ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚 星川翡翠ルート感想

【ネタバレありです】
翡翠が一人目のプレイです!
一人目のプレイなので、共通ルートの感想もここで。

舞台は前作から一年後。 隠さんの事件後の世界線で選択したキャラクターとは恋人状態からのスタート。

隠さんの事件後ということは隼人の告白を経た時系列ってこと??

「好きです、ツグミさん」と「あのさぁ…」から始まるあのシーンを通った上で隼人を選らばなかった世界線があるってことですか!!??

隼人の精神大丈夫??ってめちゃめちゃ心配になりました。


ここから翡翠ルートの感想です。



日本人離れした容姿についてはある程度吹っ切れてるけど、性格が子どもっぽいことについてはまだ気にしているらしい。
ツグミの横にいて恥ずかしくない男になりたいんだって。

翡翠は他のルートだと年齢の割に大人っぽいんだけど、恋人になると子供っぽさマシマシなんだよなー。
恋人の前では自分を良く見せたくて、不甲斐なさに身を焦がす翡翠かわいいね…
男らしくなりたい気持ちはわかるけど隼人たちと同じところを目指さなくていいよ。
カワセミの郵便屋さんやカルメ焼きにときめく、そのままの君でいて…

夏祭りにて屋台のシーン。

ヒタキこわ…ツグミへの執着心やべえな…姉への敬愛ってレベルじゃない。こんな怖い子に目の敵にされる翡翠に同情するわ。

そしてハンスさん。
全プレイヤーが思ったことだろう。
ハンスさん絶対翡翠のお父さんじゃね?
髪と瞳の色翡翠と同じだしね。違ったら逆にびっくりだよね。

翡翠と過ごす夏祭りの夜、甘々で最高だった!
夜のシーンが…夜のシーンが無印より確実にグレードアップしとる!!
簪つけたままだから優しくしますね って言ってたけど次のスチルで微妙に髪型が乱れてるのえっちすぎませんか…?
まだ3話目なのにこんな甘々フルスロットルで大丈夫か…?興奮で不整脈になりそうだよ…?最後までもつのか私…

翌日には新キャラ登場。
雪加の声、色気があってめちゃくちゃ好きだなあ。声色は優しいけどどこか空虚な響きがあって。少年みと円熟さが同居してる感じもいい。

ツグミが雪加に食事誘われて累と翡翠がやきもきする構図面白すぎた。

ツグミが食事に誘われるの嫌だけど、雪加の容姿に自分の境遇を重ね合わせて強く出れない翡翠。優しいね。
その後きっちり累に説教されてて笑ったわ。累は監禁系男子で束縛強めだからああいう気軽に食事に誘ったりする輩は許しがたいんだろう。翡翠と塁、二人のタイプの違いが鮮明に現れてて面白いシーンだった。

前作では人を好きになることをあんなに嫌がってた翡翠が愛することを肯定的にとらえられるようになってる!
ツグミとの交際を経て成長してる翡翠っち偉いね…

と思ってたら成長したのは翡翠だけじゃなかった!
あのひねくれ昌吾が!翡翠に笑顔でお礼を言っている!!積極的に人の輪に加わろうとしてる!!

しかし圧倒的会話経験不足により話題に脈絡がない。
距離感の詰めかた下手くそか!かわいいなおい。

そんなこんなで翡翠と父親が再会。「保護者としての務めを果たしたい」とオランダ行きを提案され悩んでいたら、雪加が父親を盾に脅迫してきた。

せっかく再会した父親を人質にとられ憔悴する翡翠。 おろおろしてる翡翠かわいいな…

みんなに優しくされて嬉しくて泣いちゃう翡翠もかわいいな…連れて帰っていい?

翡翠にとって何がベストなのか悩むツグミ。翡翠が日本に留まるか、自分がオランダについていくか、離ればなれで待つか。
迷った結果、どの選択をしても翡翠か傷つくことがわかってるからと、あえてオランダ行きを薦めることに。翡翠のために自分が非情な鬼になると決めたツグミ。愛しかないじゃん…

今作は前作に増してキャラ同士の絡みが多い。互いの関係性が見えて妄想が捗る。

昌吾は翡翠に親近感持ってたんだなぁ。お菓子で心を解そうとするアプローチは間違ってないが、量が多すぎて全員困惑。孫をもてなすおばあちゃんか。

雉子谷は「親がろくでなしだったとしても子供は関係ない、好きに生ければいい」って言ってくれてグッときた。お前めっちゃいいやつやん。

というか鵜飼と雉子谷、前よりめちゃくちゃ打ち解けてるな!フランクな主従関係って互いのことわかりあってる感じがしてすごくい。次は昌吾ルートにしようかな…

あと滉の私服めちゃくちゃダサくなってるんですが!?
そのダンボールみたいな色の服なんなの?
どことなくボーイスカウトみがあって全然似合ってないよ… 前作の悪いバンドマンみたいな格好好きだったのに。戻して!!

父親の行方を探していると現れた雪加。ここで気づいたんだけど、雪加と翡翠ってすごく似てる。

中性的な容姿、綺麗な目の色 、線が細くて少女めいた体躯。ハーフで迫害された生い立ちも似てる。
雪加は翡翠のこと「化け物」「半端者」って貶してるけど、その言葉はそっくりそのまま雪加自身にも跳ね返って刺さってるんだよなぁ。切ない。

翡翠はオランダ行き引きとめて欲しかったんだね。ツグミに引きとめられることで愛されてる実感が欲しかったのだと。
こんな言いにくいことちゃんと伝える翡翠マジで偉いと思うわ。
ツグミのことも大切だけど自分の足で立って生きていける今のフクロウが好きで大事にしたいと思っているとのこと。
両親不在な上ハーフで苦労して生きてきた翡翠だけど、自分の居場所を見つけられたんだね。よかったね…

最後のバトルで雪加の目的が判明する。
同じような生い立ちなのに幸せそうな翡翠に嫉妬していた模様。翡翠に人を殺させて自分のところに引きずり下ろしたかったようだ。

雪加が炎に包まれるシーンは、翡翠が雪加の死を偽装し、殺しの連鎖から解き放ったってことでいいのかな?

 手記で雪加のナイフは人を殺すためのものじゃなくなった、ってあってじんときた。

翡翠は攻略キャラの中で一番年下で、弟キャラ的な位置づけでもあると思うんだけど、一方的に頼られるのではなく未熟な二人が一緒に成長するストーリーでとてもよかった。

本音をいうと、せっかく一年後という設定だから成長した翡翠も見てみたかったかな。前作の翡翠が好きな人への配慮もあるだろうし実装は難しいんだろうけど。
華奢な少年だったのが気づくと男になってるのめちゃめちゃ萌えるよね…

ストーリー中で塁くんが説明してくれてたけどクロユリの花言葉は「復讐」「呪い」「愛」。

クロユリ炎陽譚はそれぞれのキャラクターが背負ってきた運命の呪縛を恋を通して解きほぐす物語なのかもしれない。

雪加は明らかに翡翠を意識してデザインされた キャラクターだし、攻略キャラごとに対峙する相手も変わってくるのかな?
どんなストーリーが待ち受けているのか楽しみだ。

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