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正しさ

正しさは、人の数だけある。自分の正しさは、決して曲げなくていい。問題は、それを人に伝えるときだ。人の数だけある正しさの中で、自分の正しさが一番正しいと伝えるとき、人の口を借りてはいけない。もちろん、論文を書くなら引用は許されている。しかし引用に対して、必ずコメントしなければならない。引用した意見に賛成か反対か、どう思うのか書くときにだけ引用をしていい。全く自分の意見を言わないままに引用することは許されていない。だから、日々生きるときもそれを意識したほうがフェアでいられると思う。常にわたしを主語にして物を語りたい。わたしは、と話し始めたい。

正しいとは、客観的だという意味ではないのだ。主観的な正しさもある。主観的な正しさに、客観性を持たせようとするとき、意見はねじ曲がる。自分の考えは自分の考えのままでいい。自分の考えのまま、それが正しいことを伝えるんだよ。そのためにはたくさんの文字が必要だ。かなり面倒だし、傷ついたりもする。でも、逃げちゃいけない。逃げなかったら、本当の理解者がそこに現れる。

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