、本編が終わってからの方が投稿している。
だって、わたしの世界では今日もソノニちゃんが、宮崎あみささんが世界一可愛いからだ。
暴太郎戦隊ドンブラザーズが終わってからも、ずっと彼女が、彼女たちが、わたしの世界一で一等かわいい女の子だ。
多分ずっとそうだ。
きっとそうであってほしい。

「女性は恋を知ると更に美しくなる」という、昔ながらのちんぷんかんぷんなセリフがあるが、ソノニちゃんはまさにその言葉がその通り当てはまって、恋を知り、益々キレイになって、益々、愛らしくなった。
この文章を書いている途中で、劇場版暴太郎戦隊ドンブラザーズVS機界戦隊ゼンカイジャーを観てきた。言いたいことは山ほどある。やっぱりここでも「井上敏樹の悪いとこ全部でたな……………………………………」と正直思ったぜ、ちくしょう。言いたいことは山ほどあるぜ、ちくしょう。
でもやっぱり、ソノニちゃんが、キレイだった。
銀幕に映る彼女は、キラキラと輝いて見えた。いや、実際そういう演出なんて、ないのだけど、わたしの網膜には彼女にフィルターが1枚重なっているように見えていて、ソノニちゃんの笑顔が映る度、「世界一美少女でかわいいな……」って思ったし、映画館からでて、1番にツイートしたことは、やっぱりそれだった。
ソノニちゃんの、横顔の、かしわもちのようにふんわりとした輪郭が愛らしくて、「一生だいすき」って直感的におもった。脳みそ痺れた。
でも、わたしのこの感情は一時的なものであり、これからの人生、もしかしたらもっと好きな女の子が現れるかもしれないし、これかもたくさんの女の子をかわいいと思うかもしれない。でも、わたしの世界でいま、やっぱりいちばんかわいい女の子は、ソノニちゃんで、宮崎あみささんで、このふたりはぜんぜんまったく違う女の子だから、わたしの「世界一かわいい女の子が座る玉座」にはあみささんとソノニちゃんがぎゅうぎゅうに並んで座っているかんじ。かわいいね。
世界中にかわいい女の子は溢れているけれども、それでもずっとソノニちゃんのことだけいちばん好きでいたい。
ソノニちゃんのことが好きだから、ずっと井上敏樹が憎かった。憎い。愛を知ったソノニちゃんがかわいいから、井上敏樹が憎い。恋をする前からソノニちゃんはずっとかわいかった。わたしは、ソノニちゃんが恋をする前から、ずっとソノニちゃんが世界一かわいいと知ってた。わたしは知ってたもん。
そう思う時点でもう、とっくにソノニちゃんはわたしのなかで「井上敏樹のオンナ」ではなくて、「ソノニちゃん」というキャラクターで、わたしにとって大切な女の子なのだ。ソノニちゃんがすきだ、これからもソノニちゃんがあの世界で幸せでいて欲しいとおもった。

わたしはこれからも宮崎あみささんのことが世界一かわいいと言うし、これから目まぐるしい活躍を見せる彼女のことをこれからも推していくし、できるかぎり応援していきたいとおもってる。あみささんを推してから既に100万回ぐらい「宮崎あみささんのファンで良かったな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」って心から思っていて、それがうれしい。
でもどっかでいつもわたしは、ソノニちゃんのことも想うだろう。
だって劇場版暴太郎戦隊ドンブラザーズVS機界戦隊ゼンカイジャーの、スクリーンに映るソノニちゃんの白い、柔らかな頬のラインが、とても愛らしかったから。すごく、かわいかったから。他にもたくさん、キレイだったから。

わたしはずっと、暴太郎戦隊ドンブラザーズのソノニちゃんのことがだいすき。

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