ピオフィオーレの晩鐘1926 ニコラルート感想
【ピオフィ無印のネタバレがあります】
ニコラの感想に入る前にとりあえず言わせてほしい。
ARIAシステムで前作のおいしいシーンの彼目線見られるの最高すぎませんか!!!??
ストーリーに絡まない部分だから入れなくてもいいはずなのにファンサがすごい。ありがとうございます…ありがとうございます…!!!
ここからストーリーの感想です↓
ニコラルートさあ、プロポーズから物語が始まるとか最初からクライマックスじゃん!!
しかもセリフが「僕のお嫁さんになってくれない?」とか…
かわいすぎか!!!
相変わらずズルイぞエロいぞニコラ・フランチェスカ!!!
ニコラはそこそこ本気なのにリリィは「はいはい」って流していて、ニコラの普段の言動の信頼のなさが見えて笑った。
前作から1年、マフィア排斥の動きが活発化し、ブルローネマフィアの権威は失われつつあった。
クールで強くてかっこよかったマフィアたちが時代遅れ扱いされ迫害されていくの、見てて辛いな…
レオが連行され、ダンテは冤罪で警察に拘束される。
ヴィスコンティは拠点が燃やされ、多くの構成員とオリヴァーを失う(これは楊の仕業)。
流石のギルバートも堪えていてかわいそうだった。
ニコラはギルバートを私邸に招き入れ「宿がわりに自由に使って構わない」と告げる。
この後、オルロックも招き入れていてニコラの世話焼きの一面が遺憾なく発揮されていた。
冷徹に見えて他人の痛みに寄り添う優しさもちゃんと持ち合わせてる。
ニコラの家族についてはまあ、思っていたとおりというか…薄々感じてたけど、お母さん毒親だったんだな…
そしてニコラは母似だわ。相手を追い詰めて望む言葉を引き出す手口がそっくり。
周囲に折檻の傷を隠していたり、母の死を招いたのは自分の失言のせいだと察していたりと、ニコラはその賢さ故に生きづらい人生を送っていたようだった。闇属性にもなるのも納得。
警察に拘束されたダンテを取り戻すためにニコラは暗躍する。州知事を暗殺させたり婦女子を拉致監禁して脅しをかけたり…相変わらず手段を選ばないねえ。
リリィとギルバートは「一人で抱えすぎるな、リリィを信じろ(意訳)」って言ってるけど、好きな女の子にマフィアとしての仕事ぶりを知られたくないと思うのは当然だよなあと思った。
7歳も年下の、マフィアとは無縁の生活をしてきたリリィに自分のえげつない所業見られたくないよね。
一年前は「僕のこと怖い男だと忘れないようにね」って釘を刺してたくせに、リリィのこと好きになりすぎて「ドン引きされたくない…嫌われたくない…」って怯えるニコラ・フランチェスカ、エモいぞ~~!
ニコラの頑張りの甲斐あってダンテは無事釈放される。
ダンテは留置場の中で「アイツら暴力の加減をしらねえ、ヤバい死ぬかもしれん…」って思ってたくせに、ニコラの前では「全然余裕だった、もっと遅くてもいいくらいだったぜ」などと言っていてこの強がりさんめ~~!!と思った。
■BAD
リリィは「ニコラの役にたちたい」とジリジリ手をこまねいていたが、ニコラは「リリィさえいれば他になにもいらない」と思っていた。
リリィはニコラを助けるためにここぞとばかりに身を呈して刺客に立ち向かうけど、その結果命を落とし、ニコラを苦しめてるんだよなぁ。
善意がすれ違ってるよこの二人…
前作で「独りよがりな善意で突っ走ってはいけません」ってのを学んだはずなのに…
リリィが死んだ後、ニコラは後追い自殺を仄めかしていて「やっぱり壊れてしまうのかニコラ…」と胸が傷んだ。
幸せの象徴であるはずの婚約指輪を握りしめ「棺の中の彼女に触れた時のように冷たかった」って形容してるの、辛すぎませんか…
ニコラは成熟した大人のように見えるけど、崩れた時の反動の大きさをみるに、めちゃくちゃ不安定な人なんだなあと改めて思った。
■TRUE
テオに「お前ら二人が好きあってるのは血の宿命のせいだ、恋愛感情で好きになったと勘違いすんな」と煽られ、動揺するニコラとリリィ。
ニコラは血の定めを念頭に「リリィを好きになるのはいけないことなのではないか」と感じてはいたらしい。
その上で「血や運命は関係ない、 知っていくなかでリリィを好きになったんだ、君を逃がさない」と強く言い切るニコラはこれまでで一番かっこよかった…!!
リリィに僕の汚いところをみてほしくない、嫌われたくない…と怯えるニコラ。対してリリィは「全部教えてくれなくてもいい、でも隠さなくていいんだって思ってほしい。大好きなニコラのことを少しでも支えたい」などと言っていて、「この子ニコラのことめちゃくちゃわかってる…」と泣きそうになった。
誰に嫌われたって構わないし、リリィに対しても家で待っていてくれればいい、僕の綺麗なとこだけ見ててほしいって思ってたニコラが「 信じてほしい、君のことを守って幸せにするから支えてください」と言っていてめちゃくちゃ胸が熱くなった。
二人で手を取り合って生きてくれ…
テオの死に際が悲しすぎた。
似てるなーとは思ってたけどリリィの血縁関係者(たぶん兄)らしい。
命を投げ出してまでリリィを守ろうとしたのに、他人のまま人生を終えるの切ないな…
ニコラがテオとの血縁のこと後々リリィに伝えるっぽいフラグはたててたけど、それはテオが知るよしがないからね…不憫だなあと思う。
ニコラはリリィに婚約指輪を渡す。
指輪を渡すときのセリフが「僕と一緒に罪を背負ってほしい」とは、ね…
「一緒に背負ってほしい」って言葉選びにリリィのこと愛でるだけでなく精神的な支柱として頼っていく、ってニコラの心づもりが見える気がする。
「これから僕がすることを受け入れられないかもしれないからまだ指にはめないで」って言うところにも彼なりの誠意が表れてるように感じた。
罪を背負う云々の話のあと遺跡に連れていかれ嫌な予感しかしないな…と思っていたけど、遺跡ごと聖遺物を燃やしはじめたのを見てあまりの豪胆さに笑ってしまった。
聖遺物、ファルツォーネの両方を守るためとはいえ、やることが過激だねぇ!!
逆風だろうが運命だろうがぶち破って、実力行使で望む未来を手にいれようとするのニコラらしいなあ~と思うと同時にエミリオは大丈夫か?息してるか?とも思った。
楊とニコラの戦いはニコラの知略が冴え渡っていてはちゃめちゃにかっこよかった。
銃をかまえるニコラの立ち絵めちゃくちゃ好きなんだ~!ここまでほとんど戦闘シーンなかったからテンションぶちあがりました!!!
しかしこの男、この最終局面で私の地雷を踏み抜いてくるのである。
「価値を失った街」を「六鳳会にくれてやればいい」とな…?
それリリィの前で言うことじゃなくない??
ブルローネはリリィのふるさとで、教会には家族もいるんだよ?
100年の恋もさめるレベルの失言じゃない…?
言葉の綾にしても結婚相手のふるさとを愚弄するような発言をする男、どうかと思いますよ私は…
リリィはいいのか?
エミリオもこの結末でいいのか?(2回目)
聖遺物守護の大義名分を失ったファルツオーネはニューヨークに拠点を移すことに。
ここで明かされたが、ファルツオーネは不動産業の斡旋を中心とした周旋業が主な収入源らしい。
…ニューヨークに移転したてのイタリア系マフィアって信頼して取引してもらえるのかな?そもそもファルツォーネは地域に根差した組織だって言ってた気が…
あと、1929年にウォール街から世界恐慌起こるけど大丈夫??ってめちゃくちゃ心配になりました。
ダンテも気になることを言ってた。
マフィアであることを辞められないだって?おいおいどの口がいってんだ無理すんなよ。ニコラが「解放してやりたい…」と思う程度には思い詰めてたくせに。
マフィアでありつづけるのは構成員のためっていうのが大きいんだろうと思うけど、地域が変われば事情も変わるだろうし別のかたちで組織を存続させる選択肢も探してみたら?と思った。
ストーリーの感想は以上です。
うまく文章に入れ込めなかったのでおいしいシーンの感想については箇条書きで叫ばせてほしい。
リリィを壁際に追い詰めネクタイを外させるニコラ・フランチェスカ
んんんんんんシチュエーションがえっちすぎる~~!!!!!
逃げ道を奪うのがうますぎるのよこの男…
愛をぶつけられたい願望が見え隠れしてるのはちゃめちゃに萌えるんだよなあ~~
君を助けるためなら、誰だろうと。何度だって、僕は殺すよ
愛が重い。しかも重いの無自覚で言ってるでしょこれ。ニコラ、ヤンデレの資質があるな…
リリィに「お兄ちゃん」って思われたくないニコラ・フランチェスカ
恋愛対象から外れたのでは?とか、歳の差がありすぎるのでは?とか気にしてるのかわいいね~!!
リリィとニコラのデートに平然と割り込んでくるギルバート・レッドフォード
前作に引き続きニコラのペースを乱し続けるこの男~~!あふれでるいい漢感がたまらなく好きだ!
リリィに初めてキスした後、自分の行為に動揺し屋敷をうろうろするニコラ・フランチェスカ
ARIAシステムのアレです!
めちゃくちゃ自己嫌悪に陥っててにやける~~!!
リリィのこと翻弄していたつもりがいつのまにか翻弄されてるんだもんなぁ~~
言葉も行動も制御できないくらい激重感情かかえちゃってさあ~!
利用価値があるから近づいたのにうっかり恋に落ちちゃうニコラ、迂闊でかわいいね…
思考放棄してからだにものを言わせるニコラ・フランチェスカ
「ニコラが何を抱えているのか知りたい、私も一緒に受け止めたい」と思うリリィに対して「今は話すより君に触れたい」って有耶無耶にしようとするニコラ・フランチェスカ!!やり口が汚いぞ!!
プロポーズを冗談と受けとめていたことをじりじり責めてくるニコラ・フランチェスカ
あれは9割方お前が悪い
でもこんないじわるな攻め方してくるニコラも好き!!
夜の聖堂で結婚式の予行練習をするふたり
身長差萌え!!!!清廉な雰囲気が好きだ~~(しかしBADエンドである)
以上です。
1926では前作で描ききれなかったニコラの内面がより深堀りされてて萌え散らかしちゃった。
めちゃくちゃ溺愛してくるの最高でしたね…
普段他人に本心を明かさない性質だからかな、リリィへの依存心が半端じゃない。
まだニコラしか攻略してないけど、一番ヤリ散らかしてる(言い方)のは恐らく彼だろうと確信をもっている。
僕を嫌わないで…って泣きついてきたり、お兄ちゃん呼ばわりされたくないって拗ねたり…
余裕がある男の余裕がない姿はさいっこーーにおいしかったです!!
思ったより戦闘シーンが少なかったので血を求めて次はオルロックにいく予定です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?