19年の短い人生でもこれからもたぶん1番の推しを語る回

こんにちは、あめです。

今回は沼鯖アドベントカレンダーの7日目を担当させていただきます。

初めて記事を書くということと、元々文才がないのでかなり駄文・長文になっています。特に笑わせられるような文章も書けないです。解読頑張ってください。

まずは軽く自己紹介します。
名前:あめ
年齢:19歳(来年20歳!)
学年:高専4年生
性格:軽い依存体質、ゴミネガティブ、どちらもだいぶマシになった

性格からわかる通り、めちゃくちゃ病みます。中学の時は半年に一回くらいの頻度で大泣きするほど病んだりしてたんですが、高専入ってから2か月に1回とか、1か月に1回とか、今年は就活の関係もあってもっと頻度が高くなったりしてます。
原因はなにかと言えばまあ人間関係だったり、勉強が難しくてついていけなくてしんどくなったりだとか、高専あるあるですね!
正直マジで死にたいと思うときもたくさんありました。(自殺未遂などはさすがにしてないレベルではありますが…。)

そんなわたしが未だに死にたいとは思うけど、生きる目標を見つけられた人生で初めての「推し」についてお話します。経緯からお話しするので少し長くなります。


母校からわたしの代で高専に入ったのはわたし一人でした。小学校から中学校に上がるときには小学校の同級生の8割くらいが一緒だったので寂しい思いはしませんでした。
とは言っても、入学前からTwitterで先輩や同級生になる人と絡みはあったり、寮生だったので寮生活で同じ学年の女子と打ち解けたりしてすぐにご飯を食べる友人ができました。

その友人のうち一人と、いわゆる親友というものになりました。(そうであったと信じたい)
詳しいことは省略するのですが、仲良くできていたのは半年だけでした。
向こうから避けられるようになりました。
依存体質でネガティブなわたし、病みます。たまに週末に寮に残ることがあったのですがその時に彼女とほかの友人が仲良く話している声が聞こえる、病みます。あまりにもしんどすぎて親に連絡して迎えにきてもらい、しばらく学校を休むことになりました。

実家では勉強はしていませんでした。正直何をしていたかそれほど覚えてないんですが、Twitterか推しにつながる検索をかけまくっていた気がします。

推しの存在は11月ごろにはもう知っていました。1年生の選択科目の音楽で、ビデオを見る時間がありました。わたしのTwitterを長く見ている人ならもうわかるかと思います。「オペラ座の怪人」です。
授業では「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」を観ました。オペラ座の怪人(ミュージカル版)についてのストーリーをざっくりと説明すると、1881年のパリ・オペラ座の地下に住み着いている「オペラ座の怪人」と呼ばれる、顔を半分仮面で隠した何者かが、オペラ座でコーラスガールをしているクリスティーヌに恋をして…といったものになります。ほんとざっくり。
詳しくはまあ検索していただければたくさん出ます。てか観てください。ネトフリに映画版ですがあるので、観てください。わたしの推しは出ないですけど素晴らしいので、観てください。

この「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」の怪人役でわたしの推しになる人こそが、Ramin Karimloo(ラミン・カリムルー)その人です。
それを観ていた当時はすぐに好き!とはならなかった(ストーリーの把握に忙しかった)のですが、「仮面から見える目が真ん丸で可愛いなあ」「歌声すごいなあ」といった感情?気持ち?感想?でした。
半分観終わったところで授業が終わったのですが、詳しくは言いませんが正直性癖にささりまくるストーリーでめちゃくちゃ好きだと思える作品だと感じられました。この時点でもまだ推しについてはよく調べていませんでした。
全部観終わったあとも検索に検索をかけまくって「素晴らしい作品だ…」と感動していました。

病んで実家に戻った所に戻ります。
実家でもオペラ座の怪人についての情報を仕入れるためにパソコンにかじりついていました。いろいろ調べていると、25周年記念公演のキャストについて話している記事が見つかりました。

「らみんかりむるー……ああ!目が真ん丸の主役の人!」

ここから沼におぼれていくスピードは尋常ではありませんでした。
ラミンについて調べるとyoutubeにいろいろとライブの映像などあがっており(たぶん違法な投稿もある😨)、ひたすらそれを聴いていました。

どれを聞いてもまあ~~~~~~~~~~~~~~歌声の素晴らしいこと素晴らしいこと。
Wikiによると正規の音楽教育を受けていないそうな。
また、出身がイランということもあり中東系のかっこいいおじ様。なのに目がたれ目で丸くてベビーフェイス気味。
体もがっつり鍛えていてえっちな肉体美をお持ちなだけではなく左腕にはびっしりとタトゥーの入ったアラフォーおじ様。

秒でファンになりました。
人生初の「推し」の誕生です。ありがとうございます。



ちょうどラミンにハマり始めたころ、わたしを避けていた友人から電話が。
避けていた理由(あまり詳しくは言ってくれなかった)や、前みたいには戻れないかもしれないけどまた仲良くしたいことなどを話してくれました。
その後、担任と話をして、授業日数がもう少し必要な科目や、テストの時だけ登校することになりました。登校時は授業以外は教室にはあまり行かず、別棟の小さな部屋でお昼ご飯を食べていました。その際には友人が来てくれ、少し話すこともできました。4年生になった今でも、前のようには戻れず、距離を取っていますがたまにお話しします。
単位は1科目だけ落としましたがあとはなんとかなりました。
寮は2年に上がる際に出ました。バス通学を始めました。


ここからは推しパートです。

ラミンについての説明を。
だいたいWikiからの引用です。
出身はイラン・テヘラン。現在の国籍はカナダ。住んでいる所はロンドン。
年齢は現在42歳。既婚者で子どもが二人。愛妻家でインスタでよくラブラブショットをあげている。
職業はミュージカルなどの舞台俳優や、たまにテレビドラマにも出演する俳優、ミュージシャン、シンガーソングライターなど。

ラミンが俳優になろうと決めた経緯についてお話しますが、激アツエピソードです。
彼が12歳の時に課題授業でコルム・ウィルキンソンというこれまた歌声の素晴らしいおじい様が主演の「オペラ座の怪人」を初めて観た。本当は行きたくなかったらしいのだが、物語や音楽に魅了され、俳優になることを決めたという。コルム・ウィルキンソンがロック・バンドをしていたと知るとバンドに参加し、歌を練習した。ここ単純さが可愛い。
時が経ち、無事に俳優としてデビューした。2014年、ラミンが「レ・ミゼラブル」カナダ公演に出演した際、一夜限りのチャリティー企画としてコルム・ウィルキンソンが司教役として特別に出演した。そこでラミンと「Bring Him Home」のデュエットを披露した。
俳優を志したきっかけになった公演の主演俳優と、時を超えて人気俳優となったラミンのデュエット…アツすぎて漫画の話かと思った。まじで。
ラミン本人もこのことについては今でも良い思い出になっているようで、たまにインスタグラムに当時の動画をあげています。

これ以外にも実はオペラ座の怪人25周年記念公演の最後、特別枠として歴代の怪人役数名と、初代クリスティーヌであるサラ・ブライトマンとの共演があった際にコルム・ウィルキンソンも出演していました。


ラミンの最大の魅力はやはり歌声。25周年記念公演のDVDを買い、数か月に1回のペースで観続けているのですが、クリスティーヌとのデュエットで、この作品のタイトルでもある「The Phantom of the Opera」や怪人のソロ曲「The Music of the Night」を聴くたびに毎回泣いてます。「The Phantom of the Opera」はクリスティーヌを地下に連れて行き、「The Music of the Night」は自分の音楽でクリスティーヌを優しく魅了する曲なんですが、どちらも声が良すぎて、「こんな美声でささやかれたらついて行っちゃうよ…」ってなる。
「The Music of the Night」は25周年記念公演のものが公式でyoutubeにあがってるのでもしよかったら聴いてください…。いやリンク貼るから聴け…。

'The Music of The Night' Ramin Karimloo | The Phantom of The Opera

ちなみにこのリンク先のチャンネルでたまに25周年記念公演のDVD版を期間限定で配信しています。残念ながら日本語字幕は無いのですが、Wikiなどでストーリーを読みながら観ていくとわかると思います。わたしが毎回Twitterでリンク貼って告知してるので興味と時間があるときに観て下さい。
ラミン本人のyoutubeチャンネルもあり、いろんな曲を弾き語りしているのでそっちも聴いてみてください。聴け。


そんなこんなで無事にわたしの「推し」となったラミンさん。親日でよく日本にライブやミュージカル公演で来たりします。仲のいい日本人俳優は城田優。日本に来るたびにツーショット撮ってインスタに投稿してる。目の保養すぎる。

わたしがラミンさんにハマって最初の来日公演は「エビータ」。これもオペラ座の怪人ミュージカル版を製作した方が曲を作りました。エビータのストーリー進行役であるチェ役でした。

この情報を見た時、行きたくて仕方ありませんでした。もちろん東京公演のみ。親にラミンが好きでこういう公演があるということも耳にタコができるほど話してました。連れて行って!と懇願すると、了承してくれ、母と二人で行くことになりました。

初めての生ラミンと生歌…興奮しすぎて寝れませんでした。
役柄、上はタンクトップ(たまに上着も着ていた)ということもあり、左腕のタトゥーや全身の筋肉が見える見える…。興奮した…。
母が取ってくれた席はなんと前から6列目!10メートル先に推しがいるんですよ…ふええ……。
ラミンさん、左手をよく動かす癖みたいなのがあるんです。
とあるシーンでちょうどわたしの目の前の位置にいて、タンクトップのみで横を向いていて、左腕のタトゥーと筋肉が見えて、左手の癖も見れるとかいう最高のシーンでした。一生瞼の裏に焼き付いていてほしい。
その公演も生歌が素晴らしすぎた;;

一生忘れられない初の生ラミンと生歌を終えた、次に参加して来日ライブ・公演は、翌年のソロコンサートでした。これも親には話していましたが、さすがに去年連れて行ってもらったからこれ以上わがままは言えないな、と今回はお願いしませんでした。
ある朝、わたしがバスを降りると母からLINEが…。
母「○○(わたしの名前)、ラミンのコンサート行きたい?」
わたし「そりゃまあ、行きたいよ」
母「めっちゃ行きたいってほどでもない?」
わたし「めっちゃ行きたいよ」

母「実はもう、コンサートのチケットとった」

?!?!??!???!?!!!?!???!?!!?!?!?!?!

ビビりすぎてその場で「は?!???!」って声出してしまった。
わたしは「行きた~い;;」とはいったけれど母にお願いする形ではなかったので本当に驚きました。

ということでまたまた母と二人で東京へ。
今回はCDも販売ということでもちろん購入しました。その際に抽選で50名限定でコンサート終了後にラミンとそのバンド仲間をお見送りできる券と直筆サイン色紙が当たるらしいので引いた。当たった。泣いた。

コンサートのセトリには大好きな「The Music of the Night」も入っていて歌ってる最中、感動しすぎてオタクぼろ泣きした。てかコンサート中ずっと泣いてた。
ラミンは英語圏にずっと住んで英語を使っていたためもちろん曲の合間の雑談などは英語。英語話せないけどリスニングだけは得意だからマジでよかった。海外から追っかけてきた方の愛のコールもおもしろかった。
ミュージカル界隈、それほど若い人が多いわけじゃないから治安が良いんですよ。わたしくらいの年齢の人もいるとは思うけどたぶんメインは30代~だと思う。基本的に舞台のネット配信がなく、現地に足を運ばなければならないという金がとにかくかかる趣味ですからね。学生にはなかなかつらいです。

コンサートが終わり、お見送りタイム。母は残念ながら同行者が当たってても一緒にいることもダメだったため別の場所で待機。
すぐそこにラミンがいる。写真OKで連写の音が鳴り響く。前のほうにいた小学生の女の子に気づいてラミンがツーショット撮ってた。くっっっっっっっそ羨ましすぎた。
この時に撮った写真は画質はあんまりだけどいい写真だったので1年以上経った今でもわたしのスマホのロック画面にしてます。

とにかく感動しまくったこのコンサート。1週間以上余韻に浸りまくってました。

今年の5月ごろにもオペラ座の怪人25周年記念公演のメインキャスト3人が来日してコンサートをする予定だったのですが例のウィルスによって中止…と思われたのですが、来年の5月に開催するとの情報が10月ごろに入ってきました。絶対行きます。就活とかほっといてガチで行きます。毎日サイトチェックしてチケットの販売開始待ってる。


さて、アホみたいに長くなりましたが、ここまで読んでくれたあなたはもうラミンについて調べるしかありませんね。おめでとう。これであなたもラミンファン。
わたしは定期的にTwitterでうるせえほどラミンの魅力やオペラ座の怪人について語ってるので興味を抱いてください。お願いします。徹底的に作品理解などのサポートをします。


わたしの将来の夢は、オペラ座の怪人50周年記念公演を現地で観ることと、ラミンが怪人役として出演する公演を現地で観ることです。
今の生きる目標です。
今でも死にたくなることはよくありますが、ラミンのおかげでもう少し生きようと思えています。
わりとマジでこれらの目標達成したらさっさと死にたいくらい。
50周年記念公演を見るならあと20年近く生きないといけないので、それまでは頑張って生きていこうと思います。


6000文字近くの長文となりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
ちょっとラミンについて知りたいなと思ったらDMでもなんでもください。

ばいばい✋